エンジニア(男)子育ての辛さ第一段階乗り越えたってよ
こんにちはYUKIです。
今回は5年間ほど悩み続けた子育てと仕事について悩んだ過程や自分が選択した結果を記事を書いてみようと思います。
我が家の属性
我が家は子供が2人いて、2023年5月時点で、それぞれ5,3歳の女の子軍団です。
共働きでどちらもフルタイムの仕事をしています。
2020年からは、
父親(私)は、エンジニア職でフルリモート(PjMがメインだったが最近はアーキテクト的な役割が多い。)
母親は、事務職でハイブリッドワーク
を続けています。
両名とも35歳です。
独身な気分が抜けない第一子誕生時
ここで、大人パワーという定義をします。
大人には、
プライベート1
仕事1
という最大2のパワーを持っていて、それらの力を適切に分配していきます。
これを超えた場合は、睡眠時間を削ったり食事を抜いたりと将来に悪影響を先送するということになります。
我が家の子供誕生日前のパワー分布は夫婦でそれぞれ
仕事-> 1.5 , 1
プライベート -> 1, 1
です。
仕事を楽しんでましたね〜。理想のエンジニアみたいなの目指して毎日邁進してました。
子供一人目誕生
2017年 まず一人目の長女が生まれたのですが、その時はそこまで大変ではありませんでした。
子供1人に対する必要な大人パワーは、2です。つまり、夫婦のプライベートを削ったり、仕事をスローダウンして2を作る訳です。
そのため、何かをするにも交代で対処すればなんとかなることが多く、親もある程度は時間の融通が聞きました。
融通が効いているといっても、独身や夫婦だけという状況に比べたら圧倒的に時間は減りました。
急な保育園のお迎え、発熱、イヤイヤでなかなか出勤できない、風邪をうつされる、定期検診にいく、などなど。仕事も思うように進められない、仕事や自身の予定より子供に時間を奪われていくそんな感覚でした。
今思えば、「奪われる」など思うあたり、まだ父親としての準備や覚悟が整っていなかったのだと思います。
この時の我が家の場合は
仕事-> 1.25 , 0.8
プライベート -> 0.5, 0.25
長女->0.75, 1.25
となり、思い返してみると奥さんに負担をかけていたことが悔やまれますし、独身気分が抜けてないですね。楽に感じていたのはそれが原因かもしれません。
こんな程度では、名ばかり父親です。
仕事をできないことがストレスになる
仕事自体は好きでした。そのため仕事をができなくなることは大いにストレスでした。
長女ちゃんが生まれて奪われるという感覚だった時はイライラする日がよくありました。
その時はまだ30歳くらいだったので、夜遅くまでお仕事をして奪われた分を取り戻していました。
グループマネージャだったという立場を言い訳にしつつ、2年ほどかかった大きなPJをやり切るまで続きました。
ただやり切ったおかげで、本が出たりするので悪いことばかりではないです。
エンジニア(男)、父親になる
父親の定義って生物学的な話以外で定義するとわからぬが、家庭を中心に考えている父親のことだと思う。
子供2人目誕生で自体は急変する
2019年 コロナウィルスの感染拡大ちょっと前に2歳差で次女ちゃんが生まれました。
前述した通り、子供一人に対して必要な大人パワーは2です。ここで必要な大人パワーが子供の数に対してアンダーパフォームするようになります。
「急な保育園のお迎え、発熱、イヤイヤでなかなか出勤できない、風邪をうつされる、定期検診にいくなどなど」が✖︎2.5倍くらいで襲ってきます※。
※2.5倍なのは、病気や喧嘩など姉妹間でシナジーがおこるから。
そうなると、仕事どころではありません。
さらにはコロナの仕打ち。当時一ヶ月の出勤が半分くらいになってしまっていたこともありました※。
仕事は大人同士の会話ですから、言語も通じますしある程度忖度してくれることもある訳ですが、子供はそうとも行きません。
ブラック企業の上司以上に成果を求めてきます。
流石に無理はできず仕事の仕方や向き合い方を根本から変えていく必要性に気づきました。
※有給以外にもある、コロナ特別休暇的なやつに相当助けられました。
人生の優先度を決めて家族のためにリソースを使い始める
大きなPJが終わり安定稼働中だったこともあり、そこで4チーム分くらいの仕事を持っていたので、まずはそれらを適切なチームに全て分けました。
さらには、グループマネージャーからチームリーダーに役割を変更してもらいました(これはどちらかというと転職する予定だったので)。
都度状況をアップデートした資料を作っていたり、周りの理解もあって引き継ぎもすんなりでした。
仕事が少なくなることは一抹の寂しさを感じたのですが、将来の費用対効果は家族への時間投資の方が大きいと感じる今日この頃(2023年/5月)です。
この時の我が家の場合は
仕事-> 0.3 , 0.3
プライベート -> 0.2, 0.2
長女->1, 1
次女->1, 1
自己評価ですが、負荷レベルは奥さんと並びました。
この頃から、子供ってそういうもんだよなとか時間を分け与えて愛情を注いでいくぜ。と考え方にかわかってきました。
また、プライベートに時間を割いているのは、子供以外の環境についても考慮を入れるためで、後述するマネープランや家計の見直し夫婦の時間の確保といった項目に時間を割いていくためです。
マネープランや人生をを夫婦で話し合い
将来のお金や人生について私が主導して夫婦で相談しました。
話しづらい内容でしたが、奥さんの理解もあってすんなりとさまざま妥結。
子供が小さい頃に準備できれば有利ですから、生まれてすぐにこういった話ができたのは非常に有意義でした。
また、現状の家計の無駄を徹底的に削りました。
今後将来にわたって見直しをしなくて良いように、とにかく徹底的にです。
コンビニ利用の見直しとかもろもろ含めて、気づいたら10万/月くらい無駄を削ってました。
2回目の転職もした
自身のキャリアや働き方を考慮して、2回目の転職です。
転職を考えたポイントは以下です。
今考えてみると相当贅沢な条件だったと思いますが、ご縁があってよかったです。
給与
転職するなら給与はあげたかったです。
働き方(裁量労働&フルリモート)
時間の融通が効かないのはかなりディスアドバンテージ
フレックスでもきつかったので裁量労働
試用期間がなく有給はフルでもらえる(もしくは短い)
2021年と2022年は年間で有給は30日近く使いました。ほとんど子供関連でのお休みです。思い返せば、初年度から有給が30日あって本当によかったです。
より上流の作業メインに
これは個人的な興味から
家族を形成する日々
段々とそしてゆっくりと大きくなっていく子供たち。2年くらいはこのステージでした。
この時の我が家の場合は
仕事-> 0.3 , 0.3
プライベート -> 0.7, 0.7
長女->0.5, 0.5
次女->1, 1
相互理解の深化を感じる日々
子供たち中心なので、いくら遅くなってもイライラしたり「早くして〜
」と言わないように気をつけました※。
とにかく子供の突拍子のない行動を見て楽しむ毎日でした。
これでいいのか?と葛藤する時もありましたが、仕事の代わりはいくらでもいますし、家族中心の生活をすることによってだんだん家族間の連携がスムーズにいくようになってきて、相互理解が深まっていく様を感じていました。
振り返ってみると、この活動は非常によかったです。
夫婦でお互い喜怒哀楽を共有していますし、子供たちも困りどころを察知して手助けをしてくれます。
※最近は分別がつくようになったので時間制限とかをつけて守るように伝えています。
最低限に位置づけたタスクを消化していく
もともと子供が産まれてから、「部屋を綺麗にする」という活動は最低優先度として位置付けていました。
親子共々生き残ることが最優先で、生きることに直結しないタスクは自然とやらなくなっていきます。
プライベートに少し余白を持っていたことで、そこにメスを入れることにしました。
食洗機を2サイズくらい大きなものにしたり、時間がなくて捨てられなかったアイテムを断捨離しまくります。
我が家では3人目は予定していないので、小さい頃に利用していたアイテムをメルカリで出したりして断捨離をしました。
すぐに捨てたり、使い回すことでものが増えない仕組みを構築しつつあります。
2023年時点でも部屋は汚いですが、、相当きれいになったと思います。
結果として、生活自体がミニマル化されました。ものを探す時間も減りましたし、家電によって楽できる部分が増えたのでQoLの増加が観測できました。
急に楽になる子育て
我が家は5.5歳,3.5歳くらいから急激に子育てが楽になりました。
この時の我が家の場合は
仕事-> 0.8 , 0.8
プライベート -> 0.4, 0.4
長女->0.3, 0.3
次女->0.5, 0.5
です。
体が強くなってきて、簡単に風邪にならなくなったり、日本語が通じるようになるからです。外出も楽になってきました。お尻拭きがいらなくなりました。自分で歩くようになりました。やってはいけないことがわかるようになりました。3時間くらいぶっとおしで歩けるようになりました。
と急激に成長を感じるのです。
一方で弱る親
一方で、多大なる時間を子供に注いできた親は運動もせず弱り切っていましたw
子育てで憔悴し切った親に、ランニングしろとかジムに行けというのは無理でした。
たった5年半くらいで、体重も10kg近く増えてしまい腰が痛くなる日も増えてきてしまったのです。
しかし、この頃には子供も少し手を離れてきたことからジムに通えるようになりました。
仕事も力を入れていきつつ、資本となる体のために今は頑張って健康を取り戻しています。
人生のポートフォリオ
こらからの人生、仕事が1になるのは4年くらい先だと思います※これから小1の壁とかがある。
なんか1未満だと仕事していなそうですが、そんなことはないです。確かに他の人を機にする余裕がないので自分の成果で精一杯ではあります。
私が考える小学中学年以降の理想のパワー配分は以下のような感じかなと。
仕事-> 1 , 1
プライベート -> 0.6, 0.6
長女->0.2, 0.2
次女->0.2, 0.2
子供が大きくなっても別の悩みが出てくるでしょうし、ちょっと手を貸すぐらいであとは自分で考えて好きにしてもらおうかなと。
のべ3年間くらい仕事を思いっきりできないというジレンマ
これってどう思うでしょうか。私自身はこの体験をしました。
今でこそ時間に余裕ができて仕事に集中できるようになりましたが。
多くの多子子育てerは苦しむところでしょう。
ここまで読んできてくれた人はわかるかもしれないですが、子供を複数人育てるということは多大なる時間を分け与えるということになります(名ばかり父親を除く)。
多くの人は「仕事、置いていかれてしまうかも」などと不安に感じることがあると思います。
すこし、多子世帯の働いている人向けに私が行っていた対策を共有してみたいと思います。
いづれも、熱量とパワーがいるものですが考えてみると良いかもしれません。
その1. 知識整理の時間に当てる
知識整理の良いところは、細ぎれの時間でもできることですね。
私は副業としてですが、3年間のうち2年くらいはのんびりと知識整理に充てていました。
調べ物をするときにもAはBに似ていて、といったように頭を使っていきます。そういったアナロジーを効かせることで物事を学ぶ量を減らしていきます。
あとは本やUdemyを執筆/作成していたので、それ自体も良い頭の整理になったと思います。
その2. 代わりはいくらでもいる
残念ながら、あなたの代わりはいくらでもいます。
ChatGptで代替されない仕事を見ている暇があったら、代替されない父親に邁進したほうがいいです。
その3. 家庭環境の整理を行う
人生の大半を共に過ごす家や家族ですから、その環境を改善して維持していくことは理にかなっています。
夫婦間で約束事をきめたり、楽できるように家電を導入したり、おしゃべする時間を作ったり、旅行の計画をねったり。
時間を投下するほど相互理解が深まって良い結果をもたらしてくれるはずです。
その4. パッシブに情報をもらう
他の人がまとめてくれた情報のみを摂取します。
といっても、本当に忙しい時はそれすらもできないのですが。。
私はいくつかメルマガに登録してそこに来る情報だけを確認していました。
それらの情報を、今までの経験で補完すると良いでしょう。
まとめ
子供が生まれてから5年くらいは、目の回る忙しさです。
ただそこを過ぎるとそこからは、退屈しない日々が待っています。
乗り越え方は人さまざまですが、できる限り家族で負荷分散して優先順をつけることで辛い期間を短くすることができるはずです。