ひとづきあい
ひとづきあいはむずかしい。
とくに女の子はむずかしい。
こどものころから、ゲームばっかりして、大半の時間をゲームに注ぎ込んできた僕のような大人は、ひとが怒ったり、泣いたり、好きになったり、嫌いになったりする感情を理解するのに、ものすごく労力を使ってしまう。
とりわけそれが自分に向けられたものなら、なおさらだ。
混乱したり、興味を急速に失ったり、相手を傷つけたり、自分が傷ついたり。
やさしすぎると人はいうけど、そうでもない。
消耗して、つかれて、脳が重たくなる。
考えすぎと人はいうけど、それほどなにも考えてない。
好意をもたれて、仲良くなって、デートしたり、ラインしたり、最後までしたりしながら、疲れていく自分を感じる。
喜怒哀楽に振り回されて、自分の時間がなくなっていくからだ。
距離が短くなるほど、相手はもっと一緒にいたいと思うようになるらしい。
正直しんどい。
だから、なるべく傷つけないように、距離を置きたいという旨の意思表示をした。
怒られるか、都合のいいこと並べてと罵倒されるか、まあしょーがない。自分の蒔いた種は、自分で回収しなくちゃ。
しばらくは、一人の時間を大事にしたい。