観てないミュージカルの音源だけ感想パート7

 こんにちは、雪乃です。本シリーズも気がつけば7回目。今回も音源だけの感想を書いていきます。前回はこちらから。↓

Beetlejuice

 まずは「Beetlejuice」から。ティム・バートンの同名映画を原作とするミュージカルです。YouTubeを巡回していたら偶然動画を見つけました。


 楽曲は、1曲目からとにかく楽しい!そして何より好きな曲が、ヒロイン・リディアの歌う「Dead Mom」。母を亡くしたリディアが心情を歌い上げるナンバーは、まさしく王道の主人公的ナンバー。ブロードウェイ版「Dead Mom」も好きですが、英語版以上に聞いているのが韓国語版。とにかくリディア役のキャストの、等身大ながらもソウルフルな歌声は全人類聞いてほしいです。
 後半で来る「Home」も好きなナンバー。とにかく曲のラストが、本当に聴いていて気持ちいい曲です。早く日本でもやってくれ〜。


Moulin Rouge

 これは来年日本でもやりますね。楽しみ。同名映画の舞台版です。既存曲が使われている作品で、音源を聴いたら「あ〜聞いたことあるな〜」みたいな曲がちらほらと。華やかな1曲目は絶対にダンスナンバーだと思うので、早くこの目で見たいです。華やかで艶やかな曲から繊細な曲まで多彩。早く観たい。あと最後は最初に登場した曲で締めてくれるので、ムーラン・ルージュにまつわる存在しない思い出が蘇ってくるかのようでした。
 あとキャストをよく確認したら、映画版レミゼでアンジョルラスを演じていたAaron Tveitさんが出演されていてびっくり。映画版アンジョ、大好きだから嬉しい。


Elisabeth

 エリザベートのウィーン版です。シシイはおそらくAnnemieke Van Damさんかな。もう声が「主人公」の声なのよ。
 エリザは宙組版をよく聴いているのですが、ウィーン版はまた違うところも多いので、聞き比べも楽しいです。特に「nicht, nicht, gar nicht」は宙組版だとかなり短いナンバーになっているので、フルで聞けるのが嬉しいです。カーテンコールの音楽も収録されているのですが、まるで宝塚のパレードを聴いているかのよう。そして宝塚版ではトートが主役となるのでパレードではトートの曲が最後に来るのですが、ウィーン版ではシシイの曲が最後に演奏されるので、当たり前なはずですが新鮮でした。
 宝塚版で誕生した「愛と死の輪舞」も「Rondo」として登場。ドイツ語で聞くと日本語とはまた違う響きであり、トートの持つ、人間とは明らかに異なるどこか仄暗い色気が際立つナンバー。
 エリザベート、今年こそチケットを取れるように頑張りたいです。


Flash Dance

 日本版、行けばよかったと後悔している作品。やっぱりめちゃくちゃ曲良い〜!「What a feeling」はいつか生で聴きたいです。
 1曲目からエネルギーに満ちたナンバーが続くので、観たことないのに泣きました。力強くエネルギッシュで、そして何より溢れんばかりの夢が、ひとつひとつの音に宿っているようなナンバーの数々。ダンスと合わせて劇場で体感したいので再演してほしいです。

Spring Awaking

 「春のめざめ」です。四季でやってましたね。最近全然やってないですが。私が四季にハマる前にテレビでCMが放送されていたような記憶がうっすらとあります。
 作品そのものは未見なのですが、何年か前のソング&ダンスでナンバーのみ2曲だけ聴きました。
 内容が内容なのでナンバーももっと尖っているのかと思いきや、繊細なナンバーもあり少し驚き。若いエネルギーに満ちた曲もあれば儚げな曲もあり、幅が広いです。また再演してくれないかなあ。

Miss Saigon

 観てないミュージカルではないのですが2014年のロンドン版の感想を書きたいので書きます。ちなみに今年もミス・サイゴンは観にいく予定なので楽しみです。
 ミス・サイゴン。やっぱり曲が良い。そしてこの2014年版、トゥイをやっているのが韓国のミュージカル俳優であるHong Kwang-Hoさん。すっっっごい良い声。トゥイ閣下、一生ついていきます。美声は一才ブレず、キムに拳銃を向けられるシーンで聴ける歌声はとても迫力があり、また痛切な叫びを伴っています。銃声から「This is the hour」とコーラスが続くところは何度聞いても泣く。今年も多分泣くんだろうな、このシーン。

ユタと不思議な仲間たち

 劇団四季のオリジナルミュージカル。実は観てないんですよ。
 「友だちはいいもんだ」は音楽の授業で歌ったことがあります。懐かしさはありつつも、決して色褪せない名曲。「生きているってすばらしい」はソング&ダンスでダンスナンバーとしてアレンジされているバージョンも好きなのですが、改めて原典に立ち返ると力強くて良いですね。
 「おれたちゃペドロ一家」もソング&ダンスで初めて聴いた曲。テンポの良い楽曲ですが、歌詞は深く重く受け止めなければならない言葉が多い曲です。この曲で使われているフレーズがのちのナンバーで繰り返され、そこか切ない響きを帯びるのも印象的。そして何より、歌詞がシンプルで強く美しいです。
 ラストナンバーは切なくも懐かしく好きです。

おわりに

 今回はこのくらいで。とにかく日本版ムーラン・ルージュの開幕が楽しみすぎる。そしてBeetlejuiceも、いつか日本でやってほしいです。

 今はミュージカル「チェス」の音源を聞いているので、またしばらくしたら第8回を書こうと思います。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。