「旅×香り」 表現力のジレンマ(序章)
書籍「香りの旅」
旅と香りを考える上で取り寄せた書籍。
初版が2001年なので、かれこれ20年以上前に刊行されたもの。
著者ご自身の欧米の旅を、表現豊かに〝香り〟をテーマに綴られています。
この不粋の塊である私でさえ、自分自身の香りの記憶と必死で照らし合わせながらも、とても豊かなきもちで読み終えることができました^^;
「Fragrance」ではなく、「Fragrant」
それともうひとつ豊さを学んだポイントがありました。
それは、英訳タイトルです。
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〝Fragrance Journey〟ではなく〝Fragrant Journey〟
Fragrance = 香り
Fragrant = 香り高い
何をかくそう、私はてんで英語がダメなのです(他の多言語も全て)^^;
今回企画中の「旅×香り」はインバウンド向けということもあり、英語での説明文が必須なのですが、それを全て単純に「Fragrance」で表記しておりました…
Fragrance = 香り
Fragrant = 香り高い
繰り返しますが、どう考えても後者の方がより豊かな気持ちになりますよね。
今回の書籍によって、やはり想いのこもった表現というのはとても大切だということをあらためて知ることとなりました。
ちなみに、こちらの書籍は「言葉の意味を越えて、嗅覚が際立つという稀有な体験をさせてくれる小説である。」という解説に惹かれて一読。
夜の散歩が楽しみになるキッカケとなりました^^
私自身の強烈な「香りの旅」の記憶
表現の大切さを考えながら、ふと私にとって強烈な香りの旅の記憶が蘇ってきました。
それはコロナ禍の2022年3月に訪れたドバイ万博の際の記憶です。
上記の著書に綴られたFragrantな旅ではありませんでしたが、常に嗅覚が刺激される旅であったことを思い出します。
当時の画像映像などを集めてみるので、こちらは明日投稿します。
それでは、また。