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最近のこと、仕事のこと、からだのこと

せっかくなので直近のことをまとめておこうと思う。
この記事はいつものようなSSでもなく、何かの感想でもない、ただ自分のことを振り返ってまとめただけである。

私は大学卒業後、新卒で約9年勤めた会社を退社することした。
俗にいう転職というやつだ。
昨今、転職は当たり前のものとなっており、終身雇用は古い言葉になりつつあるように思える。

転職したきっかけは色々あるが、多くの人がきっと「色々」が積み重なって仕事を辞めるのだと思う。
だけどもやはり、仕事のストレスというのはその中でも大きな理由だったように思える。


自分で言うのもなんだが、私自身はストレス耐性が高い方だと思っている。
事実、8年間程は怒られたり詰められたりしても(そりゃへこむし、辛いこともあるけれど)、大抵はへらへら笑って受け流していたし、一晩寝れば次の日は「落ち込んでても仕方ない!次は失敗しないようにしよう!」と気持ちを切り替えることができていた。
まぁ、大抵の人がそんな感じで社会との折り合いをつけて何とか頑張っているんだろうけど…

そんな自分はまだまだ何かあっても平気だと思っていた。思っていたのだが…
ここ一、二年くらいで精神的な苦痛が押し寄せてくることが増えてきたのである。


最初は漠然とした不安感だった。プライベートでもふと「このままでいいのか?」と考えることが増えた。

次に眠りが浅くなった。
もともと自分は寝つきが非常に悪い方なのだが、輪をかけて眠りが浅くなったように感じる。

次に円形脱毛症が発覚した。これは治療に通い、今はなんとか毛が生えてきてちょっとホッとしている。

でもここまでは自分でもメンタルのコントロールで何とかなる範囲だった。
しかし一年ほど前からどんどんと症状は悪化することとなる。


朝起きるのがつらい。必ずお腹を壊す。

熱はないのに体に熱がこもっているようになる。

今思えばこの時点で自律神経はおかしくなっていたと思う。
それでも一過性のものだと耐えて仕事を続けていたが、半年ほど前から自分のメンタルがコントロール効かなくなっているのが自分でもわかるようになっていた。


自分で言うのもなんだが、私は普段の生活においては非常に理性的な人間であると思う。
内省的とも言えるだろう。

感情を荒げることはほとんどないし、人間関係においても割かしフラットだと思う。

事実、自律神経がおかしくなって、感情のコントロールに不安があっても、それを外に出すことはほとんどなかった。
だからこそ、ここ半年くらいの異常が自分の想像以上に酷く、不安を煽った。


ここ半年の状態で顕著だったのは食事が喉を通らなくなったことだ。(食欲がないくせに太るのは勘弁してほしい。
具体的には食事を胃に入れても気持ち悪くなって吐きそうになってしまう。
そんなことが続くと体が無意識に食事を避けたがるようになっていく。
また、昼食は必然的に仕事中に取ることがほとんどの為、休みの日に食事をしても仕事がフラッシュバックして吐き戻しをしてしまう。
これは本当に辛かった。というか今でも普通に辛い。
誰かと気を紛らわせながら食事をするのはいいが、一人での食事は本当に辛い。こんなことは初めてだった。
唯一助かった点は、私は元々お腹がすいても機嫌が悪くなったりするタイプではないので、イライラすることはなかった。
ただ辛いだけだった。


次に不安感と無力感の増大だった。
何をやっていても集中ができない。
あれだけ大好きだったゲームも30分ほどで「こんなことやっている場合じゃない」という謎の焦燥感に駆られ集中ができなくなる。

他にも語学勉強をしていても音が飛んで聞こえたり、全く頭に残らない。
集中して聴こうと思った次の瞬間には「今なんて言ってたっけ?」となる。


それに加え、集中力や判断力も鈍くなっている。
最近本当によくあるのが、ものを落とす。
ポケットから落とすとかではなく、今手に持っているものを取り落とすことが明らかに増えた。
体感三倍くらい増えてる気がする。
今日も手に取った財布を取り落とした。

急に涙が出るようになる。
これは仕事前や早朝、寝る前なのだが、何故か急に涙が零れることがある。
零れてから遅れて凄まじい脱力感に見舞われるのだ。


症状だけ見れば完全に自律神経の失調と、不定愁訴、摂食障害だと思われる。
ただ世の中にはもっともっとキツイ症状に見舞われている人も多いだろう。
事実、私は今でも仕事を何とか耐えているし、へらへら笑って流して過ごしている。
けれど、こうなる前に病院なりなんなりで症状を和らげることはできたんじゃないか、とも思う。


私は独り身だ。恋人がいるわけでもない。
このまま生涯一人で生きていくつもりだが、きっと辛いことや苦しいことをそうだと言える人がいれば何か変わっていたのかもしれない、とも思うようにもなった。


長くなってしまったが、私はここ半年ほどで身に染みてわかったことがある。
人はストレスを感じていないのではなく、耐えているだけなのだと。
どこかでストレスの閾値を超えた時に人は壊れてしまう。
自分が平気だから、誰かも平気だろう。あの人が耐えているなら、自分も耐えられる。ではないのだ。
そんなこと考えれば当たり前のことのはずなのに、私は自分がそうなるまで実感がなかったのだ。

他人を思いやろう、という話ではない。自分を思いやろう。そして自分を思いやれたのなら、他人も思いやってみよう。きっと他人もそうなのだから。と少しだけ精神的な成長ができた気がする。
良いふうに言えば、だ。


最初の話に戻るが、私は転職活動の末、何とか内定をいただけた。
仕事を続けながら、メンタルを削りながらだったので苦しいこともあったが、少しずつでも前には進めたのではないかと思う。
次の会社で果たして自分がどうなるかはわからないが、少なくとも少しの時間だけでもゆっくり休息することができるので、短い旅行でも行こうかな?と考えている。
ゲームもたくさんしよう。
本もいっぱい読もう。
実家にも帰ろう。
おいしいごはんを食べよう。


きっと、多くの人は「これくらいならまだ大丈夫」という気持ちで日々を過ごしていると思うが、明らかに自分の意に反する感情や、症状が現れたら、身体からの黄色信号だと思った方がいい。
それで極端にネガになる必要もないが、誰かに少しだけでも気持ちを吐露してみることをおすすめする。

私は自分の中で嚙み砕き、呑み下し続けた末に決壊しかけた。そう私はパリアプリアなのだ(?


というわけで、まだまだ絶賛症状は治まっていませんが、退職まで残り一か月、がんばるぞい。ぞいぞいぞいという取り留めのない近況でした。

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