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れいわは小選挙区で議席獲れるのか?


れいわ、初の小選挙区議席獲得へ

もう5年近くになります。

山本太郎氏率いる極左政党であるれいわ新選組が結党して、5年近くが経ち、衆参や都知事選で
大きな票数を獲得してきました。

たった5年近くの間に急成長を果たした政党ですが、
残念ながら小選挙区の議席獲得には、
まだ時間がかかるでしょう。

今回はれいわ新選組の衆議院選挙の状況にて
お伝えさせていただきます。

山本太郎は参議院東京選挙区で初当選

2022年、当時衆院議員だった代表の山本太郎議員が
参議院東京選挙区への出馬のため、
衆議院議員という身分を捨て、
参議院東京選挙区へ立候補されました。

結果はなんと維新や乙武、都民ファ(国民民主)より
上の6位という結果であり、当選されました。

れいわとしては快挙です。

またその前の都知事選や衆議院選挙でも、
それぞれ影響力の大きい動きをされました。

前者では都知事選において65万票を獲得し、
旧民主党の幹部の一部が山本太郎氏の
支援につきました。

もし仮に野党代表の宇都宮氏に1本化できれば、
150万票ほど固められたかもしれません。

後者では東京8区への出馬が言われていましたが、
結局は市民連合および地域で活動されてきた
立憲候補への支持に回り、これによって
8区での野党の勝利にも貢献されたともいえます。

つまり東京でれいわは
それほど影響力があるのです。

1番可能性があるのは東京14区

正直に言えば1番れいわに可能性があるのは東京14区でしょう。

安倍派に所属されていた松島みどり議員の
地盤であり、次の衆議院選挙では大きな区割り変更があります。

東京の東部である墨田区で構成されている選挙区で、共産と立憲、れいわ、国民の4党が
協力すれば、自公と匹敵する得票数です。

ただし現状ですと、れいわだけでなく、
国民民主党や維新の会、参政党、共産党が候補者を擁立するため、
地盤のないれいわの候補者からすると、
14区での議席獲得は難航するでしょう。

櫛渕氏、難しい戦いと予想

れいわの櫛渕氏にとっては、
かつて当選された23区でも、
前回の総選挙で戦った22区でもなく、
今回は23区内の14区です。

そのため現状ですと、比例復活での当選の方がまだ高いと考えられます。

また東京14区以外ですと、大阪5区や千葉11区にも
れいわの国会議員がおられますが、
それぞれ現職が公明と自民である
強固な地盤であるため、
もし小選挙区で1議席を獲得するなら、
ここ東京14区でしょう。

共産とれいわが1本化できるか?

都知事選では蓮舫氏には共産の支援が入る一方で、
れいわは蓮舫氏に静観の構えです。

【都知事選】
前回 2020年
①共産は宇都宮候補支援
②れいわは山本太郎代表自ら出馬
今回 2024年
①共産は蓮舫候補支援
②れいわは静観の構え

【2022年参議院選挙】
①共産は東京選挙区で山添氏が3位当選
②れいわは東京選挙区で山本氏が6位当選

同じ革新系の政党ですが、
どちらかといえば歴史と組織力があり、
年齢層が高めでボリュームのある層が
共産党の支持層。

一方で若年層に浸透し、
旧民主に近い議員が固まった新興政党が
れいわの支持層というイメージです。

そして共産は既に沖縄1区に現職がありますが、
れいわは小選挙区での議席はありません。

社民党は沖縄2区、国民民主党は香川2区をはじめ
数議席はあります。

果たしてれいわは小選挙区で議席を取れるのか?
注目が集まります。

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