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瓦屋根谷樋の雨漏り補修工事2
大工さんに来てもらって、屋根の修理が始まりました。
雨漏りで腐食した垂木を交換するために、まずは屋根を開放する必要があります。築約60年の淡路島の昔ながらのお家なので、土葺きの瓦屋根。順番に外していくのも大変な作業です。
まずは瓦を外していきます。
谷の部分の修理なのですが、そのためには、これだけの部分の屋根を空ける必要があるそうです。瓦が外れると今度はたくさんの土が見えてきました。
昔の家は、屋根に大量の土を載せることで、瓦+土で屋根を重くして、強風に耐え、地震の揺れの強い構造になっているそうです。職人さんたちにお話を聞くと面白いです。
反対から見たらこのようになっています。
取り外した瓦はこちら。なかなかの量です。
これは、屋根の修理が終わったら、再び屋根に載せられます。
次に、土を下ろしていきます。それにしてもすごい量です。
そして、竹編みの野地を外したら、ようやく終わりが見えてきます。
この谷にある青色になった銅板が雨漏りの原因です。
ちなみに、淡路島の古いお家では、竹編みの野地の上のそのまま葺き土が乗っているので、台風の時などは、天井から少しずつ砂が降ってきます。僕の実家は、このお家と同じような(もっと古い)家だったので、台風の時など、天井から土が降ってきて、部屋が砂っぽくなるという環境でした。
そして、ようやく天井が抜けて、光が見えて来ました。
朽ちていた垂木がよくわかります。
ということで、続きは次回。