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元スイミングコーチの独り言 12本目
ここ数日、朝晩が急に寒くなってきました。でも、日中は20℃近くまで気温が上がったりして、気温が乱高下してます。インフルエンザも流行期に入ったようです。今季も華麗にスルー出来ればよいのですが。
さて、ここのところ、検索ワードに「背泳ぎ」関連が上がってきていて、書いた本人がちょっとびっくりしています。
確か9本目で書いたなぁと思い出して、投稿を見返してきました。
よくよく見てみたら、結構説明不足な所があったので、今日はそこを深掘りしてみることにします。
背泳ぎタッチターンのやり方。
9本目で、背泳ぎのターンについてはサラッと文章のみになっておりました。(;・∀・)
まずはこれを(ちゃんと)図解します。イラスト作成に当たっては、「おとな×ブカツ スイミング部 監修/原 秀晃 ベースボール・マガジン社」を参考にしました。
背泳ぎタッチターン 水中から見た図
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背泳ぎタッチターン 上から見た図
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5mフラッグが見えたら、何回腕を回して壁にタッチできるかをカウントしましょう。どうしてもキックの速さとかリーチの長短でジャストなストローク数にならないようなら、タッチする姿勢で(片腕を挙げた状態)キックだけで進んで微調整してください。
最悪、9本目で書いていたように、「のけぞって確認」していただくやり方もあります。
タッチできたら、横方向に回転して、向きを変えます。本によれば、
"壁に手をつくとき、いつもの入水する位置よりも少し内側にするとターンしやすい。"
p.77より
そうです。
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練習あるのみです。
鼻に水が入る…。
そのほかの検索ワードに「バサロ 鼻に水」なんてのが上がってて、これは背泳ぎの時はある程度仕方がないので、諦めも必要なんですが、被害を最小限に抑えるやり方はあります。
「鼻から息を出す」、これしかないかなと…。(何の解決にもなってませんが汗)
特別教えられたわけではありませんが、何となく、ターンで潜る瞬間・浮き上がる瞬間、ストロークで腕が顔の上にくる瞬間に割と鼻から「ふんっ!」って息を出し切っていたような記憶があります。(で、次の瞬間、口から息を吸う…という感じ)
何かこう、「自転車に乗れた時の感覚」とでも言いましょうか。
イラスト・文章でも説明しにくいので、さて、どう言ったものかと本をめくっていたら、ありました。
「背泳ぎでは、プッシュするところが一番泳ぎが安定するタイミングでもあるので、そこに合わせて息を吐くように心がけて。」
P.71本文から抜粋
多分、慣れればどうっていうこともないんでしょうけども。(←シャアかい…)
これから寒くなってくると、風邪など体調不良でプールの利用者が減ってくるんですよね。朝イチなんか特に。閑古鳥が鳴いてます。
この時期は、プールから上がったら、しっかり身体を拭いて、髪もしっかり乾かしてお帰りいただくとよいかと思います。