銀魂2 掟は破るためにこそある 地上波初放送
ありがとうございます。
まずこれに尽きます。
ずっと見たかったんです!
Amazonプライムでは有料コンテンツで、数百円なのでケチらずレンタルすればって感じなんですが、そのうち無料になるかもと思うと待ってしまうという人間の悲しい性です。
同じ理由でアイネクライネも待ってます。
出来れば地上波で待ってます。
で、なぜ銀魂を見たかったのか。
もちろん春馬くん作品を見たいというのは大前提ですが、見れる限りのプロモーション映像を見ていて、この春馬くんは絶対格好いいと思ってました。
格好いいというのはビジュアルだけの話ではなく、この伊東鴨太郎というキャラ、そして一緒のシーンが多かった柳楽くんとの実際の関係性と作品中での関係性、事前に分かっていた2人のシーンとセリフ。
銀魂という人気マンガがあるのは知っていました。
でも読んだこともないし、もちろん内容も知りません。でもきっと、私が小中学生だったら読んでただろうなと思います。
実は福田雄一ワールドは好みでは無いんです。
先月「新解釈三國志」を観てきたんですが、ここで簡単に感想を言うと…ふざける為だけに作った映画と言う感じで(笑)、内容的には何も受け取れるものが無かったというか…まぁ、こんなご時世なのでとにかく笑いたくて観に行ったのでいいのです。
でも、銀魂はちゃんとした原作もあり、鴨太郎は一切ふざけていないと知っていたので、期待していました。
結果、期待通りでした。
まず、鴨太郎の登場シーン。格好良すぎる。
見慣れた制服
見慣れた太刀筋
そして後ろ姿でスカーフを脱ぎとり刀を拭く。
全編通してそうなんですが、セリフを言いながらの一つ一つの動き、一挙手一投足が計算しつくされた、つまり春馬くんの努力が垣間見える。
そして土方と廊下ですれ違い交わす会話。
ある意味メチャクチャ気が合う二人(笑)
万事屋パートと真選組パートはもう別の映画かというくらいテイストが違う。
万事屋パートも確かに面白くて笑っちゃいました。
三國志の場合は(←まだ言う)ムロツヨシさんや佐藤二朗さんのおふざけシーンがしつこい(笑)
お二人とも好きなんですけど、さすがにしつこいのは飽きてきちゃいます。
というか全編ふざけてるから余計に飽きてしまう。
だから今作くらいの出番だと素直に笑えます。
でもやっぱり見応えがあったのはラストの鴨太郎と真選組のシーンですね。
鴨太郎の幼少期のエピソード。
私、ああいう過去や心に闇を抱えてる登場人物に惹かれるんですよね。だからそういうテイストのドラマや映画が好きなんです。
才能があっても、どんなに努力しても理解されない。見合うだけの評価をされない。自分の周りには誰もいなかった。
だからとにかく実権を握りたかった。
でも、本当に自分が求めていたものは違ったことに最後に気づく。
ただ誰かにそばにいてほしかったんだ。
そして、鴨太郎の最期。
やっと見つけた仲間達に見守られ、温かい絆を感じながら…
どうしたって春馬くんと重ねてしまいますよね。
子役の頃から周りよりずば抜けていて、若くして主役級俳優となって、一歳先輩で同じ高校だった柳楽くんは当時尖っていて、柳楽くん本人も春馬くんにライバル心のようなものがあったと言っていましたね。
きっと、色々と辛い思い、寂しい思い、苦しい思いもしてきたと思います。
でも、いつも気にかけてくれる大好きな先輩の旬くんの主演映画で、子役の頃からの付き合いの柳楽くんとのライバルという関係性での役どころ。
最期のセリフ…
ジーンと来ました。
なんなんでしょう。
コンフィデンスマン同様、こういう主演ではない、でもキーマンとなる役どころが春馬くんに似合い過ぎる。
そしてきっと私は、コンフィデンスマンも銀魂も、もし公開当時に観ていたとしても、あれが春馬くんだということを忘れていただろうな。
つまり作品の中の彼はいつも三浦春馬では無かったから。