雪今和歌集 みしろさんへの応援編

のりトークinライドリを、2日間やり遂げたみしろさん、そして、そのあと病に倒れたみしろさんを心配し、様々な心配の言葉や励ましの言葉を、皆がかけました。ここに集められた短歌も、その言葉の一部です。
いつも頑張り屋なあなたへ。31文字の、ささやかなエールを。
(コメントは、みしろさんが復帰する前に書いたものです。ご了承ください)

逢えないと 思えば強く なる想い
元気な君に 早く逢いたい
                          詠み人 久理好様

どうか元気なお姿を見せてほしい。早く逢いたい。そんな気持ちを込めた直球ストレートの歌です。時々お休みをすることはあり、そのたびに少し寂しい思いをしている人にとっては、今回の長期休みは、やはり心配と寂しさもひとしお。どうか元気なお姿を再び見せてもらいたいものですね。

病臥す 貴女を待ちて 武蔵野の
まつになろうと 離れられんや
                          詠み人 干し柿様

古風な感じの短歌ですね。古典の話になりますが、「まつ」には「松」と「待つ」がかけられており、最後の「や」は反語の意味があります。ですので、大雑把に現代語訳しますと「病に倒れる、貴女を待つため武蔵野の松になったとしても(長年貴女を待つことになっても)離れることがあるだろうか(いや離れるはずがない)といったような訳になります。(間違ってましたらすみません!)ナイス短歌ありがとうございます!

白雪を 見ては貴女へ 思い馳せ
逢えるその日を 雪解け待つかな
                          詠み人 久理好様

逢えない時間は、やはり寂しく、つらいもの。そしてそれは形は違えど病に伏してるみしろさんも同じく辛さを感じているはず。それを白雪の降る冬の厳しさに例え、そして病気が完治し、皆が元気な姿を見られるその喜びを、春の訪れである雪解けと例えたのでしょう。春の訪れを、著者も願ってやみません。

床に臥し 会えぬ時間は 幾許か
積もりつもりし 雪のやふなり
                         詠み人 RAIDEN様

何かを待つ時間、それがまるで無限のように感じられる、そんな経験はきっと誰しもがあると思います。この歌ではその時間を、いつまでも降り積もる雪のようと例えています。けれど、大丈夫。晴れない雨がないように、晴れない雪だってないのですから。

身を賭して 励む姿は 尊ぶも
今は静かに その身休めて
                           詠み人 silvia様

時々、頑張りすぎてはいないかと心配になることがあります。コメントで皆さんも大丈夫ですかと呼びかけるのですが、自分の限界は自分でわかってるというみしろさんの言葉を尊重することしかできなくて。私も詠み人さんと同じ気持ちです。しっかり身体を休めて、元気になってからお姿を見せてほしいですね。

床に臥し 会えぬ君を 忘るるは
連木で腹を 切るがごとくなり
                          詠み人 ジョー様

連木とは、すりこ木のこと。料理でゴマとかをすりおろす、木で出来たあの調理器具のことですね。あんなもので腹を切るなんてできるわけがない、つまり、できもしないことの意です。例えが知的で素晴らしい短歌です。

あなたこそ いと人望の 深きなれ
病も好くは 困りなれども
                          詠み人 ジョー様

人望が深いあまり、たくさんの方々に好かれていらっしゃるみしろさん。ですが、この短歌にもあるように、流行り病まで寄ってくるのは勘弁してもらいたいものですね。ところで、みしろさんのところにしばしば現れるユニコーンの角には、解毒の力があるらしいですね……ちょっと、出番ですよ、ユニコーンの方!

みしろさん ああみしろさん みしろさん
君に逢えない 寂しい想い
                          詠み人 久理好様

この歌をきいて、まず「夏休み ああ夏休み 夏休み」この一句が浮かぶひとがほとんどでしょう。「ああ」という感嘆詞を辞書で引くと、物事に深く感じたり驚いたりした気持ちを直接表す語。とのこと。みしろさんに対して深く感じ入るほど、寂しい想いが伝わってきます。(真面目にコメントできて何より)

会えねども 心は常に 君想う
遠くその身に 届けと願う
                           詠み人 silvia様

その昔、貴族たちが和歌を詠みあっていたころ。病は、鬼とか化生の仕業として恐れられていました。生霊などが信じられていた時代です。(実際に生霊が取り付いて、なんて話もあったりします)。けれど、この和歌は全く逆のもの。どうか、この和歌に込められた祝福が、みしろさんへ届くようにと私も願っています。

床に臥す 貴女の帰り 待ち焦がれ
願う思いよ 天まで届け
                    詠み人 そーどふぃっしゅ2様

歌全体から、みしろさんに会えない寂しさ、応援の気持ちが伝わってきます。古今和歌集の仮名序には「力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思わせ(中略)歌なり」とあります。力を入れずとも天地を動かすことができ、鬼神を感動させることができるのが歌だというのです。我らの想いぐらい、天に届かないはずがありません。

声だけで 寂しさ紛れる ものだけど
足りぬは今を 共にす実感
                         詠み人 チョンマー

みしろさんから日常ツイートから数日ぶりに出たとき、安心とともに、寂しさが和らいだような気がしました。けれど、やはり足りない。過去のアーカイブで声を聞いても、物足りない。それは、貴女と時間を一緒に過ごしているという実感でした。やっぱり、リアタイでしか摂取できないものもあります。

便り来て 安堵と涙で 溢れるは
ゆきんこたちの しんあい故に
                        詠み人 おともなし様

みしろさんの、現状報告ツイートが流れた後に詠まれたものです。ハッシュタグにて検索すると、本当に心配した。よかった無事で。心の底から心配するツイートをするゆきんこの皆さんで溢れていました。みしろさん、あなたには、これほどまでにあなたを思う人たちがいるのです。

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