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キューバ旅行記 Day1 Go to Havana

Cuba Day1
2019.10.09 水 Go to Havana

羽田空港へ向かうバスの中でこの日記を書くことを思いついた。これから地球の裏側キューバへ旅立つ。初めてのひとり旅。とても楽しみな反面不安が大きい。英語もスペイン語もわからないなかインターネットもない環境でたったひとりの時間を楽しめるだろうか。

まずは友人に教わった日本人がよく泊まっているという宿を目指し旅のヒントを探しにいく。日本人から現地の情報が聞けると良いが日本語が全く通じない環境に行きたい気持ちも大きい。怖いけど。40リットルのリュックサックは出発時にすでに満杯で、僕の初心者っぷりと不安を表しているように感じた。まずは旅を楽しむこと。そして帰ってきた時に何か少しでも成長できていると嬉しい。

羽田空港でまさかの足止め。経由地のカナダのビザeTAが必要で慌ててウェブで申請。すぐに承認のメールを受信できたが1度引っかかると3日かかることもあるらしい。飛行機の中。全く眠れず時間がゆっくりと進む。太平洋を横断するのかと思っていたが、大陸沿いに北回りで進むらしい。しだいに外が明るくなり上空から見えたカナダの風景は広大な森が広がっている。ところどころに民家と湖と高速道路。あとは森、森、森。そして驚くほど平たい。カナダには山が無いのだろうか。到着間際に見えたトロント周辺は流石にかなり栄えていた。結局、離陸してから約12時間全く眠らないまま着陸することになった。

トロント空港での乗り換えは約2時間。wifiと電源が使えるのは嬉しいが喫煙所がないのがきつい。キューバへの機体は少し小さめのジェットでアジア人は僕の他に韓国人が1組だけ。気がつくとまわりから聞こえる声がスペイン語になっていて、彼らの声を聴きながら少しだけ眠ることができた。隣のグループはシートベルト着用のサインが消えた途端全員集合&酒盛り。出発から1時間で機内のビールはすべて売り切れていた。これが中南米のパワーなのか。うるさくてごめんね。大丈夫?みたいなことスペイン語で聞かれたけどOK以外の答え方が分からない。到着前からかなりビビっている。わざわざ大使館まで取りにいったキューバのビザが機内で配られた。月明かりで夜中なのに空が明るい。ハバナの灯りが見えてきたがトロントと比べてかなり暗いのが印象的だった。

空港に到着すると事前に手配していた運転手が迎えてくれた。彼に案内され両替もあっさり。荷物を預けてない分、他の人より早く外に出られた。約18時間ぶりのタバコをふたりで吸い市街へ。タバコを交換しようと持ちかけると俺のは強いからと1本くれた。運転手はかなりのアメリカ好き。星条旗柄の芳香剤をぶら下げ90年代のUSヒットチャートを流しながら宿へ向かう。到着した場所はボロボロの暗い道で一瞬やばいところに連れてこられたかと思って焦ったが運転手が電話をかけると宿の女主人が出迎えてくれた。乗車料とは別にタバコのお礼としてチップを渡したが1番小さいお札が3CUC(CUCは米ドルとほぼ同じ)だったので渡しすぎたかもしれない。

宿に入ると夕食はいらないと連絡したつもりが料理を振舞ってくれた。英語が全く通じないので持ってきた指差し単語帳と翻訳アプリでコミュニケーションを取りながら部屋に通してもらった。室内は外観からは想像できないほど綺麗でシャワーを浴びてすぐにベッドにダイブしたが疲れているはずなのに1時間で目が覚めてしまった。なんとか30分程眠ると少しだけ頭がスッキリしたが結局この日は2時間も眠れなかった。完全に緊張と時差ボケ。

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