2018年を振り返る。駐在員からフリーランスになるまで
こんにちは。のせっちです。
大晦日なので1年間を振り返ってみたいと思います。
*壮大な自分語りになっているので、苦手な方はブラウザバックをお勧めします。
簡単な自己紹介
・1987年生まれ
・新卒で鉄鋼商社に入社し3年目からタイ駐在
・4年間のタイ駐在を終え、日本帰国。即会社を辞める
・バンコクの動画制作スタートアップで無給丁稚奉公
・iSara4th参加 → フリーランスとして独立
2018年は変化の年
2018年1月、僕はまだ会社員でした。2018年12月、フリーランスとして新たな人生を歩んでいます。数年前、2018年1月時点でも想像できなかったことです。
ここ数年の自分の人生を少し振り返ります。
会社員時代・タイ駐在員時代
入社3年目で初転勤がタイでした。26歳でした。
タイ駐在では生活が一変しました。
駐在員は特典がいっぱいあるからです。
・タイの給料と日本の給料が別で出る
・高額な住宅補助が支給される
・車が与えられる
・運転手がつく
貴族のような生活でした。
駐在1年目はなぜかタイの手取りより高いサービスアパートに会社経費で住んでいました。(さすがに2年目に下げられた)
週末はほとんどゴルフで、ベストスコア83まで上達しました。
日本の給料には手をつけないのでものすごい勢いで貯金が増えました。
年収は多分900万円くらいでした。
仕事もかなり裁量権があり、自分の担当以外の仕事をしたり、社長・役員クラスの方々に1人で面談に行けたりとかなり貴重な経験をしました。
会社には感謝しかないです。
しかし、華やかな生活はいつまでも続かず、4年でタイ駐在は終わります。
2017年の7月 東京本社への異動となりました。30歳でした。
「やりたいことはなんだろう病」にかかる
僕はずっと海外にいたかったので「帰任になったら会社を辞める」と決めてはいました。ただ自分には
「やりたいこと」
がないので、会社を辞めてどうするのか?を決められず悶々としていました。
辞めると決めていたのでとりあえず転職活動をしてみます。もっと海外との関係が深い会社、できれば「駐在させてくれる会社」を探しました。
どこにも受かりませんでした。自分も「働きたい」と思える会社がありませんでした。理由は
「やりたいこと」ではないから
自分は「やりたいことはなんだろう病」にかかり、一歩も先に進めなくなっていました。
7月に日本に戻り、翌月のお盆にはタイに遊びに行ってました。完全に現実逃避でした。
そこで、後にお世話になるバンコクの友人に相談しました。
彼は僕と同い年ですが、東大卒でマッキンゼーに入り、2年で辞めてバンコクで起業した僕が知る一番凄いやつです。
友人「やりたいこと」が見つからないなら「やりたくないこと」を排除してみたら?
「マイナスの解消」です。
やりたくないことを削っていけば、きっと自分の好きな事だけが残るだろうと思いました。
イヤな事ならすぐ出せます。
・東京の満員電車はイヤだ
・寒いのはイヤだ。花粉もイヤだ
・朝の品川港南口の人の群れが軍隊の行進みたいでイヤだ。
・会社にいる先輩・上司みたいになるのはイヤだ。
これはもう日本にはいられないという事がわかりました。
(タイ駐在の後遺症で日本に住めなくなってしまった・・・)
また、転職活動中の気づきとして、結局どこの会社に入っても
・仕事内容
・勤務地
・給料
は会社が決めます。会社員は従うのみ。
「会社員」という生き方もイヤなことリストに加えました。
友人に会社辞めろと言われる
イヤなことを排除した結果、会社員はどうやら違うらしいとなったのですが、人間なかなか行動できないものです。
次どうするか明確に決まるまではとりあえず会社にいようかなーと次を決めきれずにいました。
年末年始にまたもタイに飛び、友人に相談します。
友人「とりあえず会社辞めよう。」
こいつは無責任に何を言い出すのかと思いました。
次どうするのか決めていないのに辞められるわけないだろうと。
でも、この言葉が妙に心に残りました。
次を決めて会社を辞めるのではなく、会社を辞めて、次どうするか考えるという事なのですが、当時の僕には全く意味がわかりませんでした。
2018年初出勤日に会社を辞める決心をした
年始は客先の挨拶回りから始まります。先輩と社用車に乗って回っている中で、
こんなことを後何年続けるんだろう・・・。
と突然思い立ちました。年始の挨拶がというよりも
・この代わり映えのしない毎日がいつまで続くのか?
・一回だけの人生これで終わっていいのか?
・一刻も早く会社を辞めて自分で何かやろう!(何かはわからないけど!)
僕は2日後に退職届を出し、3月末で会社を辞めました。
友人の会社で無給丁稚奉公
会社は辞めたものの、やりたいことはまだ見つかっていない僕は、友人に
「無給でいいから働かせてくれ、一年以内に独立するから」
とオファーし、タイに戻って来ました。
僕は日本から200万円現金を持って来て、初日に100万円をタイバーツに変えました。
当時のレートで29万バーツになり、タイは一番大きい紙幣が1000バーツなので、290枚の1000バーツ紙幣をATMで何回にも分けて預入しました。
友人の会社は動画制作をやっているスタートアップ(ベンチャー)です。設立から2年で売り上げは2億円ほど、従業員50名を抱え、年間で利益トントンまで持っていって確実に会社は成長しています。
僕は大学生のインターンに混じって進捗管理や動画のテロップ入れなんかをやり始めました。
半年間は本当に無給で働きました。給料以外の経営者としてのスキルを学ぶ事が目的だったので、給料をもらうと目的がブレると思ったからです。
友人はすごいやつだし尊敬していますが、友人から給料をもらうという事に対してなんとなくプライドが許せなかったというのもあります。
最後の2ヶ月間だけ給料をもらったのですが、「ありがたい」、という思いと「なんかわからないけど悔しい」という思いがない交ぜになって、早く独立しないと!と思わせられました。
iSaraを知る
友人の会社にいても自分のやりたい事はまだ見つかっていませんでした。自分で仕事を忙しくして真剣に自分と向き合う事を避けていたから当然でした。
通帳の残高だけが少しずつ減っていくのに何故か焦りもなくて自分でも不思議でした。
友人を見ていて、自分は経営者は向いてないかもなーと考え始めていました。
・たくさんの従業員の人生背負い込むのは自分には重たいな
・会計や資金繰り、株主とのやりとりなど本業に関係ないところですごく時間と労力をつかっているな
・大きくリスクをとって大きなお金を動かして大きなリターンを得なくても、自分と自分の身近な人たちが幸せならそれでいいかなー
ここでも「やりたくないことはやりたくない」目線で考えはじめ、経営者も選択肢から外しました。会社員でもなく経営者でもない方法、「フリーランス」という生き方にたどり着きました。
「バンコクでフリーランスしている人たちはどうやって生きているんだろう?」ブログでも見つかればいいな、と軽い気持ちで
「バンコク フリーランス」
で検索して辿り着いたのがiSaraでした。
iSaraとは、プログラミングを通してフリーランスになるための講座で、タイバンコクで不定期に開催されている。
自分にとってこんなにピッタリな講座があるのかと。3期は既に終わっていて4期開催は未定との事でしたが、即資料請求をして、HPも穴が開くほど読み込みました。
iSara参加、そしてフリーランスへ
iSaraを知って約1ヶ月後にiSara4期開催の連絡が来ます。応募人数は1000人を超えるという噂もある中、参加できるのは20名。
参加のための詳細な方法はここでは割愛しますが、自分のこれまでの人生とフリーランスになって自分で稼ぐ事への熱意を存分に示す事で、見事iSaraへの参加が決まりました。
iSaraは事前学習と、バンコクでの現地講座の2つに別れていて、事前学習では、レベル1〜5まで課題を与えられ、メンターさんからのサポートを受けながらも基本的に1人で課題をこなしていきます。
事前学習期間の1ヶ月間は他のことは一切せず、毎日10〜15時間プログラミングだけをやって過ごしました。
事前学習中にレベル3まで終わればいいと言われていたところを、自分はレベル5の最終課題8割完成まで終わらせ、バンコク現地講座に参加しました。
バンコク現地講座では、フリーランスとして生きていくための様々なスキルを学びます。営業術、SNS講座、クラウドソーシングでの案件獲得術、マイクロビジネス講座など・・・
毎日インプットが多すぎて処理しきれない程でした。自分は事前学習中は本当にプログラミングの事しか考えていなかったので、フリーランスとしての生き方、収益の立て方が無数にある事を知り、逆に何をすればいいのかかなり戸惑いました。
でも、それだけフリーランスとしての可能性が無限にあるという事。
iSara4期生の仲間たちはみんな優秀で、フリーランスとしてのマインドで言うと僕よりも遥かに先を行っている人たちばかりでした。
ここで出会った20人は本当にかけがえない仲間です。みんなに出会えて本当によかった。
iSaraのS?
2019年 やりたいことがありすぎる!
2018年は変化の年でした。でも、自分のやりたいことは何なのか、ずっと悩み苦しんだ年でした。
iSaraに出会って、フリーランスになり、今はやりたい事がたくさんあります!
・プログラミングをもっと極めたい
・直営業をしてみたい
・ブログを始めたい
・月7桁稼いでみたい
2019年はやりたくないことは一切やらず、やりたいことだけやりまくる一年にしたいと思います!
頑張るぞ!
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