観てないミュージカルの音源だけ感想パート5
こんにちは、雪乃です。観てないミュージカルの音源だけ感想、早くも第5回です。先日Apple Musicに加入したので、観てない作品の音源のみの履修が捗るのなんのって。
わりと通しで聞けていない作品も多いのですが、とりあえず今日は3作品ほどを。前回はこちらです。↓
Andrew Lloyd Webber's ”Cinderella”
アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲版のシンデレラです。かなり新しい作品ですね。YouTubeで存在を知り、今回音源を聞いてみました。
キレがあり、なおかつ楽曲ごとに印象がガラッと変わる印象。ロイドウェバー作品は作品によって音楽の傾向がかなり違いますが、「Cinderella」はひとつの作品の中にあらゆるカラーの曲が収録されていて驚きました。「PVでも使用されている「Bad Cinderella」は、今まで聞いたロイドウェバー楽曲の中でもダントツで一番好きです。「I Know I Have A Heart」はエネルギッシュな「Bad Cinderella」とはまったく違う繊細なナンバーですがこちらも好き。「Cinderella's Soliloquy」は「I Know I Have A Heart」のメロディから「Bad Cinderella」のメロディに転じていく楽曲なのですが、その転換が鮮烈で。まったく違う楽曲が1曲の中に入っているので、ともすれば曲どうしの切れ目が見えてしまいそうになるのですが、そんなことはまったくないのがすごい。日本でも観たい!
La legende du Roi Arthur
宝塚でも上演された「アーサー王伝説」のフランス版。今度ホリプロでも上演しますね。
フレンチミュージカルというだけあって、どの楽曲もすごく現代的でめちゃくちゃオシャレ!フレンチミュージカルらしい現代性の中にケルティックなサウンドがいいアクセントになっていて、聞いていて飽きません。
中でも良かったのが「L’ouverture d’Excalibur」。この楽曲に歌詞はなく、インストゥルメンタルのみのナンバー。オーケストラのサウンドがすごく重厚感があって。オケですがウィーンミュージカルの楽曲ともまた違い、完全にファンタジーの世界が広がります。異世界の風に頬を撫でられたような気分が味わえる曲。日本版もめちゃくちゃ観たい〜。
DRACULA
フランク・ワイルドホーン作曲のミュージカル。結構前ですが日本でもやりましたね。
もともと韓国版の映像をYouTubeで視聴していて、曲が良いなあ〜と思ってましたがやはり超絶良かったです。ワイルドホーンらしい重厚なオケが映えるメロディはそのままに、常にどこか霧がかったようなミステリアスな雰囲気を帯びたような楽曲。日本で再演されないかな……。
好きなナンバーは「Loving You Keeps Me Alive」。心情に寄り添う繊細なメロディに始まり、そこから広がっていく音のエネルギー。これぞワイルドホーン、というパワーを存分に味わうことができます。
おわりに
Apple Music、入ったら入ったでつまみ食いみたいな感じで聞くことが多いので、なかなか1本通しで聞いているミュージカルが少ないことに気がつきました。ロミジュリのドイツ語版やロクモのフランス語版、HamiltonやHadestownも途中までしか聴けてないので、一度最初から聞き直そうと思います。とか書きつつ今DIE PÄPSTIN聞いてます。一体何をいつ聴き終わるんですかね。
Apple Music、今後も使い倒していきたいのでこのシリーズはまた後ほど更新する予定です。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。