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瓦屋根谷樋の雨漏り補修工事5
前回までは大工さんのお仕事。
無事に修理され、防水シートが貼られた屋根。
ここからは板金屋さん(ブリキ屋さん)。
いつも突然新たな職人さんが来てびっくりします。
ここまで来て、雨漏りの原因となっていた谷樋の交換。
昔は銅だったのですが、今の時代は新たな鋼板だそうです。
そして、板金屋さんが終わったら、今度は瓦屋さん。
最初に外した瓦を屋根の上に載せていきます。
いくつか割れているのものや古いものなどは同じ形のものと交換です。
ただ、この同じように見えるこの瓦。
昔から淡路島は瓦の産地であるということもあり、たくさんの瓦が製造されてきました。当時、統一規格のようなものがなかったそうで、同じようなかたちのものでも、作る会社が違えば、サイズも少しずつ違うらしく、実は、まったく同じ寸法のモノを探すのはとても大変だそうです。
そして、こうやってまた一枚ずつ並べられて、補修されて、ようやく完成です。
瓦屋根の家の雨漏りっていうのは、単にその部分だけ交換するっていうのは難しく、その周辺を解体して、新しく作り直すっていうとても大掛かりな工事。さまざまな職人さんたちの技術の連携によってできています。