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先祖が生きた地.岡山県津山市(歴史編 江戸時代最終回! 津山の百姓一揆-)41 #090
みなさん、こんにちは。
少し前から、レモンピールの美味しさを知ってしまって…
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市内に1件しかないファミリーマートのレモンピールを買い占めているのは、私です。
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大容量が欲しくて楽天で購入。
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1袋め(150g)→2袋め(200g)
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レモンピールはたくさん食べるものではないのかもしれませんが、止まりません。
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さて、本題です。
今回は、江戸時代の最終回です。
江戸幕府の力が弱まり、世の中が不安になると、全国各地で多くの一揆が起きました。その中のひとつ、津山で起きた百姓一揆について調べました。
1.津山で起きた百姓一揆(真福寺から)
明治が始まる2年前、1866(慶応2)年。
この年は津山でも、大雨と冷害、台風などのため大凶作。さらに、幕府命令による第二次長州征伐の命令が下され、芸州(広島)までの出兵をよぎなくされました。
その費用は、3度に渡り百姓や町人たちに徴収されました。彼らの生活は立ち行かなくなり、農民の不満が高まっていました。
同年、11月24日の夜、行重村(旧加茂町、現在の津山市)の真福寺の鐘を合図に、美作中に広がる一揆が起こりました。
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初めは、行重村(津山市加茂町行重)の直吉たち、10人ほどの農民が起こしたものでした。
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夜7時頃、たいまつを数本ずつ持って火をつけて回り、多数の者が強訴に押し出して来たように見せかけました。
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それが、藩の政治に不満を持ち世直しを求めていた民衆の間に広がり、次の日には数千人の大一揆となり、米屋や商人の家を襲いました。
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【一揆の嘆願書】(直吉らの11箇条抜粋)
・年貢米は今後1俵3斗5升きっかりとして余分なコメを取り上げぬこと。
・年貢米を検査する時、立ち会い役人が私腹を肥やしているのでやめさせ、百姓に任せること。
・長州(山口県)への出兵に人夫をかり出さないようにして欲しい。
など…
各地に広がった一揆に対して、藩は鉄砲を打ち、農民数名を殺傷しましたが、刀ではどうにも鎮められず、いくつかの要求を認めた上、3万3千俵の救済米を出して、やっと一揆をおさめることができました。
↓資料に書かれていた“一揆の広がり”ですが、赤線に限らず、一揆は広がったそうです。
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直吉らは捕えられましたが、幕末の混乱で藩は処罰することができず、明治になると全員が釈放されました。
2.全国で起きた一揆について
幕末における、全国の百姓一揆は、1853年〜1867年(明治の前年)までに396件を数えることができ、特に1866(慶応2)年に多発しています。
原因は、貢物価高騰によるものが最多で、貢租負担の軽減、救米を要求しています。
一揆の形態は、不穏、打ち壊し、強訴です。
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1866(慶応2)年は、凶作や米価高騰の年に加えて、長州征伐に失敗し幕府の力がさらけ出された年でもありました。
そして…、
『津山市史第五巻』には次のように書かれていました。
「次の第二次長州征伐に出陣するのをためらう藩の多かったことは、幕府の方針に反対するという政治的見解によるものだけでなく、民衆の動向に不安を感じていたことによるのは否定できない。藩としては、一揆を武力で弾圧することは極力避けなければならず、結果的に津山藩の支配力に動揺を与えたことは事実だった」。
このような状況の中、江戸時代から明治時代になるのです。
3.真福寺おまけの写真集
今回の津山の一揆のはじまり、真福寺はとても山奥にあるお寺で、なかなか辿り着けず迷いながら行きました。
行った日は雨でした。
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義民顕彰碑の下にはたくさんの鯉がいました。
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↓顔出しパネルがあると、いつも写真撮りたくなります。
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津山市加茂町は、あまり来たことがなかったので機会があって良かったです。
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加茂川の上流です。
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4.クラフト津山城(明治になっても制作継続します)
今日はここまで。
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30回に渡って江戸時代の津山を調べてきました。お付き合い頂きありがとうございました。
今回で江戸時代を終え、明治時代に入ろうと思います。
5.次回から明治時代!
次回から明治時代。津山の主な出来事年表と、政治に対する人々の不満(大暴動へ)について調べていこうと思います。
明治時代と言えば、明治維新という輝かしい雰囲気を感じていましたが、「御布告日々御達し数知れず」といったありさまで、混乱が続いたようです。
そして、明治時代は、私が書いて来たnoteのメインステージです。よろしくお願いします。
【参考文献】
『津山市史 第四巻 近世Ⅱ 松平藩時代』 平成7年3月 津山市
『津山市史 第五巻 近世Ⅲ 幕末維新』昭和49年3月
『わたしたちの津山の歴史』平成10年1月 津山市教育委員会
『郷土 津山』津山市教育委員会 平成25年3月
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