
京都市長選と前橋市長選を振り返る!
群馬の県庁所在地、前橋で与党落とす
事実上の与野党対決の構図となった前橋市長選挙は、無所属の新人で立憲民主党など野党側の議員が支援した小川晶氏(41)が、自民党と公明党が推薦した現職を破り、初めての当選を果たしました。
まずこちらのニュースに関してはとても衝撃的な出来事でした。
前橋ってどこ?と思われる人もいますが、
簡単に言えば中曽根親子の地盤、いわゆる保守王国です。
群馬県には有名な自民党の代議士が3名います。
1人目は福田元総理の息子である福田達夫元総務会長
2人目は小渕元総理の娘である小渕優子選挙対策委員長
3人目は群馬1区を地盤とする中曽根家の4代目、中曽根康隆氏。
そして康隆氏の父は群馬県の参議院議員である中曽根 弘文氏です。
これほど大物の代議士が揃う県ですが、
前橋市を落としてしまいました。
前橋は群馬1区のほぼ全ての人口を占め、
そこの首長を野党に取られたのは、衝撃的な事実です。
しかも現職を破ることはやはり次回選挙の群馬1区でも
何かしらの形で現れる予兆かもしれません。
保守大国に風穴を開けた野党、手堅い1勝を挙げました。
京都市長選挙は鳩山を支えたブレーンが当選
波乱万丈の京都市長選挙でしたが、結局は元民主党の松井孝治氏が
勝利を収めました。
16年ぶりに新人どうしの争いとなった京都市長選挙は、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した元官房副長官の松井孝治氏が初めての当選を果たしました。
京都市長選は当初、自民・立憲などが支援する松井氏、
共産が支援する福山氏、維新・国民が支援する村山氏の3者に分かれました。
しかし村山氏の騒動を受け、維新や国民は推薦を取り消し、事実上無力化し
有力候補から離脱してしまいます。
その後、連合の支援も得て松井氏が事実上の
当選有力の候補でしたが、依然として松井氏と福山氏の接戦は
最終日まで続く結果となりました。
これは予想外の結果です。
共産支援の福山候補が無所属で出馬したことにより、
共産支持層だけでなく今回は無党派層を意識していた
ことがまさにこの結果です。
松井孝治、無所属・新。17万7454票
福山和人、無所属・新。16万1203票
この接戦は予想外の結果でした。
今後の松井市長の動きに注目ですね!