「It will be your own」後述(Knitting process ・糸選び編)
雑感編は、鳥肌モノのエンディングで、よう恥ずかしげもなく書いたな、と…
城達也さんにナレーションしてほしい…(時代を感じる…)
さて、パターンを購入後は糸を決めなければなりません。
まず、ダイヤー(この表現、手染め作家なんていうのより、断然スキ)なので、自ら染めた糸で編もうと思いまし。
思ったけど、参考糸も大層魅力的でした。
The uncommon thread の、BFL Singles とCloud Fingering です。
Merino wool のSingle (ply)はよくあるけれど、BFLのそれはみません。ほとんど。
大手ではこのTUT(The uncommon threadの略)くらいしかないように思います。
(インディダイヤー、と呼ばれる個人経営のそれも、海外のショップにはありました)
実際に手に取ると、それはBFL独特のツヤ感があり、色の乗りかたも相まって、なんとも不思議な感じのする糸です。
Cloud Fingering についても、やはりTUTにしかないようです。
芯にはコットン。
そして、その芯にベビーアルパカとメリノウールがホヨホヨ〜っと、でもしっかりと編み込まれたような糸です。
自ら染めた糸については、TUTがBFLとスリなので、それに合わせてスーパーウォッシュBFLと、スリ・シルク・ヘイズといって、ヘイズ〜靄のようにフワフワとした糸です。
対照的なテクスチャの糸同士なので、組み合わせるととても面白いと思いました。
それは、TUTも同じです。
次は色です。
とにかく普段にもガンガン使いたかったので、ダークな、でもアクセントになる色も入れたい。
結果、TUTについてはBFLとCloud Fingering はHemlock(毒人参!)という、深い濃い緑色と、もう一つのBFLはEnvyという、黄緑に傾いたオリーブグリーン。
自作は、BFLに後に当ショップオリジナルとなる、Knight(騎士)と名付けた深い藍色に鉄色のスペックル、黄土色、スリシルクは少し明るめの紺色。
これを全て組み合わせて、少し贅沢な大きなものを作りたいと思いました。
これで、糸は揃いました。