なぜ万年野党はダメなのか?
結論から申し上げます。万年野党ではダメだ。政党はいずれも政権入りを目指すべきであり、政策実現を目指すべきだと思う。そうでなければ組織として問題だ。もちろん、れいわや共産、保守、参政党が大義を捨ててまで連立に入れとは言わない。
しかし政権交代や政権入りするチャンスを逃し続け、政策実現のみに集中して閣僚ポストを放棄する姿勢は果たして当所属の議員としての心情はどうなのか?少し気になったりする。青臭い理想を掲げ続け、野党を望む政治家もいるかもしれない。あるいはポストに拘り続け、権力闘争に明け暮れる政治家もいるだろう。万年野党議員もいるだろう。
ただ国民民主党の部分連合、政策実現が103万の壁見直しの成果が123万円と濁ってきており、178万円、せめて160万円までに辿り着くかは不透明だ。もし自公過半数割れで予算に賛成し、政策実現さえ出来ない国民民主党はいくら被害者と言っても、一度予算に賛成する野党の覚悟が生半可ならば顔を洗って出直してこいとも言いたい。
玉木雄一郎の不倫報道の際に、首班指名でいきなり矢面に立たされた人間の名前を書いてくれというのは、流石にキツイだろう。しかも決選投票でも玉木雄一郎と無効票で書かせるのは、いくら党のおかげでも厳しく言わなければならない。
さてここまでは国民のことを述べさせていただいたが、立憲も維新も現状だと野党同士が非難し合う万年野党の感覚だ。立憲が一番政権交代に近い位置にいるのは事実であるが、次期参院選には苦い思いをしてしまうかもしれない。
なぜならば、あの当時の参院選は立憲の比例票が大幅に減り、比例票の野党第一党は維新だったからだ。つまり衆院選で埋没した立憲が参院選で濃くなってしまった。
ただ今回の衆院選では立憲は与党過半数割れと50議席が増えたことで、前回ほどの埋没はないだろうが、野党第一党の比例票が800万票ほどとなるのは、政権交代を目指す政党として頼らないかと思う。そうならないで欲しい。
維新は旧自民出身の府議が多く、参院選で予備選の末に野党一本化を目指すが、そもそも第二自民を肯定し、野党第一党を目指すベンチャー政党が、大量落選者を生み出し破綻寸前なのは、支持者にとっても困惑だろう。万博が成功すれば勝機はある。しかし万博が失敗すればお膝元から崩壊するかもしれない。
そして大阪のレガシーはいつ捨てることができるかも課題だろう。