中国共産党のエリート、胡春華の現在は?
胡春華とは?
突然ですが、胡春華という名前を聞いたことはありませんか?
中国情勢に詳しい方ならば胡春華という名前に
敏感でしょうが、残念ながら多くの日本人にとっては
知名度は高くはないでしょう。
胡春華氏は元中国の副首相で政治局員を務めていた共産党青年団のエリートです。
最近、秋葉原の元青年で〜と言われていた私からすれば、
自民党も中国共産党の青年局や青年団には
特に言及することはありませんが、
要するに非世襲でエリート気質の強い成り上がりの方です。
今回のNoteで胡春華元副首相取り上げる経緯と致しましては、
まず現在の中国共産党で副首相や政治局員から降格したものの、
政治協商会議副主席として政界のキャリアを進められていて、
現在の習近平主席含むチャイナセブン以外にも
注目できる要素かなと思い注目する形です。
特に胡春華元副首相がエリートから転落し、
今もなお政治の職についているのは、
なぜ生き残ったのか? 考えていく必要があります。
胡春華のプロフィール
まず簡単なプロフィールをご提示させていただきます。
湖北省生まれの胡春華は16歳で北京大学文学部に入学した
エリートで、卒業後は2006年までチベット自治区での業務に
従事することとなった。
2008年4月1日には江沢民派の影響も徐々に減り
胡錦濤政権の2期目目前に迫り、河北省に移動。
その翌年に河北省省長に就任し史上最年少省長と
45歳で自治体の最高幹部を担います。
2009年の11月には内モンゴル自治区の党委員会書記で
貧困対策や治安対策を推し進め実力を発揮し、
2012年の習近平政権が誕生すると、
広東省委書記兼政治局員を務め、
2018年には序列3番目の農村担当の副首相に
選ばれます。
しかし2022年では同じ青年団の先輩の
李克強首相や汪洋政治協商会議主席が、
最高幹部から去り、胡春華副首相も政治局から降格する
結果となりました。
なお同様に共産党青年団のエリートの周氏をはじめとする
幹部も、政治協商会議の副主席として選ばれました。
胡春華の現在
当然、政権の要職からは外れ、
政治協商会議の副主席となった現在は
マダガスカル大統領就任式で中国の特使として参加して以来、
メディアでもなかなか注目されません。
頻度は格段に減ったのは確実です。
日本との関係は胡春華副首相と野田毅元衆議院議員の会談が
現時点での近況でもあります。
中国共産党のエリートといわれた胡春華氏の今後に注目です。
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