「引き寄せ」の法則って呼び方、やめませんか?誤解から苦しむ人がいそうという話
こんにちは。yukinoです。
私は潜在意識や量子力学を応用した願望実現法で様々な願いを叶えてきました。
そんな私がこの世界に入った入り口はもちろん「引き寄せの法則」ですが、今はこの呼び方を避けています。
もちろんnoteやXでの発信の中で使うこともありますが、「引き寄せの法則と言った方が他の人に通じやすいから」という理由で使っているだけです。
なぜそんなことをしているかというと、私が「引き寄せの法則」というその呼称こそが全ての「引き寄せ難民」を、特に恋愛関係の願いを持っている人を苦しめているのではないか、と思うからです。
というわけで、
というのが、今回の記事のテーマです。
この記事は、願いの叶え方を直接紹介する記事ではありませんが、今現在「願いが引き寄せられない」とお悩みの方には、ちょっと心が軽くなる内容になっていると思います。
そもそも「引き寄せの法則」とは
もう皆さんご存知だと思うのですが「引き寄せの法則」とは、
信じていることが実際に起こる
想いが先にあり、想いに基づき現実が創られる
心で思い描いていることが、良いことも悪いことも現実に起こる
という法則ですよね。
信じていることが現実になる、ということは、信じていることが引き寄せられる、という言葉にも読み替えられます。だから「引き寄せの法則」と呼ばれているのでしょう。
心に思い描いたことが現実に起こるから、自分にとって「良いこと」を観測し続け、反対に自分にとって「悪いこと」は観測しないようにすることで、意図的に良い現実を作っていける。
だから今どうしようもない悩みがあるのなら、「じゃあどうなら最高か」を考え、自分にとって「良いこと」で溢れる世界を自分で作りましょう。
起こってほしくない「悪いこと」ばかりを考え続けていると、実際に悪いことが起きるから、そこを見に行かなくていいんですよ。
こういったことが、「引き寄せの法則」では語られていますね。
「引き寄せ」という言葉が誤解を招く
辞書で調べてみると、「引き寄せる」という言葉の説明として、
と書いてあります。
私はこの「引き寄せる」という言葉を用いた「引き寄せの法則」という呼称は、願いを叶えたい人にとって、苦しみの種となると思っています。
なぜかというと、「引き寄せる」という言葉は「対象物にとって、強制的かつ物理的な、自力の行動すること」を意味していると思うからです。
もっと簡単に言うと、SNSで「かわいい」と話題になった「拒否犬」をイメージするんですよね。
散歩に行く気がなかったり、そのルートは嫌と主張している犬に対して、無理矢理引っ張って歩かせようとする感じです。
でもそのイメージでいると、この法則を誤解しかねないのです。
誤解1.叶えることへの罪悪感が生じる
「拒否犬」は見ている分には可愛いのですが、実際に自分が当事者になると、歩かせようと引っ張っている自分が悪者みたいに思えることもあります。
なんだか「こちら側に来る意思がない、あるいはこちら側に来ることを抵抗している物を、自分で引っ張ってこちら側に持って来る」という、強引な印象を持ってしまうのですよね。
そんな強引な印象があるからこそ、
私に好意がないかもしれない彼を振り向かせようだなんて
彼と付き合いたいのは私のエゴだから、彼の幸せを願うなら叶えてはいけない
こういった罪の意識も芽生えてしまうんです。
引き寄せの法則で恋愛成就した人の体験談で「彼から溺愛されて幸せ」「前よりも愛されていて嬉しい」という言葉を目にして、「ああ、私と彼も潜在意識で成就したらお互い幸せになれるんだ」と安心できても、「でも私のエゴで、愛する彼の人生を捻じ曲げてはいけない」という変な正義感が一緒に湧いて来てしまうのですよね。
特に復縁の場合は、別れ際の彼の冷たさや、変わってしまった価値観を目の当たりにしたことがあるからこそ、「一時期の彼の決断を曲げさせて良いのかな」と思ってしまったりして……。
こうなると「叶うのは分かったけれど、彼の意思を尊重するなら……」と、優しい人ほど叶えるのを諦めようとしてしまうと思うのです。
でもそうじゃないですからね、安心してください。
願いは叶えられる未来から湧いてくる、つまり叶えて良いものです。パラレルワールドにいる彼も望んでいるからこそ湧いてくるものですからね。
彼が今現在どういう対応をしていても、たとえ他に相手がいるとしても、そんな環境下でさえ「あなたと成就したい」と、本人も知覚できない世界で望んでいます。
誤解2.「頑張ってやる」と勘違い
「引き寄せの法則」について学ぶと「今私が思ったことが『引き寄せ』られるんだ。そういう法則なんだ!」と理解することになると思います。
だから「引き寄せの法則」で願いを叶えようとするとき、多くの人は「私が頑張って(認識などを変えることで)彼の心を引き寄せよう!」と考えてしまうと思うのです。
でもこれが厄介な「思い」でもあって、「頑張って引き寄せよう!」という気持ちがあると、叶うまでの過程がとてもつらいものになります。
「引き寄せの法則を頑張って、彼を引き寄せる」と決めた人が、毎日メソッドをしているのに現実には何も進展がないと「こんなに頑張っているのに!」「どうして彼は動いてくれないの?」という思いが出て来やすくなるはずです。
ここで前述した「拒否犬」にたとえてみます。
実際に拒否犬とのお散歩経験がある方はしっくり来ると思いますが、飼い主である自分がかわいそうになるくらい強く引っ張っても一向に歩こうとしない愛犬を見ると、いくら愛犬とはいえ「こんなに引っ張ってるのに!」とイラっとしてしまうのですよね。
自分ではできることを全力でしている(=自分で犬を引き寄せている)ため、動かない犬を見て「なぜ?」という気持ちになるのは仕方ないと思います。
こういう気持ちになる仕組みは、「引き寄せの法則で彼を引き寄せる」ことに関しても一緒です。
でも「なぜ?」と思うのは、「メソッドを頑張ることで、自分が彼を引き寄せようとしているから」、つまり「自力で大変なことをしているから」なんですね。
一生懸命「自分で」引き寄せようとしているから疲れてしまうし、動かない現実を見て怒りや諦めといった感情が湧いてしまうのです。
そもそも本当は、私たちに「引き寄せる」力そのものはありません。
私たちに備わっているのは「こういう未来がいい」という方針を決めて現実化させる力だけ。
実際にその現実を「引き寄せる」力を持っているのは、私たちの方針を聞いてその通りに出力してくれる、もう一人の自分であり優秀なプログラマー、潜在意識です。
先ほどは拒否犬を例にしましたが、今度は「拒否象」を例にします。
犬の体重なら、犬種にも依るけれど「引き寄せる」ことはできそうです。
でも象の体重は1トンを超えます。普通に考えて「自力で引き寄せる」のは無理ですよね。
「自力ではどうしようもない願い」は、この象と一緒です。
押してダメなら退いてみたけどそれもダメ、彼が好みそうな物を提案して誘ってみてもダメ。
自力では象を引き寄せられない。
でも私たちが「象を引き寄せたい」ことを知っている潜在意識なら、引き寄せる力を持っている。
私たちの願いは、私たちの頑張りにより叶えるのではなく、私たちの願いを受け取った潜在意識に叶えさせるものです。
だから私たちが「引き寄せよう!」として何かを無理に頑張る必要はないということ。
もちろん引き寄せるための下地作りをする必要はありますが、その作業だって「頑張る」ものではないのですよ。
これは別の記事で詳しくお話したいと思います。
誤解3.本来「引き寄せる」より「作る」もの
私の体験に基づいてお伝えするなら、潜在意識の力で願いを叶える時の感覚は、「引き寄せる」ではなく「作る」が正しいと思っています。
これは私の恋愛の願いが叶った時に確信したことなのですが、「潜在意識が彼を引き寄せた」というよりは「私が最高の彼を作り出してしまった」という言い方がしっくりくるというか、正しいなという感じだったのです。
実際に復縁を申し込まれた時、「あなた本当に私の元彼ですか?」と言いたくなるような出来事がたくさん起こりました。
私が当時「彼のことは好きだけど、ここはいただけない」と思っていた点も、すべてではないにしろ、なくなってたんです。
うまく表現できませんが、元彼が一度、私のオーダー通りに作り直されてグレードアップしたような感覚でしょうか。
だから潜在意識を活用した恋愛成就は、「彼を引き寄せて達成するもの」ではなく、「『私と恋愛する世界線の彼』を作ることで達成するもの」という感覚が正しい気がするのです。
そういった理由もあり、yukino的には「引き寄せ」という言葉は不適切な感じがしています。
新提案!「想造の法則」とかどうですか?
「そう思うからそうなるという法則」を「引き寄せ」という言葉で表現すると、誤解を招くから不適切ではないのでは、とお話させて頂きました。
じゃあ代わりに何と表現すればいいのか?
英語では「Low of attraction」と言うけど、和訳するとしても「引き寄せの法則」であってるじゃん、となりますよね。
「思ったことが、その人の良し悪しは関係なく現実化する」ということを別の言い方で表現すると、「想像したことが現実世界に創造される」という風にもなると思います。
ここから「想像」と「創造」という、同音異義語を取り出して、「想造の法則」なんて良いんじゃないかと考えたのですが、いかがでしょうか?
これなら「彼を引き寄せなきゃ!」という気持ちより「私と幸せになりたいと願う彼を想像の力で創り出そう」という気持ちになれると思うんです。
日本語って難しい
というわけで、今回のテーマは「引き寄せっていう言葉が法則性に対しての誤解を生じさせかねないから、新しい呼び方にしませんか?」でした。
とはいっても「引き寄せの法則」は日本の教科書には載っていないし、すべてが解明されて分かっているわけではないし、どの解釈が正解というのも正直ありません。
「引き寄せの法則」に対してどの解釈をするかすら、それこそ「引き寄せ的に言ったら、何を採用しても全てその人にとっては正解で、何を採用するかも自由」ということです。
極端な話、「毎朝ラジオ体操をすれば願いが叶う」と心から信じている人が毎日ラジオ体操をしたら、本当に願いが叶うようになっています。そういう法則なのです。
今後この法則性をなんと呼ぶのかはみなさんの自由ですが、「なんで彼を引き寄せられないの?」と悩まれている方は、「私に興味がない彼を引き寄せるんじゃなくて、私のことを愛してやまない彼を想造するんだ」と認識を変えてみると、少し楽になるかもしれません。
「彼を引き寄せよう」と思うと、どうしても意識は「現在の彼」に向いてしまうと思うのです。でも欲しいのは、「私と愛し合う未来の彼」ですからね。
私のような「引き寄せ」という言葉に違和感があるという方は、この「想造の法則」という表現もご検討ください。
私はこの呼び方がスタンダードになることをオーダーして、推していきます!!