やっと1歩・・・踏み出せた
ずっと心の時計は、あの日から止まったままだった。18年ともに過ごした、愛鈴が亡くなって先日9日で丁度1ヶ月が経ち・・・26日には四十九日を迎える。
そんな今、ほんの少しでも・・・あの日から止まったままの時計の針を動かさなきゃ、と想い何も入れていない写真立てを取り出した。
数々の愛鈴との思い出は決して色褪せることはない。そんな想いを噛み締めながら、1枚1枚の写真を見つめていた。そうして、たった1枚の愛鈴をその写真立ての枠の中へと収めた。
収められた愛鈴の写真を見つめて、見えない愛鈴へと話しかけた。
『やっと1歩・・・踏み出せたよ』と。
✱
ずっと、ずっとね受け入れたくなかったんだ。愛鈴が居なくなった、亡くなったとゆう現実(こと)を・・・
でも、もう大丈夫。
やっと踏み出せたこの1歩・・・
これで愛鈴の四十九日を心から迎えられる。
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