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神社でお願い事をしないほうがいいの?

昨今のスピリチュアルブーム、御朱印ブームで
神社にお参りする人もずいぶん増えました
物事はすべて陰陽で表されますので
良いことばかりでもありません
それによる恩恵も弊害も色々あるので
いつかお話しする機会を設けたいと思っています

ただ、今はもっと気軽に神社へお参りしてほしい
そんな思いがベースにありますので
まずは皆さんのお困りごとに
ヒントになるような記事をご紹介していきたいと思います

この一連の記事をどういう訳か
早く届けないといけないようなので
(そういう気がする)
週末の占い、しばらくお休みします



神社で願い事を受け付けているのか?


よく神社では
”お願いをするんじゃなくて
感謝をするところなんですよ”
なんて話、聞いたことないですか?
あれ、当たっちゃいるけどそうでもないって話
わかりやすく言えば
ご祈祷って簡単に言えばお願いみたいなもんなんですよね
正確に言えば祈りであって願いではないんだけど
まあほとんどの皆さんは「お願い」と
捉えていらっしゃると思います
神社側も、そりゃ違いまっせ
なんて面倒なことは言わない
「はい、ここにお名前と
お願い事書いて」と言って紙を渡してくれます
そんなご記憶ないでしょうか?
要するに正式にあなたのお願い聞いてあげますよ
そういうスタイルで皆さんをお迎えしているので
お願いは言ってもいいですよ、って話です


1.神社での願いごとはご祈祷で

一般に現代では神様と直接やり取りできる方が少ないので
神様に何かお伝えしたい場合
(これが”お願い”というケースが多いわけです)
神主が祝詞を使ってやりとりするわけです
神主さんたちがみんな
神様の言葉をちゃんと理解できるかと言えば
ほとんどの日本人が
中高6年以上の英語教育を受けているにもかかわらず
みんながみんな使いこなせていないくらいの
パーセンテージだと思います😅
要するに祝詞をきちんと奏することができても
スムーズに神様に伝わっているかどうかは怪しいもん
これは神道ド素人のユキノモリが
傍で仕事をしていたただの感想です
かなり失礼な物言いですが
神主さんも職業神主というだけの人間であって
結構適当な人もいます
多分警察官や教師にしたってそう
それが良いか悪いかは別として現実かな、と

それでも必ず信頼に値する神主さんはいらっしゃるので
その辺りは安心してください
ユキノモリもご祈祷はその方にお願いしていました
仮に信頼できない神主さんだけで構成されていれば
その神社はつぶれてしまいます
神様の伝えたいことがどこにも
伝わらないことになりますからね
だから普通にたくさんの参拝客が訪れている神社は
信頼できる神主さんはいらっしゃると思います
安心して祈祷をお願いしてみてください


2.ご祈祷は必ず結果がでるの?


さてそのご祈祷ですが
本当に神様が
皆さんのお願いを聞いてくださっているかどうか?
これもまた微妙はところかな、と
確率的に言えば、宝くじに当たるって言うのが
一番近いかもと思っています
もう神社を辞めてしまったから
こんな不謹慎なことを言ってるわけではありません
そして、わざわざそんなことを書いて
神社の品位を落としたいわけではありません
その点はまず申し上げておきますね
神社には大変お世話になったし
神様には今でも畏敬の念が溢れんばかりですので
神社に来てほしいという気持ちはあっても
祈祷なんかせんでもいいとは・・・
正直、思っていないとは言い切れないです
いやむしろ思ってるかな
これはあくまでも、願い事を叶えるのに
祈祷は有効か?という問いに対して否ということです

そもそもその確率的低さはどこから来ているか?
先ほどお伝えしたように
祝詞は神主さんたちが資格を取りながら
覚えていくものだけど
奏することができても伝わるかどうかは
実は難しいのかもしれないって思います
だって多分奏するだけで伝わるんなら
「祝詞」さえ知っていれば
神主さんと同じことができるはずですよね
多分それじゃダメな何かがあるんじゃないかと
ユキノモリは考えています
よくYouTubeとかでも
「祝詞奏上」なんて出てきますが
実はそんな簡単なものじゃない
だからここから先は特に今まで以上に
勝手な推測というか勝手なユキノモリの考え
その点を踏まえて読み進めて言ってください

3.ご祈祷の意味と手順


ご祈祷にはいろいろな種類があることは
以前お話ししました
「家内安全」「商売繁盛」「心身健康」「社運隆昌」
などは古くからあるご祈祷の例ですが
最近では推しの幸せを願ったり
世界平和を願ったりその願いの仕方も
ある意味変わってきました
その点、祈祷のやり方としては
大きく変わることはありません
お願いがある方を祈祷殿
またはそれに準ずる場所に上げて
まずはその人を含めお祓いをします
お祓いについては
前記事でも詳しくお伝えしていますので
一度ご覧になってください
神様は『穢れ』を非常に嫌いますので
ご祈祷そのものが清浄であることが必須です
依頼した人も然り、場所も然り、内容も然りです
神主さんは『祓詞』を奏することで
ある程度それらを浄めることができますから
そのあとに『祝詞』を奏すると
初めて依頼者が何を求めているかを理解します
簡単に言えば、『祓詞』がきちんと成立していると
そこで初めて神様へお伝えすることが叶うという
第一ステップです

さて第一ステップが終了しました
それだけで皆さんの願いが叶うんなら
みんな好きな大学行けてない?
みんな好きな人と結婚してお金持ちになってない?
殺人事件とかある?
そう思いますよね?
ユキノモリもそう思っています
だから皆さんのお願い
そんなに聞いてもらえてないよと申し上げました
それはなんでか?
まず一つは神主の『祓詞』『祝詞』が
有効か?問題
そして次に考えられるのは
神様だって色々あるさ問題です

皆さん、「ご神徳」という言葉聞いたことありますか?
神様だっていろいろあるさ、というのは
医者だっていろいろあるさみたいなもので
まあ、医者は人間だからあっても当然だけど
神様だって得意不得意があるんです
というかそもそも日本の神様信仰は
「八百万の神々」と言われるように
もともと得意なことがあるのが
神様だったということです
これについて語ると
これまたそれだけで5000字くらいは
いってしまいそうなんで
ここでも割愛させていただきますが
そんな得意ごとがある神様だから
「それくらいだったらいいよ~」
と簡単に聞いてくれる場合もあれば
「いやそれってうちじゃなくてあっちに行けばいいのに」
って思うこともあるでしょう
こんな時大切なのが、以前お話ししたあなたの住所と名前
気のいい神様なら、あなたのことをそのあっちの神様に
お伝えしてくれることもあるそうです
もちろん、今言ったことは
神様の気分次第
そう!
大事なことなのでもう一回言います
お願いが聞いてもらえるかどうかは
神様の気分次第なんです!
神様が聞いてあげてもいい気分に当たるかどうか
それだけの話なんです
だって神様、人間の願いをかなえるだけが仕事じゃないから
色々大きな仕事を抱えている
その合間で皆さんの願い事を聞いているわけですから


4.祈りと信仰

神主さんの『祝詞』がちゃんと伝わって
表面上浄められていたとして
実際のお願い事があなたの個人的なお願いだったら
聞いてもらえるかどうか
それだけでもかなり確率が下がるわけですから
そりゃ皆無に違いないよと
世相にまみれたユキノモリは思ってしまう訳なんですが
これまた不思議な話で実はそうでもない

たとえば毎日男が10円ずつお賽銭をあげて
何も祈らずに参拝してたとしましょう
50歳の男だったとして、たいした理由もなく
10歳の物心ついたころから
毎日毎日お参りしてたら
実はその10円というのが盗んだお金だったとしても
毎日ただお参りに来ていたというのが
結構な善行に映ることもあるらしく
彼はその後も「幸せに暮らしました」ということは
あるらしいし
重い病気を患った父を看病する娘さんが
毎日毎日苦しい治療費を工面して
10円よりは高額、
例えば1000円を1週間に一度賽銭へ入れ
2か月に1度は1万円のご祈祷を
上げてもらっていたとします
結局父の病はよくなることなく
けなげな娘さんも同じように体を壊して
亡くなってしまいました
もちろんこれらの2例はフィクションですが
何を伝えたいかと言うと
それらの願いの中にエネルギーが存在しているか
良く知った言葉で言えば信仰が伴っていたかが
重要なカギであるような気がします
ただの参拝であったか、神主が祈祷をしたか
そういう理由で
願いが叶ったりするわけでもないのです


5.純粋な願いより魂のふれあい


やっぱり神様だってお金だけ出してくれている方より
マナーを一生懸命守って粗相をしない方より
一言「好き💛」って言ってくれて
ニコニコ接してくれる人が好きなんです(多分)
これ残念ながら本当
人間界的にどんな悪い人であっても
どうしてずっと幸せそうなの⁈
ってことあるじゃないですか
これ本当に不思議なんだけどあるあるなんですね
そこには必要なのは物の善悪とかだけでない信仰
信仰って言っても
ただ単に信じるって言うことだけでなく
お互いの魂を触れ合わせることができる
何かってことが
そこには存在しているのではないでしょうか
能力がある方なら
それを上手に説明できるかもしれないけど
いかんせんド素人のユキノモリですから
どう説明したらいいのかわかりませんが
願いが強いかどうかということより
魂の欲求に素直に従っていられるかどうか
そういうことだと思うのです
それを本能に従うことかと言うと
そういう訳でもなく(むしろこれはダメです)
この世に生まれ出た真実と申しましょうか
そのことのために神様にお祈りする
そういうことができる人の願いはかなう
ユキノモリはそう思っております

6.現実的な神社との付き合い方


それでも神主さんが介在することによって
一般の方の願いを神様にお話しする
ご祈祷はある意味システマチックでとても合理的です
そのシステムのおかげで神社は金銭的に潤います
それをどうとらえるかは皆さん次第ですが
お賽銭や祈祷料は神様だけでなく
お世話する職員の衣食住に
ひいては家族を支えることとなり
その者たちが神社を守っていくことに繋がります
ユキノモリもただ働きをしていたわけではなく
きちんとお給料をいただいてご奉仕していました
このようにお金を介在して成り立つのが
現代の神社であり神様です
神社は神社としての体を保つことで
神様に安心して居付いてもらうことができます
神様がその場所に居付かれるというのは
人間の努力なくてはあり得ないことなんです
なんせ神様は気まぐれですから

建物やお世話をする人たちがいなくなると
参拝者もこれなくなってしまうので
神様も急速にエネルギーを
失ってしまうことになります
神様は参拝者からエネルギーをもらえることで
力を増していくので
そこでエネルギーが不足してしまうと
どうなるでしょうか?
考えるだに恐ろしいことです
まだ気まぐれで神様が立ち去られる方が
ある意味幸せです
これは神社の成り立ちも含めることになるので
かなり長くなりますから別の機会にお話ししましょう

ユキノモリは
祈祷と言うシステムは健全な神様を支える
エネルギー循環の一つだと思ってもいます
必ず願いがかなえられるかどうかというより
神様へのご挨拶の一つだと思って
ご利用されるのも一つの考え方だと思いますし
そもそもは祈祷より「お供え」や「正式参拝」を
された方が同じ金額でも欲が見え隠れしなくて
美しいかもしれませんね(神様は美しいものも好き)

そもそも神様に感謝してご縁を繋ぐことができれば
ご祈祷もいらないし願うことも必要ないほど
現実はうまく回っていくと思います
その力を助けていくのが神様のお役目なので



いかがでしたか?
神様へお願いしてもよいかどうか
今日のお話を聞いてくださったら
おのずとあなたの中で答えは出たのではないですか?
次回は短い記事で「お祈り」と「願い」のこと
もう少しだけお話しさせてくださいね

だって神様ってみんなからお祈りされないと
いつかは消えちゃうんです
日本の神様だけじゃありません
どんな国のどんな神様もです
だから尚更もっと知ってほしい神社のこと
良いこと悪いこと
今までおじいちゃんおばあちゃん
近くの大人たちが教えてきてくれたこと
なかなか知ることができなくなってきました
このnoteが少しでもみなさんのお役に立てれば
そんな気持ちで綴ってみました

ご参拝の参考になさっていただければ、と思います

またご質問、リクエストは随時受け付けております
お気軽にメッセージ書き込んでください




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