#わたしをかたちづくったもの 僕を形作った物
僕を形作った物。
僕の形を作った物。
母の作った料理。
人間の出生時の身長はおよそ50cm、体重はおよそ3kg。
それが身長およそ170cm、体重およそ70kgまで大きくなったのは、何もないところから細胞がぽんぽん生まれてきた訳ではなく、食べたものを細胞へと変換して体の組織を構築していったからなんですよね。
実家で過ごしていた18年間、もちろん外食もしたけれど、僕の体はそのほとんどが母の手料理によってできていた訳です。
手はカレーライスかもしれません。
瞳はハンバーグかもしれません。
脳はオムライスかもしれません。
心臓は肉じゃがだったかもしれません。
実家を出てからおよそ10年。
体の細胞もすっかり入れ替わったでしょうか。
あれから増えた5kgの体重は、確実に母の手料理ではできていないですね。
でもきっとどっか背中の骨の奥の奥の方にでもまだ、あの日食べた餃子がこっそりひっそり潜んでいて、僕が今日も歩み続けるのを支えていたりするのかもしれません。
実家に帰った時に母が作ってくれた餃子の写真。
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