「A Gift For You」を観てきました

 こんにちは、雪乃です。今年の舞台納めは12月28日。ホリプロ主催によるミュージカルコンサート「A Gift For You」です。

 ちょうど昨年の今頃は、ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター 北斗の拳」(以下アタタミュ)が上演されていました。東京公演の千秋楽を観に行ったのとほぼ同時期に今年も日生劇場にいるというのは不思議な感覚です。

 今回のコンサートは生オケ!編成も編曲も素晴らしくて、やっぱり生演奏最高ですね。
 オーバーチュアはコンサートで披露された作品のナンバーのメドレーだったのですが、アタタミュの「心の叫び」が演奏された瞬間にもう涙腺が崩壊。からの「ジキル&ハイド」の「時が来た」でさらに泣きました。

 各公演ごとにゲストのいるこのコンサート。12月28日のゲストは上原理生さんとMay’sさん。上原さんはアタタミュで演じたジュウザのナンバー「ヴィーナスの森」に加え、「ロミオ&ジュリエット」から「本当の俺じゃない」までセットリストに入っていました。
 ロミジュリは未見なのですが、中学生の時からCDを繰り返し聞いている作品。CDでしか聞いたことのなかったナンバーを生で聞けて嬉しかったです。

 アタタミュからは、「心の叫び」「死兆星の下で」「氷と炎」「ヴィーナスの森」の4曲が披露されました。May’nさんの「氷と炎」は、アタタミュのCDが届いてから1日に3回は聞いている曲なのですが、生で聴くとやはり迫力が違います。やっぱり大好きなユリア様……!
 劇場全体を抱きしめるような「死兆星の下で」も大好き。
 そしてアタタミュといえばケンシロウの歌う「心の叫び」。現在某映画で仮面ライダーに変身中の大貫さんですが、久しぶりのケンシロウもカッコよかったです。轟戒真を演じていたのが信じられないくらい爽やかでした。

来年の再演が決まっているミュージカル「生きる」から披露された「二度目の誕生日」は胸に響く一曲で、早くお芝居の流れで聴きたいです。「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」から披露された「バタフライ(蝶)」は非常に丁寧に言葉と音楽を綴っていくナンバーで、平方さんの包容力はありつつもどこか切ない歌声にぴったり。
 今年クリス役で拝見した小野田さんの「君の歌をもう一度」(ラブ・ネバー・ダイ)も良かったです。ロイド・ウェバーの曲はどのナンバーも音楽に愛されている感じがするので好き。

 2人の歴代ピーターパンによる「アイムフライング」や、初代ジキルと3代目による「対決」など、コンサートでしか聞けない夢のようなナンバーもあり幸せでした。特に「ジキル&ハイド」の「対決」は、本公演であればジキルとハイドを演じる俳優本人が1人で、2つの人格を切り替えながら歌うナンバー。ジキルを3代目ジキルの柿澤さんが、そしてハイドを初代ジキルの鹿賀さんが歌うというのは、このコンサートでしか聞けないバージョンだと思います。

 「デスノート THE MUSICAL」から披露されたのは「恋する覚悟」。アイドルソングというだけあって、会場がとても盛り上がるナンバーでした。

 今回のコンサートで嬉しかったのが、ワイルドホーン率の高さ。28日の公演で披露された19曲のうち、ワイルドホーンが作曲したナンバーはなんと10曲!!ワイルドホーン好きとしては嬉しい限りでした。

 コンサートも無事終わり、舞台納めも無事終了。今年は年明けすぐに観た「アナと雪の女王」に始まり、舞台「灼熱カバディ」を4回観て夏は「ミス・サイゴン」、そして秋に「フィスト・オブ・ノーススター」を観て、「DESPERATE」で念願のモノムジカデビュー、「ラブ・レター」で久しぶりに音楽座を観てモノムジカの「流星劇」でお芝居を締めくくりました。コンサートでは5月に「らららクラシック」のコンサートでフルオーケストラを聞けたのも良かったです。来年の観劇予定としては、とりあえず「ジキル&ハイド」かな。「生きる」と「ムーラン・ルージュ」も観に行きたいです。

 「A Gift For You」、今年の締めくくりに相応しいコンサートでした。日比谷も日生劇場も大好きです。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。