全日本カバディ選手権大会2022感想文(1日目)

 こんにちは、雪乃です。今日は待ちに待ったカバディの全日本選手権!ということで現地に観に行って参りました。

 久しぶりの生観戦となりましたが、やっぱりカバディは現地参戦が一番楽しい!!配信では拾われないコート上の会話を聞くことができるのはもちろんのこと、会場全体で盛り上がれるので楽しかったです。

 それでは早速、独断と偏見に基づいたざっくり感想をお送りします。今回は 同時進行の試合数が増えたために観ることのできなかった試合もあるので、とりあえずフルで観られたもののみ書こうと思います。

観た試合①H.C.WASEDA vs 上方ManGunners

 前半はH.C.WASEDAがリードしつつ上方ManGunnersが追い上げ同点に。片方のチーム点差をつけるともう片方のチームが追いつき、という展開だったのでかなりの接戦に。後半は怒濤のように守備の応酬。最後は上方が僅差で勝利でした。以前の大会でもすごかったマヌラジ選手は今回の試合も、攻守両面での活躍。群れになったときの重い守備は圧巻でした。

観た試合②Repunkur vs リアライズplus

 ベテラン選手を擁するリアライズplusに対し、若手中心のRepunkur。年代のみならずフィジカル的にも対称性が明確だったのが印象的だった一戦です。
 リアライズplusはひとつひとつのプレーがとにかく重い。全体的に長身で体格の良い選手が多く、迫力がありました。
 対するRepunkurは体格では小柄な選手が多いものの抜群のフォロー力を見せ、レイドでもスピード感のあるクリーンタッチが印象的。前半はリアライズplusがリードしていましたが、Repunkurがひとつひとつのプレーを着実に積み重ね、最後は僅差で勝利しました。
あとこれは試合そのものとは直接関係が無いのですが、Repunkurのユニフォームって白と水色のグラデーションなんですよ。このユニフォームの状態で多人数の守備が成功すると、まるでレイダーが氷で固められたように見えるのが好きです(何の話だ)。

観た試合③百足 vs 栃木ガーナレンズ

 重みはありつつも派手、というプレイで魅せるカバディが印象的な百足。プレッシャーをかけるための声からして大迫力の試合でした。栃木ガーナレンズは守備の人数を削られた局面で見せた見せたスーパータックルは盛り上がりました。またレイドでも大量得点があり、堅実ながらも随所に華やかさのあるプレイで魅了してくれました。 

観た試合④東京レイズ vs N.Chariots

 東京レイズの、引力を強く感じさせる守備は観ているこちらも引き込まれるようでした。東京レイズが点差を広げたのちに、N.Chariotsが試合の流れを掴んでからの猛追はドラマチックで見応えあり。。試合の流れをどちらが掴んだのか、という点で非常にわかりやすい試合でした。ひとつのプレーから明らかに潮目が変わる、スポーツの面白い部分を見せてもらえました。

観た試合⑤帝京リアライズ vs 大正マイトリー

 序盤は大正がリード、帝京はスーパータックルなどで点を重ね追いつくと、後半で一気に点差を広げる展開に。レイド、アンティ共にエネルギーの塊がぶつかってくるような力強さのある大正マイトリーに対し、レイド、アンティともに的確さのあるプレイで見せた帝京。特に、鈴木選手の綺麗に決まるアンクルキャッチの連続はそこだけでも見応えのあるものでした。

観た試合⑥福岡陣闘会 vs 赤スパッツ軍団

 赤スパッツ軍団、チーム名「赤スパッツ軍団」なのに赤くないんですか?!?!まさかのユニフォーム紺色?!という衝撃。
……は置いておいて、前半は互いのレイドで点を取り合う接戦。赤スパッツ軍団は見覚えのあるお名前があり、見たかった方を見られて満足度の高い試合でした。前半終了間際に赤スパッツ軍団がタッチ2点+ローナ2点で4点を取り3点差をつけて後半へ。
 後半は福岡陣闘会が点を重ねて追うものの赤スパッツ軍団が点差を広げ、赤スパッツ軍団の勝利となりました。

観た試合⑦Lapis Lazuli vs Vijeta静岡
 
 Lapis Lazuliは人数が減ってもなお冷静な守備。栃木ガーナレンズのキャプテン・渡辺選手による解説動画で「正確無比」と評された櫛笥選手のアンクルキャッチは、今回も職人技です。高野選手はレイダーとしてアンティの上を跳んだ直後に今度は守備としてレイダーにダイブをするなど、まさしくオールラウンダーらしい活躍ぶり。
 Vijeta静岡は深く切り込むような厚谷選手のレイドや丸山選手の強烈なタックルなどが印象的な試合でした。今後の試合で追いかけるのが楽しみなチームのひとつです。

観た試合⑧

BUDDHA vs 百足
 やはり強いBUDDHA。百足のアンティはかなり声を出してプレッシャーをかけるチームなので、音の面からも見応え(聞き応え?)を作り出してくれます。BUDDHAはレイド、アンティともに洗練された無駄のない動きは、さすが前回の全日本大会王者の風格。百足の食らいつくプレーは何度観ても好きです。

観た試合⑨Babylon Breakers vs JimO’b

 東日本大会を制したBabylon BreakersとジモディOBによって構成されたJimO’bの対戦。各選手のJimO’bは経験の長さをうかがわせる、レイダーを巻き込んで捕らえるような守備は迫力がありました。
 そしてBabylon Breakers。東日本大会でも数多くのレイドに出ていた根来選手の攻撃も安定していて、そして同じく東日本大会で印象的だった寺内選手も攻守盤石。タッチ2点+ローナ2点の4得点を獲得した瞬間はとにかく熱かった。
 後半ではJim'Obが追い上げを見せ、最後はローナを取り、4点差まで詰めて試合終了となりました。

 かなりざっと書く感じになってしまいました。どの選手もすごく魅力的で見応えのあるシーンばかりで楽しかったです。

 明日はいよいよ男子、女子ともに決勝。今年の日本一がどのチームになるのか楽しみです。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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