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政治倫理審査会1日目 総理同士の戦いは必見
政治倫理審査会はじまる
今回のブログでは政治倫理審査会の内容や発言を引用して
論点を整理するブログとなっております。
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ご理解のほどよろしくお願いします。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて衆議院政治倫理審査会が開かれ、岸田総理大臣が現職の総理大臣として初めて出席しました。岸田総理大臣は国民の政治不信を引き起こしたと陳謝した上で、関係議員の説明責任の果たし方などを見極めながら処分などを判断していく考えを示しました。
政治倫理審査会とは文字名通り、政治家の倫理を審査する場であり、
今回は安倍派幹部や二階派の会長および事務総長が
多額の不記載があるにも関わらず、
議員でなく会計責任者や秘書のみが立件されたことで
開かれました。
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つまり道義的責任を果たす場であり、
自民党の派閥の関係者が今回の一件で
説明責任を求められていました。
なぜ事務総長や座長のみなのか?
これに関しては明確な理由は分かりませんが、
今回の一件では派閥の関係者が
優先して説明責任を果たす形だったのではないか?
と感じます。
二階派会長の二階元幹事長が会計に関与せず、
派閥の事務を司る事務総長が出席する形になった
のではないか?というわけです。
武田元総務大臣「私も、派閥会長の二階元幹事長も会計責任者から収支報告書の内容の説明を受けることなく、虚偽記載などが行われていたことは全く知らなかった。二階氏も私も全く関与していない」
武田元総務大臣「二階元幹事長は紛れもなく派閥の象徴だが、事務や経理に関わることはなく若手の指導などに励んでいた。私自身も経理だけは事務局長にすべて任せていたが、事案が発生して数々の作業に携わり、一番説明責任を果たせるのは事務総長である私だと思い、政治倫理審査会に出席した」
こういう発言がありました。
現在、政治倫理審査会2日目を迎えておりますが、
果たして真の説明責任は果たせるのか?
注目しております。
また安倍派に関しては5人衆のうちの事務総長経験者の
高木氏、松野氏、西村氏、塩谷氏(座長)の
4名が出席され、不記載額の多い萩生田氏や
ある意味、派閥にクーデターを起こしたような感じの
宮沢氏に関しては出席しませんでした。
防衛副大臣を辞任する見通しの安倍派の宮澤博行議員は午後5時ごろ、「派閥の方からかつて収支報告書に記載しなくて良いという指示がございました」、「3年間で140万円です」、「こうなった以上、正直に申し上げます。大丈夫かなとは思いました。しゃべるな、しゃべるな、これですよ」などと話した。
政治倫理審査会が果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか?
元総理同士の対決
今回、政治倫理審査会の流れはまず出席された
岸田総裁が15分間冒頭で発言があり、
各会派の議員が持ち時間の間に説明する形です。
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そして野党第一党である立憲民主党からは
野田元総理が選ばれ、総理同士の討論となりました。
野田元総理大臣「審査会の開催や公開が迷走したのは、自民党のガバナンスの問題だ」
野田元総理大臣「『裏金』に関わった議員は全員重たい政治責任がある。刑事事件にもならない、説明責任を果たさない、税金も払わない、処分もない、何にもないのだったら同じことがまた起こる。そろそろ党として、総裁としてのリーダーシップをふるって処分を考えるべき時期ではないか」
野田元総理から厳しい追求を受けた岸田総理ですが、
こちらのご指摘に対してこのような発言がありました。
岸田総理「政治倫理審査会は本人の意思を尊重することが規程に明記されており、規程に基づいて開催が議論されていたと承知している。結果として開催の見通しが立たなかったため、私が出席することで説明責任を果たし、国民の厳しい目に政治の立場から答えるべく努力しなければならないという思いだ」
「法律上の責任以外にも政治家として道義的な責任はあると思う。いま党としてさまざまな実態把握に努めているが、関係者の説明責任の果たし方や事実の状況もしっかり踏まえながら、党として処分をはじめとする政治責任についても判断を行っていきたい」
こういう形での答弁でした。
なお本日は立憲民主党前代表の枝野氏vs松野前官房長官、西村前経産大臣
というギリギリの答弁でした。