【衆議院選挙2024】注目選挙区10選!情勢解説 (関西)
愛知8区
半田市
常滑市
東海市
知多市
知多郡
伊藤忠彦(自民)
伴野豊(立憲)
古川大暁(共産)
こちらは過去2回で接戦となった選挙区です。1,852票と1,065票で過去2回、自民の伊藤氏と立憲の伴野氏が接戦となりました。
ここで面白いのが産経の記事ですが、野田代表の発言です。
愛知8区は無党派や保守がやや強い地域ですが、それでもかつて二度ほど小選挙区で伴野氏が当選したこともあるので、おそらく勝てれば強いものと思います。
現時点では接戦、あるいは伴野氏がリードしているものですが、選挙は最後までわからないので注目です。
三重2区
四日市市 (一部)
鈴鹿市
名張市
亀山市
伊賀市
川崎秀人(自民)
下野幸助(立憲)
森口あゆみ(維新)
山本りか(共産)
三重2区は川崎氏と下野氏の事実上の戦いでしょう。
今の所は接戦模様ですが、代々続く地盤の川崎氏の方が逆風でも若干は上回っているかと思います。
しかし県議会議員の地盤と元文科大臣の中川正春氏の地盤を受け継ぐ下野氏が無党派と一定の保守を固めれば、再びどうなるかは分からないでしょう。
大阪5区
大阪市此花区
西淀川区
淀川区
東淀川区
国重徹(公明)
宮本岳志(共産)
大石晃子(れいわ)
梅村聡(維新)
石橋篤史(参政)
この選挙区は維新vs公明で今、急激に厳しくなった選挙区と言えるでしょう。立憲は候補者擁立せず、野党票が維新に集中する可能性が高くなりました。その結果、同じ公明党で大阪3区とともに厳しい選挙区となったのです。
なお公明候補がリードしている大阪の小選挙区は6区と16区のみであり、3区と5区はかなり厳しい選挙区です。
参院を務めた梅村氏と衆院4期務めた国重氏との戦いですが、気になるのは自民票の動向です。自民党は公明候補を推薦していますが、果たしてどれほど票が入るかは定かではありません。
そして両者とも重複立候補をしていないため、落選すればただの無職です。
和歌山2区
海南市
橋本市
有田市
御坊市
田辺市
新宮市
海草郡
伊都郡
有田郡
日高郡
西牟婁郡
東牟婁郡
二階伸康(自民)
新古祐子(立憲)
楠本文郎(共産)
高橋秀彰(諸派)
世耕弘成(無所属)
和歌山2区は自民党の二階氏と無所属の世耕氏の一騎打ちと見られています。
なんと和歌山県全域に近い面積規模の選挙区であり、参院幹事長を務めた世耕氏と自民党公認で二階元幹事長のご子息がぶつかり合う選挙区です。
二階信康さんは業界団体や御坊市、町村に強い方で、世耕弘成さんは保守系で近代、新宮と海南市に強い方です。
やや世耕氏がリードしている報道もちらほら見えますが、今日は石破総理が実際に和歌山2区に赴いて応援しているため、そこで情勢がさらに変化するか?注目しています。
滋賀1区
大津市
高島市
大岡敏孝(自民)
斎藤アレックス(維新)
黄野瀬明子(共産)
滋賀1区は間違いなく維新の影響が大きい選挙区です。関西の地盤の維新ももちろんですが、教育無償化の嘉田知事もあり、立憲も候補者を擁立していないと、維新の斎藤氏に政権不満票もいくでしょう。
だからこそ自民党も油断できない選挙区なのです。
なお過去4回は自民党の大岡氏が当選していますが、民主党の川端達夫元議員のだったため、野党にも利がある選挙区です。
今の所、接戦ですがやや大岡氏の方が有意な報道があります。 これは維新の会の党勢自体がなかなか浸透していない。大阪万博の建設の遅れや兵庫の斎藤知事のこともありました。そうした逆風も大きいでしょう。
いずれにせよ1区の大半は大津市ですので、大津市で維新が野党支持層と自民支持層の一部を取りに行ければまた情勢は変わるでしょう。