石破総理は続投するのが?大敗の責任は誰が埋めるの?
石破総理は続投するか?
今回の衆院選にて大敗した石破総理。
選対委員長の小泉進次郎氏は責任を持って辞任し、閣僚2名も残念ながら比例復活もならず議員の身分を失うことになります。
この責任は民主党政権から奪還して以降、12年間続いた特権を失うという意味でもある。
安倍政権、菅政権、岸田政権の3つの政権で大きな政策推進力があったのは、間違いなく自民党が単独で過半数を握っていたことです。
【安倍政権】
・特定秘密保護法
・平和安全法制
【岸田政権】
・防衛費のGDP2%への引き上げ
・反撃能力の保有
・セキュリティクリアランスの導入
いずれも自民党が衆院で単独過半数を持っているからこそ、通せたものかと思います。もちろん立憲はセキュリティクリアランスには賛成していますが、党内の部会や総務会で全て決まるこれまでとは違い、これから与党は自公+国民の同意を得なければならないため、なかなかスムーズには決まらないでしょう。
その時に必要なのは石破総理のような人間か?
ここが重要なのです。
追加公認と復党について
現在、入党・復党が言われているのは下記6名の方です。
萩生田さんと平沢さんは自民党籍がありますが、実質無所属の扱いを受けることになりました。西村氏は来年の3月まで党員資格停止、三反園氏は議員時代に自民会派所属も入党はまだでした。
広瀬氏もまた今回は保守分裂の中でベテランの衛藤氏を下し、国政入りした方なのでスムーズに自民党の議員になれるかは注目です。
世耕氏の場合は複雑なものです。
二階元幹事長の三男を3万票差で下し、比例復活を許さず和歌山2区で議席を獲得しました。
しかし森山幹事長が記事にて世耕氏の復党を認めないことに言及し、二階系が幹部を占める和歌山県連からの反発もあるでしょう。
そして裏金議員の幹部の一人として離党勧告が告げられ、離党されたこと。
世耕氏本人には刑事責任は免れたものの、検察審査会で世耕氏の政治団体の会計責任者の男には「不起訴不当」と下されました。
この影響により復党のタイミングが果たしていつになるか?ここは気になるところです。
6名は自民党の会派には入る見通しですが、三反園氏と広瀬氏は早い段階で入党の可能性大。西村氏は来年の3月、萩生田氏と平沢氏は二つのタイミングの間と考えています。世耕氏本人に関しての復党は参院選にも関わるため、参院選後の可能性は高そうです。
しかし世論はもっと厳しい目で見ていることを含んで考えてみますと、裏金議員の4名の完全復党は参院選後かなと思います。
国民民主党の政策は通りやすい?
国民民主党の政策は主に税収を減らすものと財政健全派は述べています。したがっていくら総理の命令といえど、自民党の税調は荒れるでしょう。
党の税制調査会は税にかかわる政策を決めることで、自民党の中で財務省出身や副大臣を務めたベテランの方をインナーと呼びます。
この方が今年の国民民主党の政策の命運を握ることになりますが、与党過半数割れになったことでどれほどの影響力があるかが注目されます。
閣僚ポストでもある派閥が影響を与えることに
この図を見た通り、これまで主流派だった方々に加え、麻生派が大きな影響を持つと考えられます。
麻生最高顧問や鈴木総務会長、武藤経産大臣、浅尾環境大臣、鈴木法務大臣、いずれも麻生派です。このことは非主流派の麻生派が影響力を大きく持ってきており、石破内閣は麻生太郎最高顧問と菅副総裁、岸田前総理の3者のバランスを取りつつ、政権維持ができるのかが注目されます。
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