はじめてのノート
こんばんは、初めての記事の投稿になります。
普段はTwitterに生息しているどこにでもいる化け物です。
自分のことを化け物と称するのはあまり良くないことだとは思いつつも、自己評価の上では化け物といわざるを得ないのでご容赦いただきたい。
ここでは初めてのノートということで、あまり気負わずに書いてみたい。
私は女装です。
まあ、どこにでもいる感じのね。
あまり小難しい話をしたいわけではないのだけれども、そういうの苦手な方はブラウザバックを推奨します。
女装しててよく聞かれることに対して、自分語りを少ししてみようかなと思う。
これから続ける文章はあくまで私の場合という枕詞をつけさせていただきたい。
私には気にしないことであっても、別の人は気にするということも多々ある。自戒も込めて言うと、私自身もそういうセンシティブなところに立ち入って、地雷を踏み抜いてしまいがちな人種だったりする。
気をつけたい
女装している人に対する定番の質問として、
「好きなのは男?女?」というものがある。
最近は、なんとなくそういう質問は良くないという文脈が共有されているということもあり、初対面で聞いてくる人はほとんどいない。
ただ、好奇心的に気になるというのもあるだろうし、ほんとに初対面なら逆に話のとっかかりとして使いたくなるという衝動があるのかもしれない。
繰り返しにはなるが、これは私の場合ということで読んでいただきたい。
私の場合ではあるけれども、性対象がという質問はあまり気にしない。
そう思うに至った考え方を述べていきたい。
まず、ほんとに女装に嫌悪感を持つ人であれば、そもそも聞いてこない。できるだけ接点を無くそうとするなら話をしようともしないと思う。
なのである種、自分に興味を持ったのだろうということでプラスに捉えようと思ってる。
ここからは私の推測になるけど、そういう質問をする理由の1つに自分が安心したいからというのがあるんじゃないかと思う。この推測が正しいとすれば、この質問することに悪意性を感じにくくなってしまう。
「安心するため」
これはどういうことか自分なりに説明したい。
自分もそうなのだけれども、未知の人や物に遭遇したときに自分自身の不安を取り除くために、自分の今まで経験から、どういうものに近いのかを考えてしまう。
「今の若物は…」という若い世代を揶揄するような表現がある。
よくよく考えるとこの表現は変だ。
若者と一言に言っても、その個人個人は皆違う、それは自明であり当然だ。
でも、そういうことをいったん置いておいて、「今の若者」という架空のキャラクターに置き換えて、既知の存在にしているんじゃないかと思う。
既知の存在にすることで、自分の精神の安定を図っているんじゃないかと。
私の話に戻すと、未知の女装の人がいると判断された場合、その人が不安に感じることもあるのかもしれない。
なので、(質問して)情報収集して、未知を既知に変換するプロセスを経ているんじゃないかと思う。
その情報収集があまり良くないとしても、心の平穏を得るために必要な行為であるとすれば、私の方も理解を示した方が良いんじゃないのかなと。
とはいえ、既知されるということは、その人の経験の上でこういうモノだという枠に嵌められるということと同義だ。それは本質的な理解とは異なるのは言うまででもない。
枠に嵌められた結果、その人にとっては私はマツコ・デラックスと同じかもしれないし、IKKOと同じジャンルの人になっているかもしれない。
(よく考えたら、普通の人にとってはマツコさんもIKKOさんも同じオネエ枠だね。そこまで細分化して判断してない気がする)
ただそれに文句を言っても仕方ない部分もあるかなと、その人が理解しようとする上では今までの経験という定規を持ち出して測るしかないのだから。
なので悪意なく、センシティブな質問をしてしまうことも仕方ないのかなと思っている。
それを踏まえた上で私は、その人にとってわかりやすくて、その人にとって都合の良い私を演じてしまうときがある。
そうした方が最終的には自分にとっても楽なことを悟ってしまったのです。
狡猾?いいえ、処世術です。
「好きなのは男?女?」
「めっちゃ女の子が好きですよ。だからこんな格好してるんですし(笑)」
(場所と相手にもよるけど、経験則上、直接的に聞いてくる人はこの回答の方が理解されやすい)
私はあなたにとってわかりやすい存在になれてますか?
※繰り返しになりますが、これは私の場合なので他の人にはセクシャルな話を突っ込むのはおすすめできませんよ!
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