アイディア農場プロジェクト:日本経済(その3)
このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。
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・戦後最長の景気拡大の中で、消費は停滞している。雇用が改善していると言われるが、労働供給の減少に伴う人手不足だ。これは今後ますます深刻化する。
・日銀の金融緩和でマネーが増えたとよく言われるが、これは全くの間違い。日銀が国債を購入して日銀の当座預金が増えたにすぎない。
・人手不足にもかかわらず賃金が低下するのは、賃金の低い就業が増えるから。これこそが日本経済の大問題。
・日本全体の賃金を上げるには、生産性の高い産業の就業が拡大するしか方法がない。いくら金融緩和をしても、春闘に介入しても、これは実現できない。
・経済全体の賃金が上がらない限り、持続的な経済成長は実現できない。
・ふるさと納税の返礼品を寄付額の3割以内に抑えたところで、ふるさと納税の制度の基本的な問題が解決されるわけではない。
・ふるさと納税の最大の問題は、返礼品競争に明け暮れているうちに、本当の地方活性化できないこと。
・大都市と地方の財源の偏在を調整するためには、交付税制度を見直す必要がある。驚いたことに、交付税制度が存在することさえ知らない人もいる。
・多くの日本人が、そこそこの状態で満足しようとしている。あまり大きなものは求めない。「目指せ窓際」という言葉さえあるそうだ。
・ 世の中に、現状維持ほど強い壁はない。新しいことを試みない。新しい内容が反対されることはあまりないが、新しい形式や新しい見かけ、新しい外観は反対される。