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【歯並び日記⑫上の歯にブラケットとワイヤーがついた】

37歳から始めた歯列矯正の記録用の日記です。何をやっても続かない自分と決別すべく、できれば最後までしたためてきたいと思っています。はじまりの経緯はこちらの記事。

6月末から7月初旬にかけて。何かとめまぐるしい毎日を過ごしていた。
町内会の役員の仕事、子どもの習い事の保護者会、仕事上のお役目などで、いつになく出かけることも増えていた。
疲れで免疫が低下していたかもしれない。なにより医療従事者として3回目のワクチンを打ったのが昨年12月末。抗体が低下していたかもしれない。
この日記のメインテーマ「上の歯ブラケットの装着」からほどなく、うっかりコロコロ第7波に飲み込まれてしまい(これはまた別のnoteに書きたい)、なかなか更新できなかったので時差はできてしまったけど。今回も黙々と記録。

【7月上旬】
いよいよ上の歯にブラケットつける日がやってきた。ドキドキ。
待合でハンカチを握りしめながら考えていた。
今回こそは相談したい。このひと月ずっと頭を悩ませてきた滑舌の悪さについて。
そして上のブラケットを装着するにあたりアンカースクリューを施すのかどうか。じっと順番を待つ。

名前を呼ばれ、いつもの座席にピットイン。
「この一か月どうでした~?やっぱり痛かったですか~?」明るい雰囲気の歯科衛生士さん。滑舌については、「口の中がこれまでと全然違う状態だから」どうしても悪くなってしまうもの。それでも自分の適応力を信じてほしいとのこと。
歯科衛生士さんも歯列矯正の経験者で「今日上のブラケットついたらもっと滑舌悪くなりますけど、そのうち気にならなくなると思いますよ」と力強いお言葉。信じてみよう。「私、地声が大きいので結構ごまかせてますよ」とも。よし、私もできるだけ声を張ろう。そしてアンカーについては聞くのを忘れた。

さあ、おしゃべりタイムは終了。紙エプロン装着。椅子を倒し作業に入る。まずは歯の表面をせっせと磨き、その後ブラケットをつけた。
前回同様、苦みのある薬液に眉根が寄ってしまう。口腔内側に入り組んでいる右上3番の犬歯にブラケットはつかなかった。
パチン!とペンチを使って奥の頬内側でワイヤーを切るのが怖すぎてビクッとなる。
今回、アンカースクリューはお出ましではなかった。説明によると、右上犬歯は、内側の装置を使って外側に動かしていき、充分出てきたタイミングでブラケットをつけるとのこと。
下の歯は良く動いているけど、まだワイヤーに通せない歯もある。無理に通すと骨への悪い影響が出てしまうとか。
またひと月後に予約をとって終了。

いつものように帰宅。さっそく痛い、痛すぎる。
あら、でも食べられる。
前回下の歯の時には、何も食べられないくらいの痛みだったはず。
もしかして…咀嚼時に上の歯の力は添えている程度なのかもしれない。
そう添えるだけ。やがて痛みは許容範囲と感じられてくるから不思議。
がしかし翌日。内側のワイヤー(保定装置)で右上3番を押し出す部分が絶望的に傷み始める。
歯が動く痛みだけでなくて、ワイヤーが口蓋に食い込む痛み。
うずき、はがゆさ、泣きそう。いや、泣いた。
眠れない夜を過ごす。

数日経過して、この口蓋に食い込む痛みがさざ波のように大きくなったり小さくなったり。
痛みがあるということは、動いているということなのでしょうね、きっとそうでしょう(願い)。
次回の質問コーナー(勝手にこう呼ぶ)では、ワイヤーの食い込みとアンカースクリューの登場時期を尋ねましょう(アンカースクリューをできれば打ち込みたくない気持ちも含めて)。

上の歯の動きは速い。下の歯が1カ月かけてジワリと動いたところを、上の歯はものの数日で動いた。前歯同士に隙間が見え始めるまで2~3日だった。
よく見ると、上の歯のワイヤーは下のワイヤーよりも太いではないか。
いいぞいいぞ、どんどん動いておくれやす!な気持ち。
次回に続く。

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