
80'sの池 12インチロングバージョン
Radio Ga Ga が長く感じたあの頃
今日も今日とてカーラジオネタですが…。
Queen の"Radio Ga Ga"が流れてきました。
必要なことは全部ラジオから学んだ
ラジオ、まだ君を必要としている人がいる
私が初めて聴いたQueenの曲がこのRadio Ga Gaでした。
日曜深夜のラジオ番組(洋楽ランキング)で流れていました。(偶然ラジオつながり)
この曲、フルで流すと約5分44秒あるんです。(当時の曲平均的な長さから言うと1分ほど長い)でもこれは当時流行し始めていた、ロングバージョンとかリミックスの類でも何でもない曲でした。
だから、「Radio Ga Ga」が掛かる時、決まってDJの方が「すみません、この曲ちょっと長いんで…」と言って後半はフェードアウト…みたいな流し方をしていたのが印象的でした。
あえて長くしたのが流行
当時、主流だったレコードには、「シングル盤」と「アルバム(LP盤)」の2種類がありました。
ところがこの頃、「12インチシングル」なるものが登場しました。大きさはアルバム盤と同じなのに、収録されている曲数が少なく、いわゆる「ロングバージョン」だとか、「リミックスバージョン」だとかが収録されている物です。
アラサー以降の年代の方に分かりやすく言うとすれば、CDの「マキシシングル」あたりが似ているのかな。
とにかく、原曲にアレンジを加えて引き延ばしたというのか、そういうのがやたら流行った時期でした。
最終形態として、歌が入っていない「インストゥルメンタルのアレンジバージョン」もありました。
Vocal Offスタイルとでもいうのか。
12インチバージョンでなくても長い曲
●ホテル・カリフォルニア(6分30秒) / イーグルス 長い曲の代名詞的存在
●パープル・レイン(8分41秒) / プリンス自身が出演する映画のタイトル曲
そういった「リミックス/ロングバージョン」の曲は、レコードに収録されたものが市場に出回ることが極端に少なかったように思います。主にディスコやクラブでDJなどのプロ向けだったようです。
なので、曲の入手先は主にFMラジオのエアチェックが頼りでした。
FM STATION (現在は休刊)の番組表をチェックして、「〇〇〇、ロングバージョン」とかあれば、すかさず録音していましたねー。オリジナルカセットレーベル作ったり、毎号ついてるアーティスト名のラベルシールを集めたり。懐かしい。
画像は当時の表紙風のコンピレーションCDのジャケット。

当時NHKのFMは、おしゃべりが少なくて、個人的に好きだったのですが、最近はちょっと?にぎやかになっているような。
かつてのクロスオーバーイレブンのような静かな番組が良かったんですが、これも時代の流れですかね。