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予算委員会に自衛官が出席するのは大問題。しかし、逆の見方もある

まず日本は文民統制が効いているため、予算委員会に実際の自衛官を招致することは極めて難しく、よほどの有事でなければ慎むべきだ。そして委員会の理事には国民議員が含まれ合意しているのに、委員が不満を漏らすのは違う。

確かに欧米でもいくつかの国が軍関係者が出席している事例はある。しかし敗戦国後の我が国では文民統制を完全に逸脱することは、タブーにも近いとも感じる。なお国民支持者の一部は擁護しているが、しかし流石に何でもかんでも戦前に戻すほどの右傾化には一定の疑問がある。

インターネットの声は中道でなく、過度な右や左が信奉されて真ん中が希薄化されている。本来大事なのは真ん中であるはずなのに、極端な妄信でしか見ることが出来なくなる現状は果たしていかがなものか?

今回の一件は制服組の現状を聞くこともまた大事であると認識させられたが、国会のルールが変わらない以上は現法でやっていく必要があり、防衛の政務三役や防衛省幹部が代理となって回答するしかないだろう。制服組と官僚、それぞれの声を謙虚に聞くべきである。

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