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大人になってからの私
全く子供らしい子供でいれなかった私が大人になってから。
親の顔色を窺って育ってきたので、当然学校生活や社会人生活でも人の顔色を窺ってしまう癖が出てしまう。
だから疲れる。
でもクセが悪いのが、なぜか私は社交的な人と思われたくて、明るく振る舞いかなり人当たりが良い。
そして疲れる。
明るくしてるけど、「あ~あの時あんな事言ったから気悪くしてないかな?」、「もしかして嫌われた?」なんて後から考えたり。
こんな思考だからかなり気張って生きてきた。
そんな冴えない私だったけど、最高の結婚ができた。
神様に感謝してもしきれないくらい。
夫は私とは正反対の家庭で育ったので、とにかくポジティブで自己肯定感が高い。
そんな夫に今までどれだけ助けられたか。
結婚して10年くらいで父が他界した。それまで散々父に虐げられ苦労してきた母はやっと楽になったはずなのに、父の愚痴がなくなると次はしょうもない近所の人の話や、私が会ったこともない知り合いの話から、なんならその孫の話、病気の話などとにかくつまらない話を長電話してきた。
そんな頃からか、私の気持ちに変化があらわれてきた。
可哀想と思ってきた母に妙にイライラし出したのだ。
離れて暮らしているが、年に1回は遊びにくるのだが、4,5日一緒に過ごしているととにかくイライラして疲れる。
母自信のことならまだしも、話はだいたいが母の知り合いや病気の話。
これは疲れる。
この人はどうしてこういう話ばかりするの?本気で嫌気がさしてきた。
母って可哀想な人とずっと思ってきたけど、父が母をバカにしてたのも実は母にも原因があるのでは?と思い始めた。
現状を変えようとする向上心もなければ、自分の意見や考えを話すといったところがない。すぐに人に任せるところもある。
これって父にとってもつまらない相手だったのでは?と。
そのイライラから父はあのような態度になっていたのもあるのかもと。
そんな風に思い始めてから、私は幸せな生活を送っているはずなのに、どこかモヤっとする感覚、生きづらさを感じるようになってきたのだ。
長くなったので続きはまた。