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男性が婚姻後に姓を変えることについて姓を変えて、はや4年が経ちました。
今日で姓に変えて、はや4年が経ちました。
ふと、気になって、男性が苗字を変える割合を調べてみました。
厚生労働省の平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/konin16/index.html
婚姻後にどちらの姓にするかという観点からみた調査結果によると、妻の姓にするというのが全体のたった4%だということ。さらに、この統計をよく見ると、夫婦ともに初婚の場合は、男性の姓が97.1%、女性の姓がたった2.9%。(再婚の場合、女性の姓にするという割合が少しだけ高め。といっても条件によってせいぜい5%や9%)
そう、私の知っている範囲でも、結婚後、女性の姓にしたという知人は一件だけで。岡山のあの有名な蜂追いの夫婦くらいか。
そして、もっとも身近では、農家の長女に婿入りした父親がそう。ただ、これは完全に時代的なものがあり、農家への婿養子(婿入り+養子縁組)なのです。
ちなみに、田舎では「養子さんになったんか。」って聞かれることが多いのですが、「婿入り(いわゆる姓を変える)」と「婿養子(婿入り+養子縁組)」は同じではありません。
こういう、田舎の農家に婿入りするとか、相方の家柄的に女性の苗字にするということは数%あるかもしれない。と考えると、しがらみが少なく、姓を選択できる中で、女性の姓にする割合というのは、この2.9%よりもさらに少ないのかもしれない。
なぜ、今の時代においても、当然であるかのように、男性の姓を選択するということの理由がよくわからない。
私が役所で書類を出した時、窓口のお姉さんはかなりびっくりしていた。
そういうものなのか、「お嫁さんになりたいみたい」みたいな言葉のせいなのか、あこがれなのか、男側に何か先祖代々継ぐものがあるのか。
田舎から出て、街で働き、街で暮らし、実家には帰らないし、なにも継がないという人たちも多いはず。
うちは、相方が自分の苗字を気に入っているし、僕は苗字で呼ばれるよりも、下の名前で呼ばれることが圧倒的に多いからという理由もあって、苗字を変えた。(あとは、農家次男で、実家を継ぐこともないし。)
なんだかんだ、左利き、婿入り(男性が苗字を変える)、嫁が起業家・旦那専従(というかたちにしています)と。
私は意図せず、この日本では、マイノリティの世界を生きているようです。