閉校して7年経った小学校のピアノは今…。 コラム&写真館 #070
みなさん、ご無沙汰しています。
お元気でお過ごしですか?
私は、色々な事に衝突しながら(マイカーも家の壁にぶつけて)メソメソしたり、秋の味覚のお菓子を見つけて楽しくなったりしながら生きています。
ちなみに、車のキズはこちら。7年半乗って初めて大きなのキズ。トホホ…
↓隣町のケーキ屋さん。無花果のケーキ🍰
話をタイトルの方へ戻しますね。
私が6年間勤務していた小学校が、2016(平成28)年3月に閉校しました。
そのことを綴った記事です。↓
141年の歴史に幕を閉じた小学校①
梶並小学校が閉校して7年が経ちますが、私はずっと気になっていることがありました。
それは、音楽室と体育館にある2台のピアノ。私は音楽専科もしていたので、学校のピアノは大切な存在でした。特に入学式、卒業式の時は毎回、「間違えませんように!」とピアノに手を合わせてお願いしていたほど。
その2台のピアノなのですが、残念なことに、校内に置いたまま、学校を閉めたのです。
他のあらゆる「物」は市内の小学校に分けて、校内はほとんど何も残っていません。しかし、ピアノはどこの学校もあるし、搬送にお金がかかるので、貰い手がありませんでした。
もちろん、学校のものを個人に譲ることもできず。
私は、残してきた小学校のピアノを思い出すと本当に心が痛んでいました。
しかし、先日、嬉しい展開が!
今年12月、市内に新しい公民館ができるのですが、その担当の方が、「新しい公民館にピアノが欲しいんじゃけど、誰か譲ってくれんじゃろうか。市の広報誌で呼びかけることも考えとるんじゃが」と、私に連絡をくれたのです。
私は「梶並小のピアノがあります!たぶん!」と即答。そのヒラメキ!自分を誉めました。
「もし見に行かれるなら、私も連れて行ってください」とお願いし、先日、7年ぶりに梶並小の校内へ入りました。その時の様子です。
※閉校した学校は、地元の方に使われることが多いのですが、梶並小学校は誰も使用していません。
↓児童玄関です。左のシャッターは給食センターの車が着くところ。
↓2階の音楽室に上がってきました。
この時、「せめて、ピアノを部屋の内側に寄せておけばよかった…」と後悔。カーテンも取っていたので、陽が当たり過ぎていますよね。
↓7年前の音楽室。地元の楽団の方をお迎えして音楽の授業をしました。
↓梶並小学校は3階に体育館があります。
こんなに汚れた体育館の床、見たことないですよね。
舞台の袖にしまってある体育館のピアノ。
「ゆきこさん的にはどっちのピアノがおすすめ?」と訊かれたのですが…。んーー、迷います。
ピアノの様子をまとめてみると、
・2階と3階にあるので、比較的、湿気は免れている。
・屋根を開けてみると、中の状態は良く、音も良い。
・音楽室のピアノは、古い(昭和59年3月、東谷小学校閉校後に譲渡されたもの)。しかし、調律師の方が、“すごく良い音のピアノだ”と毎年、誉めてくださっていた。7年間、陽に当たり続けていて心配。
・体育館のピアノは、新しく綺麗な状態だけど、使用時、子どもたちと体育館へ引っぱり移動し、少し荒い扱いをしている。(ボールはぶつけていません)
・搬送(クレーンで降ろしトラックで運ぶ)のことを考えると、2階の音楽室の方がやり易く、経費も抑えられる。
みなさんはどちらのピアノが良いと思いますか?
私は、最終的に気持ちが優先してしまい、「音楽室のピアノは子どもたちと楽しく弾いていたから愛着あるし、体育館のピアノは儀式の時に私のお願い聞いてくれたし…」とかごちゃごちゃ言って、全く建設的な意見にはならず…。
YAMAHAの方に実際、見てもらい、良い方を公民館に運ぶそうです。それが良いですね!
どちらになるかはまだ未定です。
6年間共に過ごし、願掛けまでしていたピアノ。そのまま置いて出てしまったモヤモヤが、半分晴れました。(あと1台が気がかり)
搬送する時、立ち会いたいけど…、平日の昼間は、無理かな?どうかな?と、1人でドキドキしています。
読んでくださりありがとうございます。気付けば秋…季節は巡りますね。身体と心を大切に。今日も一日♬
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