オウムは何を残したのか? 上川外相が下した決断と入信する若者たち
地下鉄サリン事件を覚えていない若者たち
麻原彰晃という人間をご存じだろうか?
2018年に死刑執行され、
オウムはすでに解散しています。
しかし麻原を知らない若者が、
今その後継団体に苦しむ姿をまた
発信しなければならない。
今回はアレフについてまとめる。
アレフとは?
アレフはオウム真理教の後継組織であり、
2000年に設立された。
麻原彰晃氏が設立した宗教であって、
後にサリン事件を発生させた。
オウム真理教が起こした一連の事件
1994年6月27日 – 1994年6月28日 松本サリン事件
→死亡者8人、負傷者・重軽傷者約600人
1995年3月20日 地下鉄サリン事件
→死亡者14人、負傷者約6,300人
そのため日本中に衝撃を起こし、
解散命令請求が下された。
とても痛ましい事件であり、
決して風化させてはならないのです。
オウム真理教の今
松本サリン事件から丸30年が経ちましたが、
残念ながらオウム真理教の後継団体による
被害が後を絶たない状況です。
かつて多くの若者がオウム真理教に加わり、
凶悪犯罪に手を染めましたが、
解散後の現在でもその後継団体に若者が入信し、
トラブルが頻発しています。
その実態について詳しく見ていきましょう。
サリンとアレフ
松本サリン事件とその影響
1994年6月27日に長野県松本市で発生した松本サリン事件は、
日本の犯罪史上最悪の無差別テロとして知られています。
この事件では8人が死亡し、
多くの人々が被害を受けました。
その約9か月後、地下鉄サリン事件が発生し、
さらに多くの被害者を出しました。
オウム真理教の教祖、麻原彰晃(本名:松本智津夫)は
2018年に死刑が執行されましたが、その影響力は未だに続いています。
なお死刑執行を下した当時の法務大臣は
現在、外務大臣を務める上川外務大臣であり、
先生のご家族も含め一生警備対象になるなど、
オウムがいかに影響力の大きい組織だったのか?
と伺えます。
それほど影響力が大変大きいものであると言えます。
カルト宗教の対策
オウム後継団体「アレフ」の実態
公安調査庁によると、オウム真理教の後継団体
「アレフ」などの信者は全国に約1650人存在します。
これはオウム時代の7分の1ほどの人数ですが、
依然として年間70人前後の新規入会者が確認されています。
その大半が事件後に生まれた20代の若者です。
今の若者には麻原彰晃やオウム、
アレフというワードを知らない学生もいるのは
事実でしょう。
10-20年後には
半世紀前の事件であることで、
やがてアレフに対する目が緩んでしまう
かもしれない。
アレフ信者の親たちは、普通の親子関係が出家によって
断絶されることに悩んでいます。
楠山さんは「カルトのテクニックは社会と切り離すこと」と述べており、
まず親や家族、次に友達との関係を断ち切ることで、
カルト以外に生きる場所がない状態を作り上げると指摘しています。
よく言われる指摘ですが、
しかし内部には入れば外に出ることができないのは
恐ろしいですよね。
公安審査委員会の対応
公安審査委員会は、オウム真理教に関し、
団体規制法に基づく観察処分の3年間の更新を決定しました。
対象となったのは「アレフ」や「ひかりの輪」、
アレフから分派した「山田らの集団」です。
これにより、収益事業の概要の報告や
公安調査庁による立ち入り検査が義務付けられます。
事件から30年が経過した今も、被害者やその家族の苦しみは続いています。松本サリン事件の犠牲者の家族は、「何年たとうが気持ちは変わらない」と語り、息子の姿を想像し続けています。また、捜査に関わった元捜査員も「もうこんな事件は起きてほしくない」と述べています。
二度と起こしたくない事件です。
決して忘れないためにも、
この事件の発信は必須でしょう。
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