【感想】衆院選、各情勢調査を振り返って
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野党分裂でも立国が善戦、優位
結論から申し上げれば、野党が分裂していても今回の選挙選では立憲や国民候補が善戦している点が特徴でしょう。
前回の激戦区域や裏金議員の選挙区では一部立憲候補が優位なポジションにあり、自民党と公明党の過半数は見込めるものの、かなり立憲に侵食されていると考えられます。
①青森3区で野党リード
②宮城3区で野党リード
③東京18区で与野党接戦
④東京30区で与野党接戦
この辺りは予想外でした。少し語りたいと思います、
自民支持層が比例でも自民に投票しない
自民支持層は当たり前かもしれませんが、普通は自民党を支持しているのであれば、当然自民党に投票します。しかし今回は自民に投票しないのです。
そして抜けた分が大体1割ほどで、その中の多くが立憲に入れるなど、自民党支持層を野田執行部は受け皿となったことが伺えた報道もありました。
個人的には、やはり野田さんの人気が保守にとっては厚く、それが立憲を強くする要因かも知れません。
特に原発や安全保障で中道政策に転換させたことは、現実的に政権を担える野党としてのリベラルから穏健保守まで幅広い受け皿となった政党にはなれたかと思います。
問題は経済政策の面で自民党の業界団体の層を割り込む野党がどれだけいるかは定かではありません。ここもまた立憲の課題でしょう。
保守とれいわの躍進
今回の特徴としては少数政党で立憲、国民、維新以外の中道をターゲットにしない少数野党が比例で5議席以上獲得される報道がありました。
つまり仮に保守とれいわがそれぞれ6議席となれば、その分において自公を削ることになるでしょう。
特に自民のコアな保守層がもしごく一部でも保守に流れたら、それはそれで比例票の得票数を減らすことになります。
れいわもまた小選挙区で擁立している観点から、立憲の左派票をどれだけ食べるかも考慮しなければならないでしょう。
受け皿が多くサイズが小さいだけで、大量に溢れている
無党派層が自民に入れなくなったのは、やっぱり2009年以上の逆風が起きているからです。
いくつかの小選挙区でも確認できると思いますが、野党候補が一本化できなくても立憲が善戦できているのはその通りだと感じます。
ただ選挙は最後まで何が起きるかはわかりません。
自民党には豪華なキャストがいます。
甘い顔をした幹部やアイドルのような女性、さらに元総理や幹部まで幅広い方が応援弁士として激戦区にやってくるでしょう。
その時に野党の候補はリードしている展開から守り切れるかが問われます。
だから選挙は面白い。
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