見出し画像

福島2区 現職同士の戦い:岸田派リーダーvs元外務大臣 #14【選挙解説】



①福島2区のエリア

  • 郡山市

  • 須賀川市

  • 田村市

  • 岩瀬郡

  • 石川郡

  • 田村郡

②10増10減により大物同士の戦いに

今回、自民党が支部長に選任したのは岸田派(総裁派閥)の会長代行であり、元厚生労働大臣の根本 匠議員(72)です
根本議員は長年、この福島2区で活動してこられましたが、昨年は野党共闘で臨んだ立憲民主党の馬場雄基(30)の比例復活を許しました。

そして10増10減に伴い、郡山市以外は1区に編入し3区から須賀川市・田村市が加わり、3区で活動している立憲の玄葉 光一郎(59)が2区の支部長に就任し現職同士の対決となりました。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


自民【現職】 根本匠候補(72歳)[9期]
立憲【現職】 玄葉光一郎候補(59歳)[10期]
今の所確認できたのはこの二方ですが、今後も増える可能性もありますので十分動向を注視して参ります。

④焦点は郡山市か?

今回の選挙戦は立憲の馬場氏が比例区にまわり、福島2区は玄葉氏が出馬するようです。


なおコスタリカ方式ですので、次の次の衆議院選挙は馬場氏が出馬します。
そして自民党の根本氏においては現在の内閣支持率や政党支持率の下落傾向からみても、党の力のみではなかなか苦戦する事態とも見えます。
一方で維新の会や参政党、日本共産党候補が出馬すれば、野党が分裂し自民にも有利になります。
また前回の衆議院選挙の2区と3区を見ても、2区は自民勝利で立憲が比例復活。3区は立憲勝利で自民が比例復活しています。
つまり無党派層への浸透次第では勝機はありえます。

前回の結果(第49回衆議院議員総選挙)

根本匠(70)自由民主党前102,638票
馬場雄基(29)立憲民主党新85,501票


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?