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【続編あり】話題の ChatLLM の誤送信、対策してみた🔸MacOS Chrome:Karabiner-Elements

🔹Karabiner-Elements で AI チャットの誤送信を防ぐ

Mac で AI チャットを使っていて、「あ!まだ書いてる途中なのに...」という経験ありませんか?特に日本語入力中の句読点で誤送信、困りますよね。

この記事では Karabiner-Elements(Macのキーボードをカスタマイズできるアプリ) を使って、この問題を解決する方法を紹介します。私もいま話題の ChatLLM とNotebookLMでの誤送信(予期せぬプロンプト送信)に悩まされていましたが、Claude と一緒に解決方法を見つけました。今回は、いま話題のChatLLM です。

注:これから説明する設定は、Google日本語入力では使えない可能性が高いです。(Apple標準IMEで検証

続編を公開しました。そちらがより汎用性があり、使いやすいかもしれません。Apple標準IME 限定 であることに変わりありませんが

汎用的であり実用的

ChatLLMの詳細はこの note がおすすめです!

よろしければお試しください。初月無料ですが、最初に2ヶ月目の分の10ドルが掛かります。(初月無料+2ヶ月目10ドル)


🔹この設定、こんな人におすすめ

  • すでに Karabiner-Elements を使っている Mac版 Chromeユーザー

  • AI チャットで日本語入力時の誤送信に困っている方

  • 特に ChatLLM や NotebookLM(次回) をよく使う方

🔹対象サービスと特徴

確認している誤送信の状況は以下

  • ChatLLM:誤送信しまくり

  • NotebookLM:もう好きにして😅

  • note:問題なし(デフォルトなら正常動作)

🔹設定ファイル

使うサービスによって、最適な設定が変わってきます。使い分けが必要になります。(ひとつの設定ファイルで切り替えたいと思いチャレンジしましたが、私の手には追えませんでした)

🔹note が中心(ChatLLM、NotebookLM等、ChatBOTは使わない)

note がメインなら設定は不要です(現状のまま)
以下が正常に動いているはずです。

  • 通常の改行

  • 行頭改行での新規ブロック作成

  • 日本語入力(変換)も問題なし

🔹ChatLLM で誤送信に悩む方へ
(汎用的でもあり、良くも悪しくもChromeの操作性に影響)

ChatLLM の誤送信を防ぐKarabiner-Elements の設定コードです。設定方法は後半で。

{
    "description": "Remap Enter to Newline in Chrome",
    "manipulators": [
        {
            "conditions": [
                {
                    "bundle_identifiers": [
                        "^com.google.Chrome"
                    ],
                    "type": "frontmost_application_if"
                }
            ],
            "from": { "key_code": "return_or_enter" },
            "to": [
                {
                    "key_code": "return_or_enter",
                    "modifiers": ["left_shift"]
                }
            ],
            "type": "basic"
        }
    ]
}

この設定の特徴:

  • ChatLLM での誤送信を防げます
    変換:space キー
    改行: enter キー
    送信:「shift  + enter」キー
    キーマッピングしている場合はこの限りではありません

すべてのEnterキー入力が Shift+Enter(改行)として扱われます。その結果、下記の不都合を確認しています。

  • noteでの新規ブロック作成ができない

  • NotebookLMでは送信ボタンのクリックが必要

  • Google日本語入力では使えない可能性が高い(Apple標準IMEで検証

しかし、NotebookLM に関して言えば、送信の手間は増えますが、誤送信は確実になくなります。

🔹他のサービスへの影響

この設定をしたら、普段使うサービスへの影響を確認しましょう。

  • ブログサービス

  • SNS投稿フォーム

  • チャットツール

  • その他テキスト入力するところ全般

設定ファイル(プロファイル)の使い分けは簡単ですが、必要な場合もあるということです。その頻度はお使いのサービスやアプリ(Chromeベース)によって変わります。

🔹すでに誤送信対策の拡張機能を使っている場合など

  • Karabiner-Elements の設定と競合する可能性があります

  • どちらかを無効にすることをおすすめします

  • キーマッピングされている方はバッティングを起こすかもしれません

🔹設定方法(続編記事あり)

1️⃣ Karabiner-Elements をインストール(まだの方)

2️⃣ 設定ファイルを作成

名前は日本語OKです

左のメニュー「Profile」から「Add new profile」を押して「Reneme」で名前をつけてください。まずは『デフォルト』のような名前で設定を何もしないプロファイルを作ってください。かんたんに最初の状態に戻れるようにするためです。

次に、本命の設定用プロファイルを作ります。ここでは 『ChatLLM (others)』にしました。あとで変更もできます(上図)

右上のSeveで閉じてください

3️⃣ そのプロファイルを選択した状態で左の上から3番目のメニュー「Complex Modifications」から、「Add your oen rule」を押してください。するとテキストエリアが現れます。そこに、このコード(最初のものと同じです)をそのまま、コピー&ペーストしてください。その状態が上の図です。

テキストエリアにサンプルコードなどが書かれている場合消してから貼り付けてください。(新しいルール作成時。既存ルールがある場合は、間違って編集していないか確認してください)

{
    "description": "Remap Enter to Newline in Chrome",
    "enabled": false,
    "manipulators": [
        {
            "conditions": [
                {
                    "bundle_identifiers": [
                        "^com.google.Chrome"
                    ],
                    "type": "frontmost_application_if"
                }
            ],
            "from": { "key_code": "return_or_enter" },
            "to": [
                {
                    "key_code": "return_or_enter",
                    "modifiers": ["left_shift"]
                }
            ],
            "type": "basic"
        }
    ]
}

4️⃣ そして、右上の「Save」ボタンを押すと保存されます。

念の為再起動

5️⃣ Karabiner-Elements はアプリの再起動なしで、すぐ反映されますが、最初だけ念の為、再起動してください。左のメニュー最下部からどうぞ。(上図)

設定は以上です。

6️⃣ MacOSのメニューバーにプロファイルの名前がありますから、それを ChatLLMを使う時は選んでください

ただし、note を書く時は新規エリアがエンターキー2度打ちでは作成されません。マウスクリックで対応するか、設定(Karabiner-Elements のプロファイル)を変えてください。おそらく設定変更がストレスがありません。

Karabiner-Elements のプロファイル変更はメニューバーから選ぶだけで即反映されます。いくつか(例えば次回の NotebookLM用)作っていてもそれほど手間はありません。

🔴 使用中に挙動がおかしくなった場合、Karabiner-Elements、Chromeの再起動を試してください。

🔹Claude と対話で作成

ノンプログラマーの私は、Claudeと(メッセージのリミットに2度遭遇しながら)この設定を作りました。

とくに苦労したのは、(次回のNotebookLMの設定も含みます)

  • 「。」「?」などの記号変換での誤送信対策(英語圏のピリオド処理の影響?対策は不完全に終わる)

  • 一括変換はOKなのに分割変換でトラブル

  • 途中で note の新規ブロック問題を発見

  • 英語モードで送信できない

  • テキストエリアに文字が残る問題

  • ChatLLM、NotebookLM、note を1つの設定でクリアしたい問題(これも無理でした)

🔹まとめ

この設定で AI チャットでの日本語入力がぐっと快適になりました。特に Karabiner-Elements をすでに使っている方なら、設定追加するだけで OK です。

サービスのアップデートで動作が変わることもあるので、時々確認することをおすすめします。

これで「あ!送信しちゃった...」が、ずいぶん減ると思います!

次回予告 NotebookLM編

次回は、NotebookLM編を予定しています。
続編をぜひお読みください。


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