推しへの愛を叫ぶ編
最後はやはり、これでしょう。
みしろさんへの愛を叫ぶ歌の数々。その多さと愛の強さに、こうして和歌集をまとめていた私も圧倒されるばかりでした。
皆さんを代表して、お願いします。
どうか、皆さんからの愛を受け取ってあげてください。
シンプルで ありふれている 言葉でも
込めた気持ちは 溢れんばかり
詠み人 おともなし様
「大好きです」「これからも応援しています」きっと、ありふれた言葉。けれど、その言葉一つ一つに込めた思いは、人それぞれ違っていて、溢れんばかりの想いが詰まっているのでしょう。この短歌も、シンプルでありながら、そこに込められているのは溢れんばかりの想いです。
どこまでも 溢れ続ける この想い
愛を伝える 幾久しくと
詠み人 恭介様
愛は惜しみなく与う。という言葉があります。ロシアの小説家トルストイが残した言葉です。末永く、心のうちに秘めた思いをすべて、愛として惜しみなく与え続けます。そんな詠み人の想いがひしひしと伝わる歌です。
真っ先に 心想うは 君のこと
いつ何時も 愛を貴女へ
詠み人 恭介様
心配と、愛の深さを感じる歌です。少し話が逸れますが。日常の小さな幸せやラッキーに出会った時、真っ先にそれを伝えてあげたい相手は誰?という素敵な漫画のセリフがあります。(調べたら出てくると思います)もしかすると、詠み人にとってはそうした相手がみしろさんなのかもしれませんね。
かの声を 聴きし時には 胸躍る
たどたどしくも 愛を伝へむ
詠み人 RAIDEN様
「胸躍る」この言葉だけで、どれほど待ちわびていたのか、心配していたのか、そして、再び出会えた喜びが伝わってきます。私が言うべき立場ではないのは承知の上で言わせてください。あなたの言葉はきっと伝わっていると思います。
貴女との 出会い全てが 愛おしく
毎日続く この日常が
詠み人 とんもりん様
この短歌、素晴らしいのはもちろんなのですが、どうしても気になるところがあるんです。それは、最後の7文字「この日常が」のあとに続くであろうはずの言葉。前の「愛おしい」を入れても成り立つのですが、他の言葉も入りそうで、そうなるとどんな言葉が入るのか……答えは、詠み人だけが知っているのでしょう。
画面越し 貴女と会える この日々が
変わらぬ日々で ありますように
詠み人 タムー様
私もそうであって欲しいと願うばかりですが……出会いがあれば、別れもある。何度も耳にしたと思いますが、どんな形であるかは分かりませんが別れる日はきっと来ます。我々にできるのは、その日まで全力で推しを応援することです。きっとその決意も込めた歌なのだと思います。
最後だけ 真面目に言うよ 大好きだ
貴女と出会った キセキに感謝
詠み人 さやか様
三句目の「大好きだ」。ここに詠み人の想いがすべてこもっています。キセキがカタカナなのはきっと、いろんな意味があるから。「奇跡」に感謝。「軌跡」に感謝。これ以上は野暮な気がするので、やめておきましょう。推しへの愛をこれほどかと込めた、素敵な和歌です。
しらゆきの あねごおおおお だいすきで
すわあああああ 何かすみません
詠み人 とんもりん様
ここまで威勢のいい、愛の叫びを歌に込めた短歌があっただろうか、いやない(反語) しっかり57577で書いてある以上、これは何と言おうと、短歌です。最後の謝罪もきれいに7文字(何は詰める)というのが、逆にセンスを感じます。
しっかり一文字一文字発音するのが、リズムよく読むためのコツ。
ものおもふ あなたと過ごす この時間
夢想のときに 想いを馳せる
詠み人 タムー様
夢想には夢の中で思うこと、夢のように当てもないことを思うこと、そういった意味があります。この歌は、詠み人がみしろさんと過ごす時間を夢見るほどに考えてしまう。そのように解釈することもできますが、みしろさんの立場で考えると? 理想の幼馴染、カップリングに思いを馳せるみしろさんの歌とも読み取れます。解釈は人それぞれ、ですね。
あの日見た 雪の白さより 純粋な
貴女の心が 何より美しい
詠み人 とんもりん様
思い出は美化されやすいものです。きっと、詠み人の見た雪の白さは、心が揺さぶられるほど思い出に残る白さだったことでしょう。けれど、それ以上に。みしろさんの心のほうが美しいとそう歌っています。字余りの最後の9文字から、強烈な訴えを感じる歌です。
届かない 恋でも僕は この想い
大切にしたい 心のアルバム
詠み人 とんもりん様
「心のアルバム」という体言止めによって、余韻を感じる歌です。例え叶わない恋だとしても、そのつど感じたものを、大切にしまっておきたい。そのアルバムには、いったいどのような写真がしまわれているのでしょう。誰にも覗かれることのない、詠み人だけの、大切なアルバムです。
満たされる 愛と幸せ 溢れ出す
届けと綴る 想いと感謝
詠み人 タムー様
私は、物書きを趣味にしており、文字による想いと感謝の伝わりにくさというのを、常々感じています。文字だけでは、何とも言えますから。それでも、何としても伝えたいものがある。そう思って私も、そしてこの詠み人も、言葉を紡いでいるのでしょう。私も、その一役を担えていたらよいのですが。