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神社からの郵便物どうするか問題

毎日暑いのでうだうだネットサーフィンしていると
意外に皆さん困っている神社問題
ってのに出くわします

こんにちは
元神社職員の占い師ユキノモリです

元神社職員としては神社に大変お世話になったし
今でも神社は大好きです
当然ながら神様も本当にいらっしゃると思っています
だからできるだけたくさんの人が
神社を訪れてほしいと思っているし
外国人が観光として訪れるのは
正直「う~ん」と思っています
ただ我々日本人も海外の教会や寺院を訪れて
素晴らしいと思うことはあるので
そこはもう少し先の問題として
向き合っていかなきゃならないなと思いますが
今回は日常的に皆さんがどうなの?
って思ってることに
スポットを当ててみたいと思います

今回は
「息子あてに来た夏越祓の申し込み用紙
一式捨ててもいいのか?」
そんな話でした

結論から言うと捨てても全然問題ないです
なぜって、あれは神社から送られてくるDMだから
今は個人情報保護法のからみで
一般のお店はDM出していいですか?
って聞くところがほとんどだと思いますが
神社の場合はその性格上
嫌がる人もあまりいないし
そもそもいやだったら
神社に住所とか残す人も少ないですよね
なので観光目的でふらりと寄ったにしろ
住所を書く時点では
かなり好意をもって書き残したと
元職員であったユキノモリは思っています
他の方はどう思っているか確認はしていないですが
歴史のある神社ほど
長い間の信仰が支えていることも手伝って
一度神社に来てくださった参拝者には
良い情報を少しでも教えてあげたい
そういう気持ちからDMを送るに至るってわけです

DMについての皆さんの対応は様々だと思います
「やった~〇月〇日セールがあるのね!
 頑張って午前中から行かなきゃ!」と
現実面で大喜びする人もいれば
「ああ、あの時の○○さんとっても素敵だったな
買わなくても遊びに行ってみようか」と
思い出に浸って暖かくなる人もいるでしょう
一瞥するだけでゴミ箱へ捨てる人もいるかもしれない
住所を残したのはご自身なのに
「信じられないDM送って来るなんて!」
すぐにクレームの電話を入れ削除の依頼をする人等
色々な対処をされると思います

神社からの通信物についても同じです
どの対応をするのも
あなたに送られてきたお手紙なので
自由に決めればよいのです
別に悪いことは何一つありません
強いて言えば、クレームを上げるくらいなら
最初から簡単に住所など記さないことです

あれ?
ご祈禱については
住所を記入してくださいって言われない?

はい、おっしゃる通りです
ユキノモリの記事を
興味を持って読んでくださる方なら
よく聞く話だと思いますが
「神様とて、どこの誰かわからん奴に耳を傾けない」
って言われたことないですか?
これ半分当たってるけど半分は当たってない
人間もそうだろうけど
初めての人から
いきなりお願い事したり、されたりって
かなりやばっ🤨って思いませんか?
神様もそうです
神様がご縁を繋ぐ人って、
世界のトヨタやSONYの比じゃありません
歴史が長い所であればあるほど
その数は言うに及ばず
京都の老舗が100年でひよっこって言われるのも
そんなところです

さすがに神様だって、初見であなたが誰で
どんなお願いがあるかなんて知る由もないのです
いくらあなたが優れた人であっても
いきなり社長に「頼もう!」なんて
門をたたいたりしませんよね?
(まあ稀にそんなすごい人もいる)
だから祝詞では神主が神様にわかる言葉で
お言葉を伝えます
それがご祈祷、すなわちお願いです
ご縁が深まってきたら別に住所も名前も必要ないし
わざわざ神主に頼む祈祷すら必要ありません
ご自身の言葉で思いを伝えていただければそれでよし
スピ系の人で神様とお話ができる人って
ほとんどご祈祷ってされません
ふらりと来て
「きましたよ~、ありがとうございます」って
挨拶しに来られるくらい

なので、神社では
「祝詞に必要だから住所は書いてください」
それ以外では必須でないので
嫌だったら書かなくても全然かまいません
DM困ります、と
最初から意思表示されるとなお良いです
そうするとユキノモリのような
事務方の人間は大変助かります
だって「夏越のお祓いするよ~良かったら来て!」
って、もうめっちゃ親切心であの人にもこの人にも
お知らせしようと思っているのに
「気持ち悪い、何コレ?
捨ててもいいの?」
「勝手に送ってくんなよ、おらあ~」
とか言われるとめっちゃ凹むんです
事務方の人間は、普通に人間なんです
こちらに悪意のかけらもないので
本当に悲しくなってしまう
(善意の弊害ということは今回は割愛します)

例えばあなたがファミレスに入ってきたとして
「いらっしゃいませ~」
とユキノモリがお水を持って行ったとしましょ
外国の方ならともかく
現時点日本では当たり前の光景です
それを
「何コレ?!お水頼んでないんだけど????
呼んでから来いよ!」と怒鳴られてる感じ
そう言えば理解していただけるでしょうか?

神社では一度神社に来てくださった参拝者様とは
ご縁が繋がったと思っています
すなわちコレ、どこかに入って何か食べたい
そういう気持ちになってファミレスを訪れているのと
同じ状態だということです
用事もないのにわざわざあの重い扉をあけて
用意されている席に座る方はいませんよね
神社も同じです
かつて「神社の敷地は公園と同じ」と
ほざいたバカ神主が
装束のまま携帯片手に闊歩していたことがありますが
(もちろんその神主はクビになりました)
神社の敷地は公園ではないのです
神様を敬う意思がある人だけが
鳥居をくぐっても良いのです
もちろん疲れた心を癒すためでもかまいません
困って助けてほしい気持ちであっても構いません
事業が成功した
嬉しい気持ちの報告であってもいいのです
そこに神様がいらっしゃるということを意識して
鳥居をくぐられることが必要なのです
その大前提を忘れているか
もしくは知らないか
そういう方が増えてきたように思います

神様はお優しいので
そんなことくらいで罰を当てたりはしません
でも中で働く人間は
やはり「悲しいなあ」「来てほしくないなあ」
そう思っていましたし
辞めた今なら、一個人の見解なので
神社に迷惑がかかることはない、と
お伝えしていきたい気持ちになりました

先日、七五三の記事にも結構反響がありました
これからもポツポツお答えできることがあれば
記事にしていきたいと思いますので
ご質問お気軽にお問い合わせください

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