サイボウズのUX/UIデザイン&リサーチコースの神インターンに参加しました。
キリンさんが好きです。でもキントーンはもっと好きです。
はい、というわけで表題の通りサイボウズのインターンに行ってまいりました。
なぜサイボウズのインターンを選んだのかというと、5月くらいに東京で働くエンジニアの先輩に「そろそろインターンしなきゃいけないなと思うのですが......」と相談したところ
こんな感じで「デザインに力を入れている、エンジニアの俺から見てよさげの企業🦄✨」を紹介してもらいました。他に企業を調べたり、同時期にvivivit、doda、ワンキャリ、linked in、wantedlyなどに一通り登録するなどしました。
関係ないんですけど本当に面接が怖くて。。。だめですね。。。
サイボウズの面接はめっちゃ噛んだことと、すごく話しやすかったことを覚えています。綱嶋さんはすごい。
なので、サイボウズのサマーインターンに受かったと通知がきた時はとても嬉しかったです。上京前に大阪の先輩に
「サイボウズ新卒マーケの方が副社長のTwitterアカウントをばえさせてフォロワーを増やしたやつみたいなのやってきて!!!」
と言われプレッシャーを感じていました。
その記事をみて「新卒が生意気!!!」とか言われない社風のようで素敵だなぁと思っていました。
🐡 🐠 🐟
企業選びで大切にしたことは、
・遠方でも面接ができたり、地理的ネックが配慮がされていること
・学ぶことが多いこと
・交通費と宿泊費、給料が出るとうれしい
で、特にサイボウズで魅力に感じたことは以下です。
①リサーチを重視したデザイン作成ができること
②エンジニアが多いのでエンジニアの実装しやすいデザインを学べること
③めっちゃ待遇が豪華
以下インターン内容とあわせてこまごま書いていきます。
🦄 🌈 🌤
①リサーチを重視したデザイン作成ができること
インターンの流れはこうでした。
DAY1 🦁お題提示/ターゲットにヒアリング
DAY2 🐼課題をあげ、解決アイデア出し/ペーパープロト作成
DAY3 🐶XDでプロトタイピング
DAY4 🐱発表用のパワーポイント作成
DAY5 🐑他コースとあわせて製作物発表会/懇親会
なんと準備が半分、製作が半分。
薄々リサーチ大事だなーとふんわり思っていたのですが、今回インターンに参加して、より大事なのだと認識を強めることができました。丁寧にヒアリングができれば、より解像度が高い答えが得られるので仮説が強まって、チームの進行方向もブレにくくなるからです。
画像は同じインターン生のいいちゃんのお描きになられた美麗な絵。めっちゃ可愛くないですか?わかります。twitterはこちらです。インスタも両方フォローお願いします🐤🐔
(あっ今回のインターン生は総勢19人で、デザインチームはメンターの社員さんお二人と、ちゃんゆきの名を司る私、つよつよデザイナーのたるたる、げきかわデザイナーのいいちゃんの5名班でした。たるたるも凄く作り込まれた製作をされるデザイナーで、知り合いの起業家がたるたるにジョインしてほしいと狙っていました。世界狭い。)
(インターン生の強そうな写真。)
(すごく笑顔。素で楽しかったです)
最初にあだ名を自己申告したのですが、そのおかげで緊張がとれるのも早かったと思います。
製作環境は
💻Macbook pro たしか8GBが貸与されます🍎
(会社では情報管理のために、USBや自前のPCが持ち込み不可でした。まぁそれはですよねって感じです)
🌴使用するプロトタイピングツールはXDです😆
⛱発表するパワポツールはMicrosoft powerpointでした👓
(きっと勧められはしないけどXDで製作してもいいかもしんない)
☎︎業務連絡は社内連絡ツールであるkintoneインターン版で行います📝
🙅♂️illustratorやphotoshopなどは入ってないので、画像加工/作成したいときは帰ってつくってairdropするとかしてました🙅
「えぇ!イラレないの!」とか思うかもですが、製作時間がわりとちょうど良すぎるので、果たしてAi使えるからといって作りきれるのかっていう……XD便利だし……
テーマは「サイボウズの開発本部で働く人たちが感動するkintoneポータルをつくろう」でした。
ここから、ユーザーのエンジニアさんにヒアリングし、課題として「ポータルに価値を感じられない」という課題がでたため、「行きたくなる心理的要因を加える」「機能的価値を加える」の二つに課題を細分化し、ここから個人で製作をしていく、という感じでした。ホワイトボードや付箋など、道具が豊富でした。チームワークを推している会社だけあって、チームで取り組む意識が強かったです。
所感では2日目、3日目が結構メンタル鍛えられました。なにが正解かわからないから自信も持てず案だけ増える…みたいな。でも王子さんやマックスさん方メンターさんも、デザイナーチームの方々も真剣に丁寧なフィードバックをくれるので、思考がこんがらがることはなく、やることはいつも明確でした。
リサーチャーの方々とランチで話していて面白かったことは、
「答えを求めてデータを調査しないほうがいい」
と言われたことでした。どちらかというと自分の考えや仮説をたてるタイミングで参考にするのにデータを用いるのが良いということで、確かにこじつけてしまいそうだなと思いました。
「ヒートマップとかは参考にするんですか?」と尋ねた時に「UX/UIデザインチームではあまり参考にならないからあまり見ないけど、マーケや製品サイトチームはみるかも」という返事を頂いたのは予想外で、ユーザーの実際の動きを大事にしておられるのかなと思いました。
(あと、noteとか読むのときかれたのですが、正直とても読みます・・・noteのデザイン記事とか自動で流してくれるslackbotの形で紐づけてたりするのでサイボウズデザイン&リサーチチームのnote楽しみにしています…)
🎃 🍄 🍅
②エンジニアが多いのでエンジニアの実装しやすいデザインを学べること
サイボウズはデザインコース以外の他のコースが全部技術系なのですね。
特にエンジニアの作りやすいデザインを学べる場所だと実感したのは、デザイン&リサーチチームの方々と話したこと、たるたるの"機能に着目したデザイン"をみて学ぶことがあったからです。
インターン2日目夕方に人事の方と「インターンの現実にギャップはないか」「辛いことはないか」などを話す面談の時間がありました。
私はエンジニアが作りやすいデザインをもっと詳しく知りたいと思い相談したところ、樋田さんとの面談をくんでいただけました。樋田さんは、kintoneのデザインを担当されているのでとってもすごい人です。面談中、メモの手が止まらなかったです。
面談前のデザイナーランチで、他の方に「エンジニアの実装しやすいデザインを知るには」を伺ったところ、「2つあり、1つはデザインシステムやスクラム開発などの開発手法を学ぶこと。もう1つはいろんなエンジニアがいるなかで、相手に合わせたコミュニケーションの仕方を学ぶこと。」という解を教えていただいていたので、そのことを踏まえて質問をしました。
まず、開発手法とデザイナーの立ち位置に関しては、小林さんにオススメされたのがこの樋田さんのnoteです。これ周りを調べると参考になるよと教えてもらいました。
樋田さんは、実際に製作しているデータを見せて色々お話してくれました。
デザインが得意な人と苦手な人でデザインを作る時に気を払う場所が違うということ。それを踏まえて、エンジニアが実装する際は、常にコーナーケースと言われる例外の条件を想定するため、長文の表示や検索不可能の際のエラー画像などは別画面でわけて作成すると作りやすいだろう、など。「どのパーツが共通か別かという指定も入れるといいし、パーツがつかいまわせたほうが嬉しいよね」といわれ、確かに以外の言葉がでませんでした🦀🦀
すごく参考になったのは色を選ぶ時のことです。
ユーザーはコントラストで大事なものを見つけるので、最初はコントラストで、密度で作り、後から色を選ぶとのことでした。
確かにを10回くらい言いました🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀
樋田さんが過去に作られた海外のサイトを例に、押せるボタンと認識されるカラーは人によるという話も面白かったです。色が持つ意味は国によって違うため配慮したり、PC版とスマホ版のカラーは統一するなどシステム面での配慮。そういった配色の勉強はこの本が良いと教えて頂けました。文字フォントの話ではオススメの書籍、フォントのトンマナを知るためにモリサワサイトを教えていただきました📕この夏の課題本です📚
「日本語と欧文を別フォントでミックスするときに注意していることはありますか」と尋ねた時に「日本語と欧文を別フォントで調整するのは結構上級者向けで、日本語は□に入る形なんだけど、英字は幅と高さがバラバラ(gとかyとか下にでるし、Aは△の形だし)で日本語と並べた時に欧文が小さく見えるから欧文書体だけを110%にしたりとかするよ。」と答えて頂いた時は確かにを超えた勉強になりました🦀🦀🦀🦀
樋田さんが勉強でよく見ておられるデザイナーさんは、ドット絵の可愛いusagimaruさんと学術寄りの知識が深い上野学さん。エンジニアの思考を学ぶのに良いプログラミング言語はjsとswiftで、特にswiftはUIを考える時に参考になるオブジェクト思考を理解しやすい言語だと教えていただきました。
あれ、なんだろうこのnote、樋田さんにインタビューしたnote感。タイトル変えようかな。面談の間「ははぁ……なるほど……うわぁ……」しか言ってなかった気がします。最近でた新しいツールDramaも早速触れてSNSでレビューとかしておられたので「ワァァ…(仕事と副業もしておられるのに時間配分がすごい)」という感じでした。樋田さんすごい。
面談システムはこうやって社員の方に真剣に質問できて勉強できるので、本当にいい機会でした。
ちなみにこの樋田さんのnoteですが、
いいねをつけたところ、たるたるに先を越されていました。くやしい。
🍕 🍹 🐳
③めっちゃ待遇が豪華
すっともどります。まず給与がめっちゃいいんですね…
twitterで軽くバズってたこれを見てもらえるとわかっていただけるのではないでしょうか。
(wantedlyお兄さん、noteに引用掲載の許可いただいた時に就活の応援もしてくれました心の深さマリアナ海溝🌊)
LINEにインターン行くエンジニアの先輩が「サイボウズ落ちた😭」と言っていたのでさぞかし倍率も高かったんだろうと思います。給与、宿泊費(しかも前後泊も加味)交通費が出る…だからそのぶん求めることもあると思いますし、学生であっても人に対してとても真剣に向き合ってくれる企業なのだと思いました。
🎅 🌲 🎁
うーん、あまり褒めるとなんか怪しいですよね。
でもなんか本当にdisるところ全然なかったです。
社員さんが遅くまで残業とかしてなくて、インターン生もはやく帰らせてくれるし。ファミリーデイっていう社員さんの家族がオフィスに遊びに来るモチベ上がるイベントもあるし。
あっこれ自慢なのですが女の子に手を振ってもらえました。へへへ。
強いて1つあげるとするなら、他コースの人との関わりかもしれません。いや懇親会がちゃんと用意されているので私が頑張れよで最適解なやつ🤔ついデザインコースの人と話しちゃって、あまり他のコースの人と話せなかったので、これが強いてあげるとかもしれません。いやでもこれは本当私が頑張れよで最適解🤔🤔🤔
エンジニアの人、技術の知識がないと話すことを気後れしてしまってダメですね。エンジニアって何話したら心開いてくれますかね。好きなラーメンの味とか聞けばいいのかな。
でも帰りしなのエレベーターでモバイルコースの方に話しかけて頂いて
👨「デザインコースのメンターさんいいっすね」
👨👩👧「そうですね、すごく優しくt」
👨「あ、というか、強そうで。」
👨👩👧「強そう???🤔たしかに??????🤔🤔🤔」
と思うなどしました。私も強さ求めていこうかな。
🍁 🌸 🌻
サイボウズのインターンは私服でとのことだったのですが、インターン生の私服は古今東西論議に上がり、毎度悩みます。
めちゃめちゃ良い例です。例えばこういうの。
私は(不安になるから)ぜってぇリンク開いてやらねぇと確固たる意思をもっていますが、企業と学生のマッチングを行う企業なら順当な悩みだと思います。(この広告が刺さる人は大体わかってるような気もします)
こういうのをよく目にするので、私も
「私服可って書いてあったけどどこまで大丈夫なんだろう・・・」
という安定な悩みに苛まれていました。
オフィスカジュアルなら大体大丈夫だとは思います。
しかし、私には着るべき服がありました。
それが
こちらです。
やばいですよね。マイナビも怒るんじゃないかな。
「インターン生がネタにはしったTシャツを着ていて対応に困った。いくら私服可能といっても限度がある。もう来ないで欲しい」(40歳男性 人事)
みたいなの書かれるんじゃないかな。
でもすごく大好きなシャツだし、露出が激しいわけでもないし、ITの会社に情弱くんシャツきて行きたいしと思って覚悟をもって着て行ったんです。もし注意されたら、頂いたサイボウズTシャツを鞄にいれてるから着替えたらいいやと思って。でもね、サイボウズのここがすごいなと思うのが
社員さんも同じTシャツをきていました。
まっっっっったく同じ。皆私服のオフィスでペアルック状態。
こんなことある??
めっっっっっっっちゃ嬉しくて、2ショット撮ってもらいました。
「この!作者さんの!シャツ!めっちゃ可愛いですよね!!!」
「そうですよね!!他のシリーズも持ってて!!」
とか話しました。同志に出会えた瞬間というやつです。
同志の社員さん、お元気でいらっしゃいますか。
ekotさんのシャツ、新作でましたね。
もう着ていらっしゃるのでしょうか。
成果物発表の日はkintoneで感想をスレッドに投稿したりするのですが、シャツのことにも言及いただいてとても嬉しかったです。あのスレッドみれないからスクショとっとけばよかったかなぁ🤔
しかもサイボウズ、最終日に表彰状といっぱいグッズをくれました。
表彰状は個別にぎっしりメッセージが書いてあって、素直に照れます。
(照れたので載せませんでした。)
グッズは
画面におさまらないっていう。
プレゼント量が誕生日の日のそれ。
サイボウズって商品販売の会社だったっぽいです。しってた🤔
今回のサマーインターンでもそうですが、就活をしていくうちに、自分の興味としてきたことが「企画・ビジネス」「デザイン」の二つの領域であることを知り、提案しやすい空気がある企業に惹かれていることがわかりました。就活は自分の価値が、とかを考えると非常に怖いですが、自身の将来を真剣に考えることができる機会なので大切にしたいです。。。
私はこの時期になってもデザイナーで頑張るのか企画で頑張りたいのか悩んでいるところがあって、たるたるさんやいいちゃんさんの姿勢をみてウワァァァと思うところもあったのですが、サイボウズにはいろんな経歴を持つ方々がおられて、様々な話を伺えて、すごく励みになりました。
とりあえず!UIデザイン!完コピ!練習!しなおします!!!
サイボウズサマーインターン!!とても勉強になりました!!!!!!
最高の機会を、ありがとうございました!!!!!!!!!!!!
(なんか最終回みたいな終わりになってしまいました。またポートフォリオ柴田塾に行かせてください…)