移転価格とは ?
同じ企業グループ内での販売価格を決めるときに使用される価格です。この価格を設定しないと企業が法人税の安い国で売上を上げ、高い国で売上を下げることで税金の支払いを軽減できてしまうのです。
なのでOECDが主導して移転価格のガイドラインを作成しています。基本的に第三者間での取引を参考すると思っておけば大丈夫です。
・独立価格批准(CUP法:Comparable Uncontrolled Price)
第三者同士の売買契約を基準に親会社と子会社の販売契約を決定する売方法です。
・リテール価格基準法(RP法 )
第三者の粗利率と比較する方法です。
・原価価格法(CP法)
原価率を比較する方法です。
・取引単位営業利益(TNMM)
営業利益の水準を比較する方法です。機能の差異による変化が少ないことが利点です。取引ごとに一定の営業利益率になるように計算します。営業利益率は加重平均法で出されています。
・利益分割法
比較対象が見つからないときに使う手法のようです。
細かい計算方法はありますが、それは必要になったときにまた覚えておこうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?