農村型コミュニティカンパニーを作ります。
という宣言をします。
私の住む秋田県鹿角市(かづのし) 八幡平は国立公園を有する自然豊かな地域です。ですが、お米を作るようになり、中山間地域の農村は日に日に元気を失っていると感じる事が多くなりました。 都市と農村は、それぞれ異なる魅力と強みを持つ重要な地域です。都市は経済や文化の中心地であり、技術革新やビジネスの発展を促進する力を持っています。
一方、農村は豊かな自然と伝統的な生活様式を維持し、食料生産や環境保全において重要な役割を果たしています。 これらの地域が互いに協力し、その独自の力を融合させることで、持続可能な未来を築くことが可能です。都市の経済力と農村の資源を結びつけ、新たな価値を生み出すことで、地域間の格差を縮小し、より豊かな社会を実現することができると考えます。
チャレンジできる環境が整った2025
2025年は地元酒蔵「千歳盛」と酒米復活プロジェクトで酒米を作る事、耕作放棄地の購入、去年購入した空き家の水道工事、加えて慣行栽培米「ピリカメノコ」(八幡平産あきたこまち)栽培面積が増え、水路工事の事業もあり、3月末からの田植え準備までにスケジュールを立て、段取りを組まなければなりません。
これらのチャレンジは私が8年間お米作りを続けた結果、周りの信頼度が高まり、この人に任せたいと思ってもらえたからこそ、舞い込んできたお話しがほとんどです。就農5年でもここまで任せられる事はなかったし、私も課題解決に取り組める程の余裕もアイデアもありませんでした。
だけど、これは人のリスクを請け負う事。その覚悟があるのかい、お前さんは。そんな事を何度も何度も自分に問いかけ、「私がやらなければ誰がやるんだ!」というエゴからではなく、時間をかけ「やりたい、ワクワクしてきた〜〜!」となったのが最近の事。
そんな気持ちになったら、あるビジョンが降りてきました。なんでこれを思いついたの?と姉に聞かれた時、明確に分からず「突然思いついた、というか降ってきた感じ」と言った私。少なからずそういう時、ありますよね。
都市のチカラを農村のチカラに
簡単に言えば自然豊かな環境で生産を続け発展させて未来に繋げる為に、資金力のある都会と物物交換をするイメージです。
100万円で100万円の物を買うのではなく、100万円を生み出す環境や人材に投資し、そこから生まれた農作物でお返しする。
お米農家が消え、田んぼが放置されていく。放置された田んぼを農業法人が借り受け、お米・そば・大豆を作る。ここまでは課題解決になっていると思えても現場では別の課題が噴出。作業する人材の高齢化、請負う田畑の面積は増加の一途、広大な面積を効率的に作業するための大型機械を長時間使用すると更新時期が早い、故障も多いなどなど。
1つの農家、1つの企業だけでは抱えきれず、流れに身を任せるしかない状況は個人の責任なのでしょうか。
都市と農村を繋ぎ、協力できる範囲で協力する事ができれば、農家とつながり食に対する不安を軽減する事、自身の安全保障につながります。その昔は農村に疎開する事もありました。農村にはお金は無いけれど、それに変わる「資源」が沢山あります。
嫌われ者の雪は水が変化した山の恵み。長い時間をかけて美味しい水になり、田んぼで稲を育て、生き物の住み家になります。雪があるおかげで私達はこうして生きていける。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?