キングオージャーショー第3弾・素顔の戦士公演を観ました

 こんにちは、雪乃です。

 キングオージャーショー第3弾、素顔の戦士公演を観てきました!!!!

 本当、本当もうヤバかった……我が生涯に一片の悔いなし……。いやまだジェラミーを拝んでないから悔いある……でも本当にそれくらい良かった……。キングオージャー大好き一生推す……。

 素顔の戦士公演はドンブラザーズでも観てるんですが、やっぱり1年間番組を追いかけていると、キャストが登場しただけで感極まるんですよね。
 1年かけて深められたそれぞれのお役の集大成が見られて、キャラクターが生きているところを見られて、とにかく見たいものを全部見せてもらえる公演です。

 内容は第3弾の通常公演と同じだったので、とりあえず本編終了後のトークパートの個人的ハイライトを覚えている限り書き留めておきます。間違ってるところがあったらごめん!

・ギラくんの挨拶が「はじめまして、邪悪の王です」でした。キョウリュウジャーコラボ回の低姿勢な挨拶がめっちゃ好きだったから生で聞けて嬉しいです。
・「貴様らは歯車だ!」も生で聞けました。歯車の1人として感無量です。
・キャスト本人ではなくキャラクターを演じたままのトークパート。テーマは「ヒメノ様の好きなところ」。
・→このテーマに対するリタ様の回答が「友達思いなところ」。客席大盛り上がり。
・ギラくんのレッサーパンダも生で拝めました。
・トークパート、ヒメノ様がマジで世界の中心でした。ヒメノ様のお姿を生で拝見した結果、「ヒメノ様がご存在あそばされている〜!!!幸せ〜!!!」みたいな日本語しか出てこなくなりました。

 というわけで、キャラ別感想です。

 まずはギラくん!!ギラくんが舞台の0番に立っている姿を見ただけで泣きそうになりました。舞台の中央にいる姿が当たり前というか、そこが定められた居場所であるように見えるのはさすが主人公、さすがレッドです。自然体な立ち姿と「邪悪の王」としての台詞を言う姿が地続きで、まさしく王になったんだな……と感慨深くなりました。
 眩しくて儚くて、何より利他愛の人。ギラくんに私はそういうイメージを抱いていたんですが、実際にギラくんが生きている姿をこの目で見ると、思っていたよりもずっと等身大の人間でした。可愛いかっこいい尊いしんどい、そういうイメージが全部取っ払われた、人間としてのギラくんの姿が見られただけでも劇場に行った甲斐がありました。

 ヤンマ総長。本編でもずっと思ってたんですけど、まずヤンマくんを演じる渡辺碧斗さんがとんでもない芝居巧者で、総長メインの回はめちゃくちゃ良い舞台を観た気分になります。ヒーローショーは他の演劇と比べたら公演時間が短いことに加え、素顔の戦士の出演時間はかなり限られているのですが、その短い時間の中でもしっかりと満足度の高い舞台姿を見せてくれる演技力には、もう信頼しかありません。劇中で総長が客席に向かって呼びかけるシーンがありましたが、もう本当に芝居というか劇場全体が締まるんですよね。芝居の面では間違いなく王様戦隊の屋台骨だなあと実感しました。

 ヒメノ様。ドレスの着こなしが素敵すぎる〜〜〜〜〜!!!美の化身〜〜〜!!!
 トークパートがヒメノ様の話題だったからというのもあるのですが、とにかくヒメノ様の持つ「中心に立つべくして立っている力」が凄かった。観客全員が「ヒメノ様のお気に入り」と化しました。ヒメノ様の持つ、劇場すべてをモノにする「華」を体感できたのがマジで良かったです。等身大で軽やかな気高さと可憐さと芯の強さ、そういったヒメノ様の魅力をぎゅっと凝縮して見ることができて幸せでした。

 リタ様。びっくりするくらい不動。すごい。立っている姿が本当にブレない。あと本編からリタ様の声が大好きだったんですが、生で聞いたら本当に低音ボイスの超良い声……ありがとう……。
 リタ様といえば顔の4分の3が隠れていることでお馴染みの方です。顔がほぼ隠れているキャラクターにも関わらず、わずかな目の動きや声で感情の機微を表現する平川結月さんの演技力から目が離せなくなるドラマ本編。一方舞台だとキャストの表情まではなかなか見えづらいことがあるのですが、そんな中でもリタ様の心の動きが見えてくるのはもはや職人技でした。

 カグラギ殿。説明するまでもない圧倒的存在感。もはや存在そのものが大河ドラマ。民のためなら手を汚し、計略を巡らせる、作中随一の食えない王がカグラギ殿なのですが、生で拝見したら、ちゃんと民に見せる顔だったんですよ……柔らかくて温かい……ちょっと今からトウフの土になってくるね、王殿様に耕されたいから。……すみません、私は何を言っていますか?
 トークパートもファンサも全部解釈が一致してて、「民が望む王」を見せてくれるところも含めての王の王たる所以なのだと思いました。民を裏切ったことはない、という本編の台詞が沁みました。 
 

 以前公式サイトに、こんな記載がありました。

実は「キングオージャー」のような非現実的な世界を現実的に見せるのに一番大切な要素の一つが、俳優たちの芝居だと。

出典:
https://www.toei.co.jp/tv/king-ohger/story/1233411_3346.html

 キングオージャーは合成やLEDウォールを多用している分、より人間の生の芝居が持つ力が輝く作品だと思っています。

 LEDウォールはいわば「究極の書き割り」。書き割りという虚構を前にする芝居だからこそ、生きた人間の持つ、絶えず揺らぎ続ける芝居が生きる。

 そんな芝居の持つ力を信じて作られた作品だからこそ、キングオージャーはこんなにも視聴者の胸を打つのだと思います。

 そして第3弾のあとは、いよいよ最終章となる第4弾のヒーローショーが始まります。第4弾はドンブラザーズのときも号泣したので、キングオージャーも楽しみです。第4弾はジェラミーもいるし絶対行く!!!

 本編も気づけば最終章。最後まで楽しみたいです。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。