アイディア農場プロジェクト:AI時代に生きる(その1)
このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。
:::::::::::::::::::::::::::::
・AIは、命令されれば株式市況やスポーツ記事を書ける。しかし、人間から命令されずに『戦争と平和』の現代版を書くという気持ちにはならないのではないだろうか?
・AI時代で重要なのは「私が知りたいことは一体何なのだろうか?」「私がすべきことは一体何なのだろうか?」ということ。
これこそ知識の探求における、最も重要な課題である。そして、それは、その人がそれまで習得した知識と問題意識によって決定される。
・「何を知るべきかという方向を決めること」、これこそが最も重要な課題だ。これはAIによっては解決できない問題だ
・普通の人でも日常的な仕事にAIを使うことができるようになった。積極的に活用してAIを味方にしよう。
・単にコンピューターを用いているだけのものを「AIを用いたサービス」と言っていることがある。どんなデータを用いてどんな機械学習を行っているかを明らかにしていないAIサービスには、注意が必要だ。
・これまでも定量的な評価は行われてきた。AIがそれと違うのは、従来は活用されていなかったデータを用いて機械学習を行なっていること。
・多くの人は、AIというと万能のロボットを想像する。これは、映画やSFの影響であって、実際のAIは、すべてのことをできるわけではない。AIができることは、きわめて限定的。
・実際のAIは限定的なことしかできないので、「AIに何ができて、何ができないか」を知ることが重要。
・「データ駆動型」は、これまでの思考法からの基本的な転換。理論モデルでなく、データが優先する。
・データが経営者の誤りを指摘した時、経営者はそれを認められるか?これができなければ、「データ駆動型経営」はできない。
・機械学習といっても、コンピューターが自動的にさまざまな情報を取り入れて学習するわけではない。学習のやり方は、人間が事細かに決める必要がある。
・集まってきたデータをそのまま活用できるわけではない。データサイエンティストの主要な仕事は、このデータを機械学習に使えるよう処理すること。それは、職人的な「アート」だ。
・「ニューラルネットワーク」の問題点は、なぜ最適解が正解なのかを、人間が理解できないこと。
・コンピュータは、自然言語や図形を認識すること(パタン認識)が苦手だった。これは夢の技術だったが、AIのディープラーニングで可能になってきた。
・パタン認識技術の急速な進歩で、自動車の自動運転が可能になる。
タクシー、トラック、バスが自動運転されるようになれば、社会は大きく変わる。
・AIによって音声入力が可能になったので、人間とコンピューターの距離が縮まった。
・コンピュータによる自然言語や図形の認識を活用して仕事をどれだけ効率化できるかが、これからの企業にとって重要な課題。
・音声入力の最大の利点は、メモを取るのが簡単になったこと。紙に書いたメモは必ず紛失するが、スマートフォンに残したメモは紛失しない。
・音声入力を用いて考えを文字に表わしてしてみると、明確に把握することができる。頭の中にあるだけのアイデアは、発展しない。
・検索が難しいのは、検索すべき対象の名前が分からないこと。AIによるセマンティック検索は、この点を克服してくれる。