考えの断片をどう処理するか?
難しいのは、考えの断片をどう処理するかです。
◇ 「たね」=考えの断片
考えの断片とは、短ければ150字程度のもの。 場合によってはもっと長くなることもあるでしょう。
考えの断片を失わず、関連のあるものを関連付け、そしてひとまとまりの論考に仕上げていく作業が必要です。
そのために次のようにします
考え付いたら、とにかくGoogleドキュメントを開いて、記入します。
そのファイルに、次のようなキーワードを入れておきます。
・あああ
・たねたねたね
・内容示すキーワード。例えば、「ビックデータ」
検索する場合には、これらのキーワードのand検索をします。「たねたねたね」と入力するのが面倒であれば、「たね」だけでも十分な場合が多いでしょう。
◇ 「作物」=まとまった論考
これらいくつかの断片を関連付け、まとめ上げて、一つの論考を作ります。こうしてできあがった1500字ー3000字程度のものには、次のキーワード入れておきます。
・あああ
・作物作物作物
・内容示すキーワード。例えば、「ビックデータ」
種から作物ができたわけで、これが、「アイディア農業プロジェクト」で行なおうとしたことです。これまでは、ツイートをまとめることによってこれを行おうとしたのですが、その方式を転換し、Googleドキュメントを用いる方式に転換したことで、機能するようになりました。
工場の中に農場があるというのは奇妙な感じもしますが、最先端の植物工場は、農場であり同時に工場でもあります。それと同じことです。
◇ 多すぎるファイルを心配する必要はない
このような処理をすることに多くの人が抵抗を感じるのは、あまりに大量のファイルができてしまって、不都合が生じるのではないか?容量が一杯になってしまうのではないか?あるいは、検索をする場合に遅くなってしまうのではないか?などということでしょう。
しかし、これは従来のデータシステムを使っていたときに生じる問題であって、いまやこうしたことに思い悩む必要はありません。
まず容量についていえば、ここで作っているのはテキストファイルなので、全体の容量からいえば、全く無視できるものです。
そして、検索はクラウドで行っているため、ファイルの数がいくら多くなったところで影響を受けません。
このことを実感するためには、Gmailの送受信記録を検索してみれば良いでしょう。Gmailを数年使っていれば、膨大な数の情報が格納されています。しかし、そこから検索するのは一瞬でできます。
Googleドキュメントについても同じことで、Google driveの中で同じように処理されているのですから、同じことになります。
「情報量が多くなったら大変だ。処理しにくくなる」というのは、古い考えです。この考えから脱却することが重要なのです。
◇ 検索される技術
普通は検索することを考えますが、検索される技術も必要なのです。
ただし、普通、「検索される技術」というと、「記事がウェブで目立つようにバズワードを使ったり、タグをつけたり」ということがなされます。
ここで言うのは、全く別のことで、自分自身が作っているデータベースにおいて、後から必要なものを的確に検索できるようにする体系を作ることです。