standFM※シンガーソングライター研究会の紹介※02※
先日standFMのHONEYComeにて、嶋津亮太さんと広沢タダシさんがシンガーソングライター研究会について詳しく対談してくださいました*°
✾通称シンソの始まり
去年、コロナ禍になりライブが出来なかったり、広沢さんと生徒さん(シンガーソングライターさん達)のレッスンも出来なくなって。(レッスンと言っても広沢さんからしたら、’教える’ってゆうよりも一緒に遊ぶ中で何かを共有していくってゆう感覚、だそう。)
広沢さん:30何人生徒さんがいたんですよ。みんな会えないし、歌いたいのに歌えないし…遊ばれへんし、どうしようかな?ってなって。
で、’オンラインサロン’ってゆうのがあると。これで何か出来るのかなぁ?と思ったんですよ。
僕の場合は、喋る中でヒントを得ていく、とか。それこそ音楽に限らず、なんか生き方に影響がある、とゆうか。そうゆう感じなんで、オンラインになんか向いてるんじゃないかな?って思ったんですよ。
それで、じゃぁどうやったやり方があるんやろう?って、あぁFacebookでしたりするんねや、ってゆうので右も左も分からぬまま。みんなで遊べる場、音楽を使ってコミュニケーションが取れたり、音楽好きが集まれる。で、自分の生徒さんが、なんか引き続き、こう面白くいてくれる場になったらいいなぁって。もう、ほんと手探りで最初は始めましたね。
✾シンソが立ち上がった時期
嶋津亮太さん:それが立ち上がったのが、2020年の何月頃でしょうか?
広沢さん:5月でしたね。ゴールデンウィークが終わった瞬間くらいでした、確か。
嶋津亮太さん:5月に立ち上がり、結構盛り上がっていますよね。
広沢さん:なんかね。みんな凄いね。メンバーが。
嶋津亮太さん:それは、広沢さん自身の中で想定してた事なんでしょうか?
広沢さん:あの~、こうなったらいいなってゆうのは勿論ありましたね。その自分が全部1から何かを教えるんじゃなくて、その場で音楽を通してみんなで会話をしたり、何か学んだり、友達が出来たり(音楽を通してね。)。そうゆう場になったらいいなって思ってたんです。そこはほんとに、みんな凄いね。僕何もしてないから。’場所を作った’とゆうだけですね最初に。
✾シンソの内容(仕組み)
嶋津亮太さん:気になるのは、その内容なんですけれども。どういった仕組みなんでしょうか?
広沢さん:仕組みですか。あの~、月額性で1500で入れます。で、入ると何が出来るのか、Facebookに招待されます。で、そこで先ず僕の記事が読める。まぁ日々僕が感じた事とか、いままで経験してこれはこうじゃないかって。それは正解ってゆうよりも、こんなんも面白いんじゃないかってアイデアを書いていく。
そして、イベントをいろんな事をやってまして。例えば、ライブイベント。みんなで集まって、全員歌うんです。30人集まったらみんなシンガーソングライターとか歌う人なんで、ひとりずつ出ていってひとりずつ歌う。30人出たり入ったりするってゆう、そうゆうライブイベントですね。
嶋津亮太さん:それは、オンラインで?それともリアルで?
広沢さん:リアルで、2回くらいやったかな。いまコロナでちょっと中々出来ないんですけど…ほんとはそれを一番やりたいんですよ。リアルの場でみんなで集まってやる、音楽をみんなで聴く。それを表現するってゆうのをやりたくて。それが出来ないから、じゃぁオンラインで何が出来るか…
月に1回、オンライン寺子屋があります。寺子屋ってゆうだけあって、みんなでこうZoomで集まって。で、そこでテーマをひとつ決めて、今日はじゃぁ作詞!。詩ってどんなもんなのかなぁ?とか、コード進行について話す。それは、白井大輔くんってゆう僕の後輩のアーティストがちょっと噛み砕いた感じで、初心者の方にもわかりやすい感じにも喋るし。その後に僕がよくわからへんことを言うってゆう。その流れをいま、やってるんですけど。
嶋津亮太さん:こう、石を投げてみるとゆうかどんな反応が起こるか?ってゆうのを含めて。
広沢さん:まぁ、どっちも必要やなぁって思って。訳わからんってことを言っててもあれやし。白井くんにそこは任せて。
で、その配信では他にも、僕と白井くんのレコメンド。こんなアーティストいますよ、このアルバム僕好きで、ってゆうレコメンドのコーナーがあったり。あとはメンバーがそこで1人選ばれて、そこでライブをする。それをみんなが聴いて、そんなメンバーがおるんやって、そんな活動してるのかってゆうのをそこで知る。
嶋津亮太さん:メンバーってゆうのは、シンソに入会された方ですよね?
広沢さん:そうですね。誰でもそれは、無料で参加出来るってゆうのがあります。それは、亮太くんも入ってくれて、今からどんどん又積み上がっていくと想いますけど。
で、寺子屋はリアルでもやっておりまして。八尾の茶吉庵ってゆう古民家ですね。築250年かな。そこで集まって、みんなでワイワイそれぞれ、曲作る人もいれば、なんかハモリ考えてる人もいれば。で、僕がなんか言えることは言うし、あっこれは大事!!って思った点はみんな集まってもらってちょっと説明したりとか。で、そこで曲が生まれていったり、交流が生まれていく、ってゆうのをイメージしてて。これもね、コロナなんでちょっとゆっくり育ててるところですね。
あとはね、一応音楽のサークルなんで、’ギターレッスン’、’ウクレレレッスン’、そしてアレキサンダーテクニーク’(自分の心と体を理解して繋げて、表現に生かしていく)。
嶋津亮太さん:あれも、ありましたよね?なんか機材をつくる…
広沢さん:エフェクター制作ね。
嶋津亮太さん:凄いなと思いながら、拝見していたんですけど(笑)
広沢さん:あれ、盛り上がったね(笑)
嶋津亮太さん:御自身で、自分のエフェクターをつくってみるってゆう…
広沢さん:そうです。トライアルってゆうね、大阪のエフェクターメーカーがあって。そこに協力してもらって、キットを作って貰ったんですよオリジナルの、スクリングリバーブってゆうやつを。それが、バラバラなんですよ。ハンダもされてない状態の(笑)それを繋いでいって、ひとつ形にして、最後音出るかな?って。で、音出てわぁ~✨みたいなね。やっぱりなんかこう、個性っちゅうか世界にひとつだけのエフェクターが作れるってゆう。
嶋津亮太さん:めちゃくちゃ面白そうですよね。音楽、曲作ったり作詞したりするだけじゃなくて、音楽に纏わるいろんな事を学ぶ事が出来る。
広沢さん:だから、亮太くんもね入ってくれて。例えば、文学の話とかいろんなクリエイティブな話。音楽に関係のない要素も、どんどん入れていこうと思っていて。
嶋津亮太さん:,素敵ですね。
広沢さん:なんか哲学、文学、宗教、歴史、教育、いろんな事が全部繋がってくると思うし。作詞する、作曲するには、音楽だけ聴いてても曲っぽいのは出来るけど、深みが持てないなぁと思ってるんですね。その、折角僕が立ち上げたとこなんで、なんか深みがある、味わいのあるものが生まれてくるサークルにしたいなぁって。
嶋津亮太さん:それ、凄く僕感じてまして。広沢さんの主催してるオンラインサロンに関わらせて頂いたりとか、ちょっと横から覗かせて貰ったりとか、そうゆう風に観ている中で、広沢さんがさっきおっしゃったように決して音楽だけに留まらずとゆうか、言ってみたら雑多な部分、一般教養と言われるような部分も含めて、一緒に学びあおうよってゆう。それは、今まで広沢さんが培って来られた20年とゆうシンガーソングライターの中で、音楽だけをやって来た訳ではない事が繋がってるのかなってゆう風にも、感じたんですけど。
広沢さん:いや僕ね、大学も行ってないけど、なんか大人になってから特に曲を作るようになってから、本を読む訳ですよ。やっぱり作詞するってなったら、本読まなしゃあないと。それは、周りの大人も言ってるし、間違いないやろうと。嫌いじゃないし、図書館に行って読んだりして。ある時に、河合隼雄さんのエッセイを読んだんですよ。ユング心理学ね。あぁそんなんあるんねや、と。で、村上春樹さんの小説、結構読んだんですよ。若い時に結構読んでて。無意識ってゆうユングが言ってる世界と、村上春樹の世界が一緒じゃないってゆう感じになってきて。僕の中で、ユングやんってなったんですよ、途中で村上春樹が。2人で対談してるのとかもあったりして。全部繋がってるんやって、ある時おもったんですよ。
ってことは、何にも無駄はないねんなぁと。人間が過去培ってきた文化に触れるってゆうのは、豊かな事やし。
嶋津亮太さん:全ての行いには、意味があると。
広沢さん:,僕らがやってる音楽も、宗教、哲学、文学いろんなとこから影響受けて成り立ってるはずで。それを知っとくってゆうのは凄く重要なことやなぁ、って思って。シンソをやるにあたっては、そうゆう事大事にしたいし、唯一僕が言える事ってゆうか。コードの話とか細かい事は正直どっちでも良くて。もうちょっと視野を広げて、何かを伝えていけたらいいなってゆうのはひとつありますね。
嶋津亮太さん:,それ、凄く興味深いですよね。広沢さんがシンソの説明をする時に、必ず出てくる言葉が‘’生き方‘’ってゆうね。それは、正しくいまおっしゃったような部分が生き方に繋がってる。から、ここに集まる事で、みんなもそれぞれの生き方を見つめ直したりとか、そこで新しい出会いや発見ってゆうのが生まれるといいよね、ってゆう。
広沢さん:そうやね。そうみんなやっぱり、視野狭くなりがちやねんね。
嶋津亮太さん:確かに、シンガーソングライター研究会って言われると、いまおっしゃったようにコードを勉強して詩はこうゆう風に作って、学校的なイメージをしがちですよね。
広沢さん:うん、Aメロを作ってBメロ作って、サビ作って、いや待ってと。なんでその順番で作らなあかんねやと。誰に教わったか知らんけど、別にサビだけでええんちゃうか?と。Aメロからサビでもええんちゃうか?と。おんなじこと2回も繰り返さんでええんちゃうか?とかね。誰が決めてん、ってゆう当たり前にやってることを1回疑うってゆうことは、なんか意味あるんちゃうかなぁって。
嶋津亮太さん:それって、音楽家シンガーソングライターにも勿論言えますけど、他の物作りクリエイターと呼ばれる人全般に言える事ですね。
広沢さん:やと思います。
嶋津亮太さん:学校で教わった、この通りやれよ、ってとおりやったら同じものしか生まれないですしね。
広沢さん:,そうやね。それが面白ないなぁって。同じのばかり作って。
嶋津亮太さん:広沢タダシって言ったら、広沢タダシの曲ってゆうイメージがね、出てくるのは、生き方とか思考、考えがその曲に全部詰まってるし。それをこう味わっているような。更に常に、生き方をアップロードとゆうか、グレードアップしてる姿ってのも反映されてる。だから、その姿勢みたいなところも、共有出来る場所なんだってゆう風に、横から観てて面白いなぁって。
広沢さん:そうゆうのが伝わってたら嬉しいなぁって。まだまだですけど、これからですけど、1年も経ってないからね。
嶋津亮太さん:で、先程ウクレレやアレキサンダーテクニークの話なんかもされてましたけれども。それぞれにプロフェッショナルの講師陣が…
広沢さん:僕がやるよりも、もっと長けた人がいるしね。で、そうゆう人達にレッスンをしてもらう。で、ミュージシャンはみんな困ってるんです。まぁ正直、仕事がないから。ちょっとでも、ほんまちょっとでも足しになったらいいし。僕らシンガーソングライターって、まぁ、自分で仕事作るから、ミュージシャンってどっちかってゆうと人に頼まれて弾きに行く、みたいな事の方が多いと思うんですね。ってことは、僕らが仕事作らないとみんな仕事ない、人も多いし。だから、せめてなんか自分の周りの人くらいは、ちょっと一緒になんかやりたいなぁって。
嶋津亮太さん:わぁ、素敵ですね。ミュージシャンも関われる場所、ってゆうようなイメージも持ってらっしゃるってゆう。
広沢さん:そうですね。活躍出来る場が、ちょっとでもあったらいいなぁと思ってね。
✾シンソをどんな風に育てていきたいか?
嶋津亮太さん:で、今のお話からね、シンソのビジョンやコンセプトってゆうのが大まかには伝わってきたと思うんですけど。どうゆう風に、育てていきたいのか、このシンソとゆう場を。その辺りも聴いてみたいなぁと思うんですけど。
広沢さん:はい。もうね、動きにくいよね(笑)動きにくいなぁ。
嶋津亮太さん:やっぱりね、このコロナとゆうね時代…
広沢さん:はい。そうなんですよ。ただ、今だからこそ浮かぶアイデアってゆうものもあるし、で、例えば、この前ねライブレコーディング僕いましてるんですよ。いままでやって来た、20年で作ってきたアルバムを全部歌うってゆう。で、ファーストアルバムから10thアルバムまで10枚くらい、のやつを全部歌うんですけど。今3枚目をミックスしていてね。その収録曲に、クワイヤのコーラスが欲しくて。で、それをシンソのメンバーに募って、みんな遠隔で声を送って貰ったんですよ。ボーカルを。で、それを合わしてクワイヤにしようってゆう魂胆で。これが、結構盛り上がりまして。なんかみんな積極的に送って来てね、あの~…みんな音悪いよ。携帯で送るから。でもそれでもなんかね、気持ちっちゅうかパッションってやっぱ伝わってきて。合わせると、あぁってなるね。音悪いけど、なんかやって良かったって思う感じになってて。なんか、そうゆう事もしたいなぁってゆうのもあるし、で、みんなで1個のものを作る喜びも勿論ある。それは一応僕が、真ん中におるからね。そうゆうこともしながら、で、みんなで集まってライブもしながら、最終的に、やっぱり1人1人の音楽人生っちゅうか、1人1人の表現とか人生をなんかちょっと応援出来るような場所にしたいなぁ、ってゆう、感じがしますね。
それぞれ、音楽をやる意味とか目的も違うから、それはもうそれぞれでいいと思うんですよ。プロにならなあかんとか、もっとがんばらなあかんとか、そうゆう事ではないと思うから。それぞれのなんか、音楽との関わり方を応援していく、ふうになったらいいね最終ね。
嶋津亮太さん:きっかけを作る事もそうだし、この場所でミュージシャン同士、シンガーソングライター同士が繋がる場所としても活用して貰えればいいし。何か楽曲を作った時に、みんなが背中を押してあげられるような、そういった場所作りですね。
広沢さん:そうやねんね。ルールなんにもない。何して貰ってもいいし、メンバー同士もっと絡んで貰って、それをみんなが応援出来る。
嶋津亮太さん:学校とゆうよりも、ほんとに、憩いの場。シンガーソングライター研究会、研究会ってゆう研究ってゆうのは妙ってゆうか…
広沢さん:そうやね。僕大学行った事ないけど、放課後、なんかそうゆうサークル。
嶋津亮太さん:確かに。放課後っぽいですね。
広沢さん:あーだこーだゆうてる、感じ(笑)
嶋津亮太さん:なんか、学校の授業で学ぶとゆうよりも、放課後に遊びながらそこで経験して、獲得していく事沢山ありましたもんね。
広沢さん:その方が大きいと思う。1から教科書開いて学ぶ事って、そんなに重要じゃないっちゅうか。僕結構ね、遠回りする方なんですよ、どっちかってゆうと。
例えば、モジュラーシンセってゆうのがあって、今夜な夜なそれを弄り回してるんですけど(笑)シンセサイザーなんです。いわゆるシンセサイザーって、鍵盤ついてるイメージありません?ピアノみたいな。僕触ってるのはそれじゃなくて、鍵盤がないんですよ。で、全部結線する(線を繋ぎ合わせる)。で、ツマミを弄って音をコントロールしていって、音出すんですけど。それで音楽作るって、結構レベル高くて…特殊やねん。でも、昔からあって、YMOはそれをやって。むちゃくちゃ大きかったよね、壁1面シンセみたいな時代。それが今ちっちゃい其角になって。で、今比較的手軽に手に取れるようになってんねんけど。やっぱり凄く難しくて、教科書ないねん。
嶋津亮太さん:教科書ないんですか?(笑)
広沢さん:教科書ないねん。説明書もないです。
嶋津亮太さん:それを扱うことによって、どうゆう効果が得られるんですか?
広沢さん:それ、めちゃくちゃ不便やねん。例えば音って、音量と音程と音の長さで出来てんねんけど、例えばドレミファソラシド~ってゆう、このシンプルな音作るだけで、むちゃくちゃ結線せなあかんねん。めっちゃ面倒くさくて、こんだけやってこのクオリティ(笑)でも、音の流れとか信号の流れとか仕組みとかを理解してないと、それって辿りつけなくて。どうやったら自分が思い浮かべてるあの旋律(ドレミファソラシド)が、あのリズムで出んねやろう?って事を考えて。パッチングすんねんけど。で、鍵盤みたいにコントロール出来ないんで、偶然性がかなり出てくる。そこ繋いだらそんなん鳴るんや、わぁ*°ってなって。それが面白くて。その偶然性をコントロールするようなイメージやね。
嶋津亮太さん:あぁ、かなり高度なコミュニケーションですね。言ってみたら鍵盤は、ドレミ…って明らかな境界線が引かれてるじゃないですか。でもそれ、電気の波ってことになるんで、細かく言えばドとレが全部繋がっていて、どこで区切るかは自分次第でもあり、偶発性にも任せてるみたいな。
広沢さん:そう。どんな動きするかは、パッチングである程度、これはこうゆう用途の穴やからってゆうのがあるから。あんねんけど、思ってない風にもなんねんやっぱり。それを、思ってない風になんねんな、って思ってやる、か、全くこれ音出るかな?ってやるのか、とは又全然違って。で、その偶然性で作る音楽、聴いた事ない音楽を僕は作りたくて。やった事ない事やりたくて、で、ここに可能性を僕感じてるんです。シンセサイザー今やってて、たまに東京とかいくと、レッスンをしてるんですよ。多分、信号の流れとかを勉強すんねんね。ここ繋いだらこうよねって。それってちゃんとしてるよね。教科書と一緒で…けど僕、そうゆうのあまりしないんですよ。何に置いてもそうなんですけど、ギター弾くのもそうやし、曲作るのもそうで、‘’習う‘’とゆうよりも、やってみて自分で気づいていく。だから、ちょっと時間かかるんやと思う。
嶋津亮太さん:そうゆう意味で遠回りってゆう。
広沢さん:うん。でもね、そうやって自分で得たアイデアってゆうのは、むちゃくちゃ強いねんね。近道して人に教えられたんじゃなくて、あっこうなんや!ってゆう。あの巨匠が出してる音、もう5年かかったけどこれなんや!ってゆうのは、やっぱり強くて。それは、自分の武器になるし。僕の気質でしょうね。そうやってやっていく、なんか触ってまう、先に、教科書開く前に。そうゆう遠回りをする。
シンソも、そう。その方がねおもろいと思うねん。なんか教科書開いてやるよりも、いいような気がしてます。
嶋津亮太さん:確かにそうですね。コントロール出来ない場所でもあってほしいってゆう…
✾シンソでこうゆう事をやっていきたい
これから中期的なビジョンってゆうのは、広沢さんの頭の中にあると思うんですけど、シンソのメンバーでこうゆう事をやっていきたいなぁってゆうのは…
広沢さん:今年コロナが終息ってゆうか落ち着いたら、みんなで集まって先ずライブをしたい。これは、出来る限り早くしたい。
で、後はコンテスト。シンソアワーズってゆうのがありまして。去年初めてやったんですけど、これがまぁ盛り上がりまして、みんなそれぞれオリジナル部門とカバー部門があって。それぞれ録音して送って来てくれるんですけど、そこで、グランプリを決める。で、副賞には僕とレコーディングを一緒に出来るってゆう。
嶋津亮太さん:わぁ、素敵ですね。
広沢さん:で、今回は中原くんと智ちゃんがグランプリを受賞しまして。良かったよ、レコーディング凄い、楽しくて僕も。みんなも丁寧にやってくれて。そこは、プロのミュージシャン使うんで、もうクオリティも高いし。
嶋津亮太さん:言ってみたら、広沢さんがプロデュースして音作りするってゆう…
広沢さん:そうやね。そうゆうイメージで。で、いまその2曲があったり。それは今年もやりたい。で、またレコーディングして、いつかなんかね、アルバム出来たりしてそれでね。で、みんなでそれを応援する、ような仕組みを作れたり。
あとは、すぐやりたいなぁ思ったんは、この前のライブレコーディングスのやつ凄い面白かったんで、みんなでひとつの作品をね作るのをやりたいなぁって。で、シンソのオリジナル曲って今はまだないんですね。これはこれで、作ってみたい。みんなで、アイデアを出し合って、曲を作る。
あとは、僕の曲をみんなで歌って貰って、ビデオを1個作るってゆう、のはどうかと思って。‘’サフランの花火‘’ってゆうのあるんですけど、もう20何年歌って古い曲で、これをみんなの声を集めてね、で、あれやったら、映像とかも。例えば、それぞれの環境で撮れる映像、どんなもんがあんのかな。それぞれの日常を映すだけで、いいかもしれんし。なんかテーマを決めて、映像も集めて、ビデオにしてしまうとか。なんか、別に人数に意味はそこまでないんですけど例えば、‘’100人のサフランの花火‘’、どうかなぁ?ってね。なんか、観てみたいなぁって。
嶋津亮太さん:ロマンティックですよね。あの曲自体もロマンティックですし、そういった意味合いでみんながあの、サフランの花火を歌うってゆうのは、それぞれの映像もありながら。
広沢さん:そうですね。あの曲って凄く不思議な曲で、僕あんまり好きじゃなくて昔から。なんかダサいなぁって、あんな青春みたいな(笑)
嶋津亮太さん:いや。とても愛されてる曲ですよ(笑)思いのほか、御自身が思っている以上に愛されてる(笑)
広沢さん:愛されてて。で、もっと俺は尖りたかったのに(笑)ってゆう…若い時はですよ。それが、いろんな人がカバーしてくれて。結婚式でも散々リクエストされて歌って。で、みんな歌ってくれんねや、ありがとうってね。僕ひとりでは成り立ってない曲なんですよ。これをこう、シンソのみんなと歌う事って、僕は勿論嬉しいですよ。歌ってくれて嬉しいねんけど、自分のためでは絶対なくて、なんか、みんなそれで面白がってね、ワイワイやってくれたらそれ観てるのが嬉しいなぁって。方が僕はつよくて。もし、そうなんねんやったら、やる意義があるなぁって思って。で、ひとつの作品で100人集まって、100人が面白がってくれたら、なんか素敵ですよね。
嶋津亮太さん:素敵です。形にしたいですね、それは。
広沢さん:うん。これ、しますわ。ほんなら、先ず100人。やりましょう。
嶋津亮太さん:やりましょう。
広沢さん:それぞれみんな、他にゆうと、曲をみんな作ってほしい。シンガーソングライターですから。
嶋津亮太さん:御自身の曲も作り、それからそういったみんなで力をあわせて何かひとつのものを作るってゆう事もやっていく。
広沢さん:合唱部があるからね。合唱部が異様に盛り上がってるからね。
嶋津亮太さん:合唱部のメンバーにちょっとヒヤリングさせて貰ったんですけど…
ものすごい盛り上がりようですね(笑)
広沢さん:なんやろね。シンソや、ゆうてんのに(笑)
嶋津亮太さん:そうそう。シンガーソングライター研究会って題目なんですけれども、シンガーソングライターではない方も割と参加していたりして。
広沢さん:そうですね。
嶋津亮太さん:私は全然、何も楽器出来ないんです、って方もいらっしゃったり。でもそうゆう方も、合唱部に入って、そこでのトレーニング、練習、めちゃめちゃ楽しいってゆう。
広沢さん:嬉しいね、そんなん。そんな場があったら。そこの基本的な指導は僕はやってなくて、初田悦子さんってゆう、僕本当に尊敬してて彼女のアーティストとしてのね。実際に歌うまいし、で、持ってる言葉があって、でなんかね、もう偶然かなんか分かりませんけど、僕と言ってる事がそう遠くない、ってゆう。のがあって、こんな人おったんやってゆう感じがあって。本当に僕が、この人やったら任せたい人に出会えたんですよ。なので、基本は合唱部は悦ちゃんにお願いしてて。で、今度はその合唱の練習に、清水勇博くんって言ってアレキサンダーテクニークの先生ですね。彼ジャズドラマーで、今ニューヨークで植村花菜ちゃんと結婚して暮らしてて。いまコロナで丁度日本に閉じ込められてるって状態で、今やと(笑)…とゆう事で、合唱部にも来てくださいとゆう。
みんなで歌ってる中で、何が出来んのかな?って彼も実験みたいな。
嶋津亮太さん:それ、面白そうですね。僕も観に行って見たいなぁ。
広沢さん:ぜひ来てほしい。そんなんやったり、とかだから、普通の合唱部にはそんなんないと思うし。そうゆうよう分からん時間も作っていきたいなぁ、と思って。
嶋津亮太さん:本当、実験の場ですね。どうゆう化学変化が起こるのかってゆう。正しく広沢さんが、モジュラーシンセを弄ってるように(笑)シンソの空間がどんな化学変化を魅せるのかってゆう。
広沢さん:そうやね。合唱部で、亮太くんがなんかね詩を朗読するみたいな。
嶋津亮太さん:めちゃくちゃ素敵ですね。
広沢さん:なんか、あるんちゃうかなぁ。意義があると思うね。
嶋津亮太さん:普通に考えて、一般的な道。個人でやろうとしても絶対に出来ないこと、ですもんね。そういった場所、空間があるから、志ある方が集まってるからこそ実現出来るものって沢山ありそうですね。
広沢さん:みんな個性があるし。みんな遠回りして、ね。何年後かに凄いエネルギーになってるんじゃないかなぁ、って想いますけどね。それを僕は、楽しく観させて頂くってゆう(笑)、感じですね。
嶋津亮太さん:素晴らしいですね。
とゆう事で、シンガーソングライター研究会の説明?紹介になったでしょうか?
今までちょっとベールに包まれていた(笑)シンソをね、ちょっと広沢さんに言語化して頂いて、魅力を語って頂きました。
広沢さん:,ありがとうございます。
嶋津亮太さん:随時ね、また情報アップロードされるでしょうし。その際にはまたこういったインタビュー形式で、この場所でお話させて頂くと嬉しいです。
広沢さん:ぜひ。意外性を求める研究会なんで、全然ちゃうこと言うてるから(笑)あぁ言うてたやん、全然違うことやってる、みたいな(笑)教科書開こう、みたいな。逆に(笑)この期間が必要だ、みたいな(笑)
嶋津亮太さん:いや,そこを含めて楽しみにしています(笑)
広沢さん:ぜひ、亮太くんもいろいろ絡んでください。
所々、端折っている部分もありますが…
とっても素敵な対談だったので、綴りたくなりました。
✾この対談をきっかけに、もしほんのちょっとでも心惹かれたならぜひ、あなたも仲間になってください*°一緒に、メンバーと、広沢さんと音楽を楽しみましょう✾