ハバロフスクの表と裏の隔絶
シベリア鉄道の終点ハバロフスク中央駅は、壮大な建物だ。しかし、一歩裏に回ると、まるで発展途上国。舗装されていない道路は水溜まりだらけで、掘っ立て小屋のような家もある。壮大な駅舎の裏側がすぐ近くに見え、異次元の風景だ。実際の旅行では、ハバロフスクまで行ったとしても、駅の裏側までは行けないだろう。
1.シベリア鉄道ハバロフスク駅
https://www.google.co.jp/maps/@48.4954948,135.0720367,1453m/data=!3m1!1e3?hl=ja
ここをクリックすると、中央に見えるのはハバロフスク駅。
下に何枚か付近の写真がある。
これを見ても分かるように、堂々たる駅だ。
これはストリートヴューになっているので、進んだり見回したりすることができる(写真左下の丸い矢印は、ストリートヴューであることを示す)。
地図の画面で右側に表示されている人型マークをクリックすると、青で表示されるのが、ストリートヴューを見られる道。
これは、街の中心にあるレーニン広場。ここに立って見渡してみると、立派な建物があって、堂々たる街並み。
3.バラックのような家が並んでいる!
ところが、このストリートヴュー。
https://www.google.co.jp/maps/@48.498137,135.0741196,3a,75y,229.09h,73.26t/data=!3m4!1e1!3m2!1sLmsTwdM-YNoGQ5EfMTgeSQ!2e0?hl=ja
これは、駅のすぐ北の「ウフトムスコヴォ通り」だ。1の堂々たる前面との何たる違い!よく見ると、遠くに先ほどの緑色の屋根の駅舎が見える。
後ろを振り向いて見ると、泥道に面してバラックのような家が並んでいる。あたりを動いて見ることができるが、すべてバラックとゴミ、泥道と水たまり!
ロシアの表裏の格差の激しさに言葉を失う。ハバロフスクに旅行したことがある人も、こんな風景までは見なかったに違いない。
実は、ロシアの都市は、町はずれにいくと、どこもこんな調子なのだ。ロシアは低開発国。よくもこんなストリートヴューを放置しているものだ。
以上のほか、ハバロフスクからM58でシベリア横断の旅。ムルマンスク軍港での軍艦や原子力潜水艦。クレムリン宮殿やサンクトペテルブルク、地獄の町プリチャピ、マグニトゴルスク、マガダンなどなど、興味津々シベリアの旅をグーグルマップで楽しむことができます。